春の訪れを告げる「海明け」
とともに
息を呑む
絶景に出会う知床へ
「海明け(うみあけ)」とは、オホーツク海を覆う流氷が岸から離れ、船が行き来できるようになる日のこと。
長く厳しい冬を過ごす北の大地では、待ち焦がれてきた春の到来を意味します。
手つかずの自然が残り地球の神秘を感じずにはいられない場所で、躍動感あふれる春の喜びを感じてみませんか。
日本最後の秘境・知床で、
圧倒されるほどの自然を堪能
- 北海道の東端に位置する知床半島には、雄大な自然が広がっています。あたりには、徒歩ではたどり着けないほどの断崖絶壁や羅臼岳をはじめとした知床連山の山々が。そしてヒグマやシマフクロウなどの野生動物や多種多様な昆虫など、多くの生命が息づいています。そんな知床ならではの大自然に触れる、特別な休日を過ごしてみませんか。
ウトロ温泉で弱アルカリ性の
美肌の湯を満喫
- 知床半島のオホーツク海に面したウトロ温泉は、昭和40年代から続く歴史ある温泉。毎分約1100Lが湧出する豊かな湯量を誇り、お湯は塩味を含むやや茶褐色をしています。泉質は炭酸水素塩泉や塩化物泉で、弱アルカリ性の「美肌の湯」。少しぬめりのある肌触りや、身体の芯からあたたまる、優しいお湯をお楽しみいただけます。
北海道の中でも
有数の水産基地がある知床
知床にあるウトロ漁港は、北海道有数の水産基地として有名です。特に盛んなのがサケ・マス漁で、鮮度抜群の魚介類を、宿や街中でたっぷりとご堪能いただけます。さらに、手間をおしまず作られた海産加工品にも注目を。オホーツクサーモン花笠漬や幻の知床もずくなど、知床でしか買えないお土産を探すのも楽しみです。
世界自然遺産の魅力を
詰め込んだ「知床八景」
知床への旅でぜひ訪れてほしいのが「知床八景」です。
ひと目見て思わず言葉を失ってしまうほど迫りくる、壮大な景色が見られます。
今までも、これからも、そしてほかのどこでも見られない、知床ならではの絶景をお楽しみください。
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知床五湖
- 知床連山の麓に点在する5つの湖「知床五湖」。無料で気軽に散策できる遊歩道「高架木道」と、有料ですが野生の息吹を感じながら原生林の中を散策できる「地上遊歩道」がお選びいただけます。「地上遊歩道」は、5/10~7/31のヒグマ活動期には専任のガイドさんと一緒でなければ歩くことができないなど、季節に応じた制限があるのでご確認ください。
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カムイワッカ湯の滝
- 湧き出す温泉が川の流れに混ざり合う「カムイワッカ湯の滝」。上流の滝つぼでは、温泉につかることも可能です。ただそこにたどり着くには、バシャバシャと川の流れに逆らって上っていかなくてはなりません。川の中は滑りやすいので、靴や持ち物等の準備も必要。とてもワイルドな滝ですが、ここでしか味わえない貴重な体験ができると人気です。
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フレペの滝
- 「フレペの滝」は川がつながっていない珍しい滝です。これは大地に染み込んだ雪や雨が断崖から湧き出し、垂直に切り立った崖からこぼれ落ちているもの。水量が少なく、別名「乙女の涙」とも呼ばれています。険しい岩壁にはカモメやウミウの姿が見え、遊歩道横の草原にはエゾシカがいることも。多くの野生動物を身近に感じられるのも魅力です。
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プユニ岬
- ウトロから知床自然センターへ向かう途中の上り坂にある「プユニ岬」。見晴橋からのぞむ景色はオホーツク海からウトロの街並み、阿寒国立公園の山々まで壮大なスケールです。特に海の美しさは格別で、透明度が高く水の中の岩礁までが見えるほど。また水平線に沈む美しい夕陽や、流氷が一番に流れ着く場所としても有名です。
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オシンコシンの滝
- アイヌ語で“エゾマツが群生するところ”という意味を持つ「オシンコシンの滝」。日本の滝100選にも選ばれているこの滝は、幅約30m、落差約80mという大迫力で訪れる人を魅了します。滝の流れが途中で二手に分かれていることから「双美の滝」ともいわれています。駐車場から5分ほど歩くだけで迫力ある滝に出会える手軽さも魅力です。
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夕陽台
- 夕暮れが近くなったら、散歩がてら「夕陽台」を訪れてみては。真っ赤な太陽がオホーツク海へと沈む、美しい光景が見られます。太陽はあたり一面をオレンジ色に染めながら、海に1本の光の道を描きます。その光景はとてもロマンチックで、デートスポットとしても人気です。冬には流氷で覆われた海面が黄金色に染まる、幻想的な景色も見られます。
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オロンコ岩
- ウトロ港の近くには、高さ約60mもの巨岩があります。170段もある急な階段をのぼると頂上は平らになっていて、そこには360度の大パノラマが広がっています。急な階段をのぼっていくのは少々大変ですが、のぼりきった後の絶景と達成感は格別。ウトロの町はもちろんオホーツク海、知床連山などの光景を思う存分楽しめるのが魅力です。
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知床峠
- 西をオホーツク海、東を太平洋に囲まれ、中央には標高1661mの羅臼岳がそびえる知床半島。オホーツク海側にあるウトロと太平洋側にある羅臼町を結ぶ知床横断道路の頂上には、標高738mの「知床峠」があります。駐車場と展望台が完備され、羅臼岳はもちろん天気が良ければ遠く北方領土の国後島までを一望する絶景スポットです。
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観光船やツアーなども活用を
知床半島は長さ約70km、幅約25kmの広大なエリア。大自然を満喫できるスポットが多数そろいますが、その1つ1つはかなりスケールが大きく、車や徒歩だけではその魅力を堪能しきれません。そこでおすすめなのが、遊覧船の活用です。道路がなく立ち入ることができない断崖絶壁や、海に注ぐ滝を見にいくコースなど、さまざまなタイプの観光船が運行されています。シャチやイルカ、マッコウクジラなどを探すホエールウォッチングも人気です。
一方、最近では体験型ツアーの人気も高まっています。知床は、数多くの動食物が息づく地上の楽園。ネイチャーガイドさんと一緒に、エゾシカやシマフクロウ、珍しい高山植物を探すのもおすすめです。中にはナイトツアーのような冒険心たっぷりのプログラムも用意されています。さらにシーカヤックやダイビング、サイクリングなどのスポーツアクティビティも豊富にラインナップ。ぜひゆっくり日程を確保して、たっぷりと知床をお楽しみください。
“地の果て”を意味する温泉で、心身を癒す美肌の湯を堪能
アイヌ語で“シリエトク(地の果て)”を語源とする知床では、豊富な湯量を誇る2つの温泉地があります。
今回は知床観光の拠点としても人気の、ウトロ温泉をご紹介します。
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良質な温泉が豊富に湧き出す
「ウトロ温泉」 - ロシアのカムチャッカ半島から千島列島、そして知床半島にいたる地域には千島火山帯が走っています。そのため知床は、北のはずれにありながら良質な温泉が多く湧き出る地となっています。中でも知床観光の中心地域となるウトロには、大規模ホテルから小規模旅館まで、多くの宿が勢ぞろい。豊かな大自然とともに、豊かな温泉も満喫できるのが魅力です。
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良質な温泉が豊富に湧き出す
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- 泉質紹介
- 昭和40年代に源泉開発され46年に開湯した「ウトロ温泉」。毎分約1100Lが湧出する、豊富な湯量が自慢です。弱アルカリ性の「美肌の湯」なので皮膚の角質を取り除き、ツルツル・スベスベの素肌になれると人気です。また湯冷めもしにくい泉質のため、体の中からあたたまります。北の大地が育んだ上質なお湯を、心ゆくまでご堪能ください。
- 知床の大自然と共存し、
世界遺産を遊び尽くすホテル -
全181室の大規模ホテルは、
ウトロ港からすぐの好立地
知床八景やクルーズなど、
アクティブな旅の拠点にぴったり
- コンセプトは
「自由に。気ままに。」
たっぷり自然を堪能するなら連泊がおすすめ - 息を呑む大自然、燃える夕陽、大地に生きる野生動物…世界遺産・知床の魅力を味わうには、1日では到底足りません。できればゆったりと日程をとって、さまざまなアクティビティを楽しみたいもの。同ホテルでは、オホーツク海をのぞむ足湯「流氷テラス」や図書ライブラリーも備えた「オホーツクラウンジ」など、洗練されたインテリアがそろうくつろぎスペースが満載。旅の疲れを癒し、明日への元気をチャージできると人気です。
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- ライブキッチンで
繰り広げられる
食の饗宴に舌鼓 - オホーツク海を一望するテラスダイニング波音(HAON)では約60品のブッフェを堪能。シェフが目の前で調理を行うライブキッチンスタイルなので、できたての美食を味わえます。また朝食の品数も豊富で、ウトロ温泉の新名物『知床あっぺメシ』は大好評。知床特産の鮭を炊き込みご飯、お刺身、ダシ茶漬けとたっぷりご堪能いただけます。
- ライブキッチンで
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- 海と空に浮かぶ
ような大浴場で
贅沢な湯あみを - 大浴場も海に面しているので、開放感たっぷり。どこまでも続く海には船が行き交い、冬には水平線まで広がる流氷も見られます。温泉は中性の塩化物泉なので、刺激が少なく肌に優しいのが特徴。絶景を眺めつつ手足をのばせば、心も身体もリラックスできそうです。時とともに移りゆく海や空の色も、忘れられないワンシーンに。
- 海と空に浮かぶ
- ありのままの自然に触れ、
五感で心地よさを感じるホテル -
和洋室・和室ツインなどさまざまな
客室が選べるリゾートホテルは
くつろぎも遊びも、
とことん堪能したい人にぴったり
- 充実した施設とサービスが
そろうから、
思いのままの滞在が実現 - 通常の和室だけでなく和洋室、和室ツインなど、さまざまな部屋タイプが選べる「知床第一ホテル」。全天候型の子ども用プール「アクアランド ソンテ」をはじめカラオケや家族風呂、エステルームなどの充実施設とサービスが整っています。また館内にはラーメン店などもあるので、夜中、小腹がすいてしまっても安心。全ては「訪れる人全てが、心から楽しめるように」そんなホテルのおもてなしの心をカタチにしたものです。
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- 巨大レストラン
「マルスコイ」で
多彩なメニューを堪能 - 約80種類のメニューと400席の座席がそろう巨大レストラン「マルスコイ」。ロシア語で“海”を意味する名前の通り、会場には知床自慢の海の幸が並びます。中でもサーモンや帆立、カレイ、エンガワ、甘海老など、知床ならではの新鮮なネタがそろう「寿司コーナー」は大人気。お好きなものをお好きなだけご堪能ください。
- 巨大レストラン
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- 天然石「翡翠」を使った
大浴場には
多彩な湯殿が勢ぞろい - エメラルドグリーンに輝く翡翠は、リラクゼーション効果が高く“心の開放”をもたらすといわれている天然石。そんな翡翠を床や壁に用いた大浴場では、開放感あふれる湯あみがかないます。館内には展望風呂のほかに露天風呂や寝湯、うたせ湯などさまざまな湯殿が勢ぞろい。「美人の湯」をたっぷりお楽しみいただけます。
- 天然石「翡翠」を使った
- 温泉通や湯治客も足繁く通う、
泉質自慢の山あいの宿 -
ふと目に入る動物の姿や、夜に聞こえてくるシマフクロウの鳴き声に感動
生き物の気配や手つかずの自然を肌で感じたい人にぴったり
- 地元でも評判の温泉と、
あたたかなおもてなしに
癒されるひととき - 街中から少し離れた場所にある「しれとこ村」は、自然とともに佇む宿。あたりには緑の木々が生い茂り、部屋の外にはエゾシカやキタキツネが通りかかることもあります。シンプルでありながら北の大地そのものを味わうような、料理のおいしさにも定評が。また地元育ちのスタッフが、おすすめのツアー紹介もしてくれるので、お気軽にご相談ください。気取らずゆったり、知床の自然と生きるような、あたたかな時間が過ごせます。
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- 四季折々の旨味がつまった
魚介類をたっぷりと - 同館でいただけるのは水揚げされたばかりのオホーツクの海の幸。季節により毛ガニやトキシラズ、自家製のイクラ、知床沖でとれた蛸の鍋、羅臼産のスケソウダラなど、素材の味を活かしたボリューム満点の料理が味わえます。また鉄板焼きで味わう鹿肉などのジビエも大人気。おいしいものを気取らずに、お腹いっぱいお召し上がりください。
- 四季折々の旨味がつまった
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- 源泉そのものの
成分豊富なお湯を
かけ流しで - 源泉から湧き出る温泉を常にフレッシュな状態でお楽しみいただくために、浴槽をちょうど良い大きさに設計。天然温泉を100%かけ流しにしているため、温泉成分をダイレクトに堪能できます。季節によりお湯の色が変化するこの温泉は、湯治に訪れる人も多数。また他の宿の温泉担当者が足繁く通うなど、愛好家にも親しまれています。
- 源泉そのものの