勉学の秋、日本の歴史を目や肌で感じる旅に出かけてみてはいかがでしょうか?今回は武家や大名が所有した邸宅である「武家屋敷」とその見どころをご紹介します。 歴史の面影が色濃く残る武家屋敷の中を散策すれば、まるで武士の時代にタイムスリップしたような気持ちが味わえますよ。
角館武家屋敷通り(秋田県)

「角館武家屋敷通り」は、江戸時代末期頃の武家屋敷が並ぶ大通りです。黒板塀や茅葺き屋根が現存し、当時の武士たちの暮らしが肌から伝わってきそうな空気が残ります。通りの延長は720mにも及び、旧石黒家や旧青柳家では代々伝えられた武具や美術品などを観賞できます。 桜の名所百選に選ばれている角館武家屋敷通りですが、紅葉も見事です。美しい秋色の景色を眺めながら、江戸風情ある街並みを散策できますよ。
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所在地 秋田県仙北市角館町営業時間/料金 ・石黒家 9:00~17:00(相談により延長可能)
年中無休 入館料400円 ・青柳家
4月1日~11月30日まで 9:00~17:00
12月1日~3月31日まで 9:00~16:00
年中無休 入館料500円
交通アクセス (1)協和ICから車で約35分 (2)JR角館駅から徒歩で約20分
旧佐倉藩武家屋敷群(千葉県)

関東地方では最多の残存数を誇る武家屋敷群が「旧佐倉藩武家屋敷群」佐倉藩士の生活が展示された旧河原家住宅、庭園などに武家屋敷の特徴が色濃く残る旧但馬家住宅、佐倉藩士に関するミニ博物館がある旧武居家住宅などの屋敷見学などができるので、佐倉の歴史を深く知ることができます。 近くには、かつて侍が佐倉城に上がるために通った竹林「ひよどり坂」が江戸時代から変わらない姿で残ります。この坂を辿れば、当時のお侍さん気分に浸れそうですね。
[旧佐倉藩武家屋敷群]に近い宿を見る *佐倉に近い千葉・市原エリアの宿を掲載しています
所在地 千葉県佐倉市宮小路57,60,61番地営業時間/料金 9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日 月曜日(月曜祝日の場合翌日)、
12月28日〜1月4日、その他臨時休館日あり
武家屋敷のみ210円、三館共通入館券540円
交通アクセス (1) JR佐倉駅より徒歩で約10分 (2)東関東道 四街道ICより車で約15分
松代武家屋敷(長野県)

かの戦国武将、真田幸村ゆかりの地である松代。江戸時代には真田家が藩主として治めた松代城が栄えました。その城下町であった現在の松代町には数多くの武家屋敷が今も残り、多くの歴史好きさんから人気の武家屋敷スポットです。中でも白井家では湯茶や手づくりの漬物などを頂くことができ、また前島家ではガイドを聞きながら屋敷の中を見学できたりと、一層深く松代の歴史に触れることができおすすめです。
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所在地 長野県長野市松代町営業時間/料金 ・旧白井家表門 9:00~17:00(湯茶の接待は15:00頃まで)年中無休 入館無料 ・旧前島家住宅 9:00~17:00(入館16:30まで)年中無休 入館無料
交通アクセス
(1) JR長野駅よりバスで約30分(「松代駅」下車すぐ)
(2)上信越道 長野ICから車で約5分
長町武家屋敷跡(石川県)

延長335mほどの「長町武家屋敷跡」は、加賀藩の中級武士が多く住んでいたところで土塀や長屋門は昔の姿をとどめています。実はそれぞれの屋敷は現在も住居として使われていますが、「武家屋敷跡野村家」は公開されており、見事な庭園を眺めながら書院でお抹茶を頂けます。 こちらの近くに21世紀美術館や兼六園など、金沢を代表する観光スポットが多くあるのも観光の嬉しいポイントです。
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所在地 石川県金沢市長町営業時間/料金 ・野村家 8:30~16:30
休業日なし 入館料550円 呈茶(抹茶・干菓子)300円
交通アクセス
(1) JR金沢駅よりバスで約10分
(2)北陸道 金沢西ICより車で約30分
知覧武家屋敷庭(鹿児島県)

「知覧武家屋敷庭」は約700メートルにも及ぶ武家屋敷通り。静かな箱庭のような趣から「薩摩の小京都」呼ばれているそうです。 約260年前の知覧領主・島津久峰時代の名残りで、武家屋敷通りと屋敷庭園が見事に保存されています。特に庭園は史跡名勝天然記念物されているものも多く、枯山水式の美しい様々な景色を堪能できます。また石垣に囲まれた大通りは薩摩の武家屋敷ならではの風景です。
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所在地 鹿児島県南九州市知覧町郡6198番地営業時間/料金 9:00~17:00
休業日なし 入園料500円で公開施設の全てを見学可能
交通アクセス
(1) 山形屋バスセンター「鹿児島市」よりバスで約1時間15分(「武家屋敷入口前」下車すぐ)
(2) 指宿スカイライン知覧ICより車で約15分
その土地が舞台になっている歴史小説をガイドブックの代わりにして武家屋敷を尋ねるのもきっと楽しいはず。ぜひ、現代に残る歴史の面影を感じてみてくださいね。