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たんちょう釧路空港から車で約60分。女満別空港から車で約75分。北海道・道東エリアを代表する観光地「阿寒湖」は阿寒摩周国立公園の中にあります。阿寒湖といえばマリモ、温泉、アイヌ、雄大な景色…観光スポットが多数点在します。今回は、冬の阿寒湖の風物詩となっているイベントをはじめ、冬のアクティビティや温泉まで、阿寒湖の魅力をぎゅっと凝縮してお届けします!
世界でも希少!?球状のマリモが生息する「阿寒湖」

阿寒湖全景
北海道で5番目に大きな湖「阿寒湖」は、約15万年前の噴火によって誕生したカルデラ湖。周囲約30km、海抜420m。
阿寒湖といえば、「マリモ」や「アイヌ」を連想する人が少なくないでしょう。
マリモが生育する湖は数あれど、球状のマリモが生育・群生するのは阿寒湖を含めて世界で2カ所だけなんだそう。それは、阿寒湖周辺がどれだけ自然豊かかということを示しているともいえます。
そして、阿寒湖周辺の一角には、先住民アイヌの集落「アイヌコタン」があり、民芸品店や飲食店も並び、観光スポットにもなっています。
阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美」

日本においても希少な存在である阿寒湖の冬は、マイナス20℃の氷点下。阿寒湖では、そんな真冬の夜でも楽しめるイベントがあるんです!
真冬だからこそ体感できる迫力満点のイベント、阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美(ふゆはなび)」が開催されます。
このイベントのポイントは、なんといっても期間中(約1カ月半)毎日花火が打ち上げられるところです。寒さで凍った湖面、冬の澄み切った空には満天の星…そしてそこに、打ち上がる大輪の花火。
冬の阿寒湖は寒いだけじゃなく、アクティビティやイベントが満載!ぜび、阿寒湖で冬の北海道を満喫してくださいね。
「冬華美」イベントスケジュール
19:30~ 開場

会場内には、甘酒・ホットミルクなどの温かい飲み物や、揚げたてのワカサギ天ぷらなどが食べられる飲食コーナーがあります。氷上ミニゲームコーナーなどもあるので、早めに着いても花火鑑賞まで楽しめますね。
19:50~ ミニセレモニー

雪でつくられたメインステージでは、アイヌの男性による「火の儀式」が行われます。厳かな伝統儀式を間近で見ることができ、阿寒湖の歴史も感じられます。
20:10~ 冬華美(打ち上げ花火)

約300発の大輪の花火が、氷点下の夜空を彩ります。
20:30終了
【阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美」】
●開催期間:2019年2月1日(金)~3月3日(日)※3月4日(月)~17日(日)は花火のみ
●開催時間:19:30~20:30
●会場:阿寒湖氷上特設会場(北海道釧路市阿寒湖温泉)
●お問合せ:0154-67-3200(NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構)/0154-67-4400(阿寒湖まりむ館観光インフォメーションセンター)
●URL:http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/1855/
冬の阿寒湖は日中のアクティビティも盛りだくさん!
冬になり湖全体が凍った阿寒湖の氷上では、様々なアクティビティが楽しめます!
氷結した阿寒湖の上ならではの遊びを提供してくれる「あいすランド阿寒」では、バナナボートやワカサギ釣りなど、冬のレジャーが盛りだくさんです。
【天然わかさぎ釣り】

氷結した湖に穴を開け、釣り糸を垂らして楽しむ「天然わかさぎ釣り」。釣れたての新鮮なわかさぎを天ぷらにして食べられるサービス付き。冬のワカサギは苦みがないので美味しくいただけますよ。
釣り道具は一式レンタルできるので、防寒だけして手ぶらでOK!
レンタル料 | 釣り具一式1500円(遊漁料込み・天ぶら付き) |
営業時間 | 8:00~日没 |
【バナナボート】

小さなお子さんも一緒に、最大8名まで一緒に楽しめる「氷上バナナボート」。コーナーで左右に振られ、かなり刺激的なアトラクション。
ちょっとスリリングな「エキサイティングコース」、ゆったりと壮大な景色を眺めなられる「ロングコース」、阿寒湖の夜景を楽しめる「ナイトライダー」の3コースから選べます。
料金 | 【エキサイティングコース】大人500円、子供300円 【ロングコース】(2月上旬~3月上旬)大人1000円、子供500円 【ナイトライダー】(「冬華美」期間中の19:30~21:00)大人500円、子供300円 |
【四輪バギー】

小学生以上なら誰でも簡単に乗れる「四輪バギー」。スノーモービルとは違った、四輪タイヤの振動や迫力を体感できますよ。
小学生以下のお子さんも大人と一緒であれば乗ることができます。
その他、開放感たっぷりのスケートリンクで滑る「アイススケート」、雄大な景色を眺めながらのスキーツーリング「歩くスキー」など、小さなお子さんんからおじいちゃんやおばあちゃんまで、家族みんなでワイワイ楽しめること間違いなしです。
料金 | 大人300円、小学生200円(コース1周/300m) |
【あいすランド阿寒】
住所 | 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2丁目 |
電話番号 | 0154-67-2057(1~3月) |
営業期間 | 1~3月 |
営業時間 | 8:00~17:30 |
アクセス | JR「釧路駅」より車で約2時間/「たんちょう釧路空港」より車で約1時間30分 |
URL | http://www.koudai-akan.net/iceland.html |
極上のパウダースノーを楽しめる「国設 阿寒湖畔スキー場」

北海道・道東エリアは、北海道でも有数の寒冷地。阿寒湖からほど近い「国設 阿寒湖畔スキー場」では、極上のパウダースノーが楽しめます。ぜひ、上質な雪をご自身で体感してみてください。
ゲレンデは、初・中級者コースの「レフトウィング」と、上級者コースの「ライトウィング」に分かれているので、初心者も安心です。
ほかにも、スノーボーダー専用の「ボードパーク」や、子どもたちがソリで遊べる「キッズパーク」などもあります。
【国設 阿寒湖畔スキー場】
住所 | 北海道釧路市阿寒町シュリコマベツ4-4 |
電話番号 | 0154-67-2881 |
営業期間 | 2018年12月29日~2019年3月31日予定 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 4月中旬~12月上旬 |
リフト料金 | 【大人(高校生以上)】1回券210円、4時間券2050円、1日券2600円 【子供(中学生以下)】1回券100円、4時間券1000円、1日券1200円 【シルバー(60歳以上)】1回券170円、1日券1100円(平日)、2100円(土日祝) |
駐車場 | 300台(無料) |
URL | akan-ski.com/content/index.html |
温泉も充実!独特な雰囲気の温泉街も人気の「阿寒湖温泉」

阿寒湖の南岸に位置する「阿寒湖温泉」の歴史は古く、1800年代にすでに先住民であるアイヌの人々が利用していたといわれています。
ホテル・旅館をはじめ、多くの土産物屋や飲食店などが立ち並ぶ道東随一の温泉街で、道内最大級の「アイヌコタン」(アイヌの集落)もあり、アイヌの伝統芸能も実際に見ることができます。
温泉の泉質は、単純泉、硫黄化水素泉。温泉、露天風呂、手湯、足湯などバラエティーに豊かな温泉を各所で楽しむことができます。
近くには「雄阿寒温泉」もあり、町のいたるところに手湯や足湯があるので、冷え切った手足をすぐに温められますよ。
無料巡回バスもあり!寒い冬の移動はバスがおすすめ
「北海道の冬は車の運転が不安…」という方もいらっしゃいますよね?無理もないです。地元人でも慎重になる冬の運転、観光客の方にとってはリスクが高いです。
そんな方には、バス移動がおすすめです。空港から阿寒湖まではもちろん、阿寒湖温泉内の移動の際に利用できる巡回バスもあります。
【たんちょう釧路空港~阿寒湖】
「阿寒エアポートライナー」

航空ダイアに合わせて、空港と阿寒湖を1日5往復しています。しかも、料金据え置きで途中下車も可能なので、途中下車して観光もできちゃいます。
料金 | 大人2150円、子供1080円 |
電話番号 | 0154-37-8651(阿寒バス/9:00~17:00) |
URL | http://ja.kushiro-lakeakan.com/airportliner/ |
【阿寒湖温泉内の無料巡回バス】
「まりも家族バス(まりむ号)」

せっかくの旅行でも、真冬の北海道ともなると「寒いし雪の街歩きは不安だなぁ~」っていうことになりがちですよね。
そんなときでも、阿寒湖温泉では無料巡回バス「まりむ号」が走っているので、冬でも楽しくまちブラできますよ。マリモのラッピングが目印です。
URL | http://ja.kushiro-lakeakan.com/news/11589/ |
各宿泊施設でも専用のバス(女満別空港~宿の直行便など)を用意しているところも多いので、ぜひご宿泊の宿に事前に問い合せてみてくださいね。
北海道は春夏秋冬さまざまな楽しみがありますが、せっかくなら冬!!今年の冬は道東の人気観光地・阿寒湖で、より北海道らしい雄大な景色とアクティビティを体感できる「阿寒湖☆冬満喫タビ」をしてみてはいかがでしょうか?