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佐渡の新観光名所 長谷寺「ウサギ観音」を参拝

佐渡の新観光名所 長谷寺「ウサギ観音」を参拝

新潟県の佐渡島にネットニュースやテレビで話題の新観光名所があると聞いて、海を越えてやってきました。

佐渡へのアクセスは、JR上越新幹線で新潟駅に向かい、万代口からタクシーまたはバスにて佐渡汽船新潟港へ行きます。新潟港からは約65分のジェットフォイルまたは約2時間30分のカーフェリーで船旅。佐渡ではレンタカーの利用が便利です。

5月にはボタンが咲き誇りボタン寺とも称される、佐渡屈指の名刹「真言宗 豊山派 長谷寺(ちょうこくじ)」。

大同2年(807)に弘法大師開基と伝わる真言宗の古刹で、国や県、市の文化財等多くの指定があり、写経体験や座禅体験、棺桶に入って人生を考える暗闇体験など多くの体験ができるスポットとして訪れる人も増えています。

歴史上の人物にも関わりのある人は多くは、能の大家として知られる観世元清(世阿弥)、NHK大河ドラマ「天地人」で一躍有名になった越後の武将・直江兼続、歴代の佐渡奉行、小倉大納言実起などがあげられます。

人間的な魅力あふれる富田ご住職をはじめ、副住職は犬、広い敷地内の草刈りは放し飼いにされたうさぎたちという個性的なお寺です。

庭に咲き誇るボタンは1200年前に弘法大師が中国から持ち帰ったとされ、もともと漢方として活用されていたもので、この花弁を利用して佐渡の酒蔵『北雪酒造』では透明な朱色が美しいぼたん酒を造っています。食用になるわけですから、除草剤などは使用しません。100羽以上のうさぎたちが、日々草刈りを担当して広い敷地内をキレイにしていくのです。

魅力的なお寺に、11月に誕生した、うわさの場所、ウサギ観音です。

大型バスも入れる大きな駐車場の中にあります。

富田ご住職とウサギ観音。

高さ6mの御影石に刻まれたうさぎ、そして胸部からはなぜか観音様がひょっこり顔を出しています。

最初はこの斬新なデザインに度肝を抜かれたわけですが、ご住職によると「寺の宝である「十一面観音」が日ごろ草取りを手伝ってくれるうさぎたちをお守りする」という意味が込められているのだそうです。

SNSやテレビ、ネットニュースで話題だったので、行ってみたわけですが近くで拝見すると観音様の高貴で穏やかなお顔立ちに気持ちがすっとしました。

【長谷寺で体験できるメニュー】

■写経

■座禅

■法話

■ミニ巡礼

■暗闇体験(ご住職の法話のあと、棺桶に入ります。夫婦や親子で入れる2人用の棺桶も)

■暗闇法話(ローソクの灯りの中で法話)

■手作り体験(腕輪念珠づくり・手作りローソク・万華鏡・切り絵などなど)

個別のお悩み相談などもあります。時間や料金は、HPをご確認ください。

 

さて、せっかくですので夜にも訪れることにしました。

その日は、晴れたり小雨がぱらついたりと空模様の変わる一日でしたが、長谷寺に向かう頃には月の中にはっきりとウサギが見えました。

そして、月のまばゆさに負けないように妖しく光る二つの赤い光。

駐車場内に設置された夜のうさぎ観音は独特のオーラをまとって闇を照らしていました。LEDのライトが夜になると点灯するのだそうです。

夜行性のうさぎが駐車場内を飛び回っていますので、注意しながら車を停めてください。

観音様がより立体的に浮かび上がってきます。

ウサギ観音の下にはお賽銭箱がありますので、参拝の際にはご協力をお願いします。

真言宗 豊山派 北豊山 長谷寺(ちょうこくじ)

所在地:新潟県佐渡市長谷13

問い合わせ:0259-66-2052

http://sado-choukokuji.jp/