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もぎたての新鮮なさくらんぼを、制限時間内にいくらでも食べられるさくらんぼ狩り。一般的な旬の時期は5月下旬から7月上旬といわれています。さくらんぼ狩りの魅力と、かわいくておいしいさくらんぼをお腹いっぱい食べた後に訪れたい温泉も一緒にご紹介します。
高級なさくらんぼを、お腹いっぱい食べられる
果物の中では旬が短く、とても人気があるさくらんぼ。小粒で食べやすく、気づいたらあっという間に1パック食べてしまった!ということも。さくらんぼ狩りができる農園のなかには、高級品種の食べ放題や持ち帰りができる場所もあり、さくらんぼ好きにはたまりません。「ふだんは高価でなかなか手が出せないさくらんぼを、お腹いっぱい食べてみたい!」という方こそ、さくらんぼ狩りはおすすめです。
気候を気にせず、曇りや雨天でも楽しめる
さくらんぼはとてもデリケートな果物。食べごろを迎えると、雨に濡れただけで実が割れてしまいます。そのためビニールハウスや屋根を設けている農家がほとんど。つまり雨でも濡れることなく、さくらんぼ狩りを楽しめるのです。当日の天候を気にすることなく旅行の計画を立てられるところも、さくらんぼ狩りが人気の理由。
さくらんぼ狩りが楽しめる温泉はどこ?
1.全国生産量のおよそ7割を占める、山形県
山形県のさくらんぼといえば、最高クラスの佐藤錦!大粒で甘く、見た目もルビーのように美しく人気がある品種です。佐藤錦以外にもさまざまな種類のさくらんぼを味わえる山形県でのさくらんぼ狩りは、6月中旬~7月中旬が最盛期を迎えます。
かみのやま温泉(上山市)

寒暖の差が大きい土地で栽培されたさくらんぼは、上山の初夏を象徴する果物といわれています。かみのやま温泉は「奥羽三楽郷」と称えられる温泉地。街のあちこちに足湯が設けられ、「80円温泉」と呼ばれる名物の銭湯が点在しています。
蔵王温泉(山形市)

蔵王温泉は標高900m台の場所にあり、夏は山形市街地より約10度も涼しいため、初夏のお出かけにぴったり。強い酸性の硫黄泉は、皮膚に効き、肌を白く滑らかにするため「姫の湯」「美人づくりの湯」ともいわれています。
天童温泉(天童市)

将棋の駒の生産地としてもしられる天童市の天童温泉。山形県のほぼ中央に位置する立地から、周辺の観光拠点として発展してきました。街なかには飲泉所もあり、宿に泊まらなくても源泉を飲むことができます。
2.ぶどうだけじゃない果物王国、山梨県
桃やぶどうの生産量が日本一を誇る山梨県。柿や梅、梨なども栽培されていることから「果物の王国」といわれています。さくらんぼ栽培も盛んに行われており、6月の山梨観光といえばさくらんぼ狩りがおすすめです。
石和温泉(笛吹市)

甲府盆地の中央に位置する石和温泉は、豊富な湯量で知られ山梨の温泉のなかでも最大規模。旬の果物とワインを楽しめる宿が多数そろった、関東近郊では屈指の温泉郷です。
湯村温泉(甲府市)

湯村温泉は、県内の約70%のさくらんぼ生産量を誇る南アルプス市そばに位置します。数多くの文豪たちが逗留した古くより人びとに親しまれてきた温泉で、渓谷美で知られる昇仙峡へのアクセスも便利です。
甲府温泉(甲府市)

官公庁街に温泉が湧いている、全国でも珍しい甲府温泉。甲府駅から徒歩15分圏内に温泉宿が点在しており、アクセスの良さが魅力です。ここを拠点に、自然豊かな山梨の渓谷探訪やグルメスポット巡りなどの観光も楽しめます。
おいしいだけでなく、ミネラルやビタミンも豊富なさくらんぼ。日頃のお疲れがたまっている方は、さくらんぼをいっぱい食べて元気を補充し、その後温泉でのんびりとくつろぐプランはいかがでしょうか?