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日本には、日本特有の美しい四季があり、四季折々の旬の食材があります。では、秋にはどんな食材を思い浮かべますか?秋刀魚、鮭、栗、キノコ類、いも、銀杏、なす…。どれも秋に旨みが凝縮された、ぜひ味わいたい食材ですよね。
そんな旬の和食をいただくとき、引き立て役として大切なのは、やはり日本酒です。実は、日本酒にも四季があることご存じですか?秋にいただく食事と相性バッチリの秋限定の日本酒に「ひやおろし」と呼ばれるものがあります。
ということで今回は、長崎県の佐世保市で唯一の日本酒専門店「Time」の店主が厳選する、肥前の秋限定「ひやおろし」を3つご紹介します。
秋限定の日本酒「ひやおろし」、その定義と特徴は?
日本酒は通常、冬の寒い時期に醸造されます。その搾りたてを卸したものを「生酒」と呼ぶのに対し、搾りたてに一度火入れを行ってから貯蔵し、夏の間熟成させ、秋口になって「冷や」のまま「卸す」酒を「ひやおろし」と呼びます。
「ひやおろし」は、春先に出てきた若々しいフレッシュな「生酒」とは全く別の味わいを見せ、熟成させたことによる旨みが乗っかり、まろやかさと深みが特徴的です。
【1】季節限定酒「秋ひらん(ひやおろし)」(長崎県平戸市)


テイスティングした感想としては、今回おすすめする3つの中でもっとも最初のまったり感が強く、後味の変化の振れ幅も大きかったのが「秋ひらん」です。スパイシー感が全面的に強調されており、最初に広がる旨みと相反するキレ。そのバランスが非常に面白いです。
種類 | 純米酒 |
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
容量 | 720ml |
アルコール | 16度 |
URL | 「森酒造場」 |
【2】「福田 純米山田錦 辛口」(長崎県平戸市)


全体的に酒質は綺麗さと上品さを感じさせる味わいです。長崎の日本酒は基本的に仕込み水の特性上、甘口タイプに仕上がることが多いのですが、なんと今回のひやおろしは辛口タイプ。香りからも秋らしい熟成感を感じるが、口に含むと一瞬だけ九州らしい芳醇さを感じ、その後辛味と苦味を二段階に分けて感じることができ、この深みは秋のひやおろしならでは!
種類 | 純米酒 |
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
容量 | 720ml |
アルコール | 15度 |
URL | 「福田酒造」 |
【3】「純米吟醸ひやおろし 光武」(佐賀県鹿島市)


「純米吟醸ひやおろし 光武」は、香りからふくよかな旨みを感じることができます。クリーミーな旨みとサワークリームのような爽やかさがあり、飲んだあとの余韻が深い…。3つの中では、一番洋食にも合わせやすい一本です。
ちなみに、こちらの「光武酒造場」さんですが、近年はIWC、クラマスターなど、国際的な品評会で数々の受賞を飾り、海外からの人気も着実に上がっています。 また、地域への貢献が表彰されるなど、地元の方にも愛されるというのがうかがえる蔵元です。
種類 | 純米吟醸酒 |
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
容量 | 720ml |
アルコール | 15度 |
URL | 「光武酒造場」 |
いかがだったでしょうか?今回は日本酒専門店「Time」のマスターが厳選した佐賀・長崎の秋限定「ひやおろし」を3つご紹介いたしました。
美味しい食事には美味しい日本酒が欠かせませんよね。 佐賀・長崎に旅行でお越しの際は、ぜひ秋の味覚と秋の日本酒をお召し上がりくださいね。最後に、日本酒の魅力をたっぷりと教えてくれた日本酒専門店「Time」をご紹介します。
日本酒専門店「Time」

マスター田中さん
「日本人の心である日本酒の魅力をもっと多くの方に伝えたい、日本酒が飲めない方を日本好きにしたいという思いでやっている、自称〝日本酒の伝道師″です。おかげさまで「日本酒が好きになりました」と、最近多くの声をいただいており、嬉しい限りでございます。ぜひ佐世保にお越しの際は、日本酒だけでなく、観光情報などもご案内させていただきます。美味しいお酒とつまみで素敵な『Time』になること間違いなしです」

住所 | 長崎県佐世保市三浦町2-1 アルファビル220 |
電話番号 | 090-1926-9554 |
営業時間 | 18:00~1:00 |
定休日 | 不定休 |
URL | 「Time」 |
※取材協力、日本酒提供:「醸造屋 池野酒店