蒸し暑い夏でも、低地とはうって変わって爽やかな山や高原。特に水しぶきが吹き上がる滝は夏のおすすめスポットです。豊かな緑と清流に包まれ、マイナスイオンもたっぷり。
訪れるだけでスッキリと癒される、全国の涼しい滝スポットを探してみました!
銚子大滝(青森県)

銚子大滝は、十和田湖から流れ出る奥入瀬の本流にある唯一の滝。高さ7メートル、幅20メートルの堂々とした姿は、渓流を訪れる人びとを魅了してきました。滝までは駐車場から歩いて5分程度。銚子大滝は水量が多く、遊歩道までしぶきがかかるほどです。夏は特に奥入瀬の緑が美しくなる季節として知られ、滝の前で深呼吸したくなります。
所在地 青森県十和田市大字奥瀬交通アクセス
(1) JR八戸駅からバスで約120分
(2) 下田百石ICより車で約90分
濃溝の滝(千葉県)

人工的に掘り出した洞窟を流れる濃溝の滝は、洞窟内に差し込む光が神秘的な雰囲気を醸し出し、近年人気のスポット。光が水面に反射することで、季節や時間に合わせてさまざまな表情を見せてくれます。風景の撮影には、水量の少ない晴れた午前中がおすすめ。都心から1時間足らずで訪れられる癒やしスポットです。
所在地 千葉県君津市笹1954-17交通アクセス
(1) JR上総亀山駅から車・タクシーで約15分
(2) 君津ICより車で約30分
称名滝(富山県)

称名滝は、落差日本一の大規模な滝。その高さ、なんと350メートル! 国の天然記念物でもあり、日本の滝百選にも選定されています。遊歩道からは滝の目の前まで近づくことができ、まるで空の上から水が落ちて来るような景色は圧巻。滝の周りは夏でもヒンヤリと涼しく、タイミングが合えば水しぶきのなかに虹が見えるかもしれません。
所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂外11国有林交通アクセス
(1) 富山地方鉄道立山駅からバスで約20分
(2) 北陸道 立山ICから車で約60分
金引の滝(京都府)

幅約20メートルの岩肌を、数本に分かれて流れる清流が美しい金引の滝。滝つぼが無いため、濡れても良い服装であれば滝の根元まで行って滝に触れることができる珍しいスポットです。夏には滝のそばで水遊びをする子どもたちも。豊富な水と澄んだ空気に包まれ、暑い日でもゆったり涼める滝として評判です。
所在地 京都府宮津市字滝馬交通アクセス
(1) 京都丹後鉄道宮津駅からバスで約11分
(2) 宮津天橋立ICから車で約5分
鍋ヶ滝(熊本県)

鍋ヶ滝は滝の裏に入ることができる、「裏見の滝」として知られています。滝の高さは無いものの幅が広く、その姿はまるで水のカーテンのよう。緑が濃くなった夏は特に美しいといわれています。滝の裏に回ると、より間近に水しぶきや滝の音を感じられ迫力満点。滝の周囲は自然公園となっており、入場料は大人200円/小人100円。入園時間は午前9時〜午後5時まで(最終入園は午後4時30分)となります。
所在地 熊本県阿蘇郡小国町黒渕下滴水交通アクセス
(1) JR阿蘇駅からバスで「道の駅 小国 ゆうステーション」下車のち、タクシーで約15分
(2) 大分自動車道九重ICより車で約45分
涼やかに流れ落ちる滝の姿を眺めたり、水音に耳を傾けて涼を感じる時間も夏ならではの風物詩。自然が作り出した雄大な姿に、うだるような暑さも忘れてしまいそうです。