目次
ゆこゆこ読者に人気の温泉地をランキング形式でご紹介!
関西には日本三古泉のひとつである「有馬温泉」や「南紀白浜温泉」。フォトジェニックな街並みが広がる城崎温泉など、初めての人はもちろん、リピーターにもおすすめな温泉地が各地にあります。
10位 長浜太閤温泉
長浜城跡から湧く温泉

豊臣秀吉公が初めて城を構えた長浜城跡地に湧く温泉地。泉質は総鉄イオンを含み、湯冷めしにくいのが特徴です。効能は、神経痛やリウマチ、婦人病(不妊症)などがあります。秀吉公が長浜城に移って初めて待望の男子が誕生した事から、「子宝の湯」として、子宝祈願に訪れる観光客も多いのだとか。
周辺には桜の名所100選であり、琵琶湖に沈む夕陽が美しい人気スポットでもある豊公園が広がります。 また、JR長浜駅からは徒歩約10分、滋賀県屈指の観光地であり独自のガラス文化を展開する黒壁スクエアへは徒歩約15分、びわ湖クルーズが楽しめる長浜港へは徒歩約5分と主要な観光地へのアクセスも良好で、長浜観光を一日満喫する拠点にいかがでしょうか。
所在地 滋賀県長浜市公園町交通アクセス
(1)JR西日本長浜駅から徒歩約10分
(2)長浜ICから車で約10分
泉質 含鉄泉
効能 神経痛、リウマチ、婦人病など
9位 城崎温泉
7つの外湯巡りがお楽しみ

兵庫県北部、円山川の河口近くに湧く古湯であり、外湯めぐりが主体の温泉です。約1400年前にコウノトリが傷を癒していたことから発見された最古の「鴻の湯」に、717年に道智上人により開湯された「まんだら湯」江戸時代、香川修徳により天下一と賞賛された「一の湯」などが揃います。その他にも4つの外湯があり、それぞれが「幸せを招く湯」「開運招福の湯」などのご利益を持つのだとか。
「手拭をさげて外湯に行く朝の 旅の心と駒下駄の音」。与謝野鉄幹が詠んだ情景は、今も城崎の地に息づいています。小さな古い旅館が建ち並び、下駄と浴衣姿で7つある共同浴場を巡る人たちが行き交い、町の中央を流れる大谿川に沿って柳と桜の並木や 玄武岩を重ね合わせた階段状の太鼓橋が風情を一層高めてくれます。
古くから多くの文人墨客に愛され、志賀直哉が療養中に執筆した「城の崎にて」は有名。 日本海の味覚も楽しみの1つで、毎年冬には「カニ王国」が開国されカニ一色に染まります。温泉街にはカニみそソフトクリームやカニビールといった珍しい味覚も。
所在地 兵庫県豊岡市城崎町湯島交通アクセス
(1)山陰本線城崎温泉駅からすぐ
(2)和田山ICから車で約80分
泉質 塩化物泉
効能 神経痛、リウマチ、疲労、婦人病など
8位 倉敷・鷲羽山※温泉ではありません
瀬戸内海の多島美が魅力

「鷲羽山」は日本初の国立公園として名高い瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地で、鷲が翼を広げた様子に見えたことが由来となったそうです。
標高133mの頂上鍾秀峰(しょうしゅうほう)からは、「東洋のエーゲ海」と言われるほど美しく、壮観な瀬戸内海が望めます。時間が許されるのであれば、頂上まで登ることをおすすめします。遊歩道もあるので景観を楽しみながら登ることができますよ。
所在地 岡山県倉敷市下津井交通アクセス
(1)予讃線児島駅周辺
(2)児島ICから車で約5分
7位 湯郷温泉
美肌の湯として知られる

湯郷温泉は中国地方きってのいで湯の里「岡山県美作三湯」のひとつ。歴史は古く、いまから1200年ほど昔の平安時代、慈覚大円仁法師が白鷺に導かれ発見したと伝えられ、別名「鷺の湯(さぎのゆ)」と呼ばれ全国に知られた名湯です。
吉野川にかかる鷺湯橋が入り口。湯郷を発見した円仁法師像がシンボル。約10軒ほどの旅館、ホテルが軒を並べ、ボウリング場やおもちゃの三館などがあり、その中の現代玩具博物館での工作教室をはじめガラス工房や陶芸窯元などの体験型の施設も点在する。毎年5月下旬頃から6月中旬頃まで徒歩で行ける大谷川にてホタルが舞い、10月中旬頃からは大山展望台より雲海を見ることもできる。冬の湯郷温泉は雪はほとんど降らないのもおすすめポイントです。
温泉はナトリウム、カルシウム塩化物泉で、効能は消化器病、神経痛、リウマチ、貧血症、婦人病、皮膚病などに効果があると言われており、美肌づくりの湯としても女性に人気の温泉です。料理は地元の山の幸に加え、瀬戸内海、日本海両方の海の幸が届けられる。 特に秋の味覚の王様“マツタケ”の産地として有名で、上品な香りとシャキシャキした歯ごたえがたまらない逸品です。
所在地 岡山県美作市湯郷交通アクセス
(1)姫新線林野駅から徒歩約30分
(2)美作ICから車で約10分
泉質 塩化物泉
効能 神経痛、リウマチ、婦人病、皮膚病、貧血など
6位 びわ湖おごと温泉
びわ湖観光の拠点に便利

三塔十六谷の中心で壮大なたたずまいを見せる東塔。杉木立の間に静かに佇む西塔。一番奥に広がる修行の地、横川。世界遺産にも登録されている、天台宗総本山・比叡山延暦寺の麓に広がるのが雄琴温泉(びわこ温泉)です。 目の前には日本一の琵琶湖が広がり、温泉街の北には壮大な琵琶湖大橋と「堅田の落雁」で有名な浮御堂。南には比叡山の門前町、坂本が昔ながらの街並みを今に伝えています。
紅葉の名所・日吉大社も近く、京都の大原までは車で約40分。 見逃せない名所や史跡が満載で、時間がいくらあっても足りないほど。1日の終わりは、古い歴史を誇る古湯と“しじみご飯”などの琵琶湖の幸でほっと一息。翌日に向けてゆっくり備えることもできますよ。
所在地 滋賀県大津市雄琴交通アクセス
(1)湖西線おごと温泉駅から徒歩約20分
(2)仰木雄琴ICから車で約5分
泉質 単純泉
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性など
5位 三朝温泉
世界屈指の放射能泉

日本遺産第1号に認定された温泉地。温泉情緒漂う三朝橋を中心に、昭和レトロな街並みと絶景の自然が続きます。 標高約90mの断崖絶壁に建つ修験道「三徳山投入堂」約850年前、源義朝の家臣・大久保左馬之祐が三徳山に参詣中に老白狼を救ったところ、妙見菩薩が現れ湯の在りかを教えたのが始まりなんだとか。
青御影石で造られた純和風の三朝橋のたもとには、町のシンボル「河原風呂」(無料、混浴露天)に世界有数のラドン泉が湧き出ています。初夏になれば、蛍の光と“かじか蛙”の美しい鳴き声が三朝川付近で楽しめます。
所在地 鳥取県東伯郡三朝町交通アクセス
(1)山陰本線倉吉駅からバスで約20分
(2)院庄ICから車で約60分
泉質 単純泉、塩化物泉、ラジウム泉
効能 神経痛、リウマチ、胃腸病、動脈硬化、皮膚病、糖尿病、喘息など
4位 淡路島 洲本温泉
紀淡海峡の絶景と魚介が自慢

紀淡海峡を挟んで大阪の市街地を望む、関西近郊の一大リゾート地。淡路島観光の中心、洲本市に湧く温泉は平成5年の新源泉湧出と、明石海峡大橋の開通で一層活気を見せているエリアです。 海岸沿いに大型旅館が立ち並び、潮風を浴びながらの湯浴みは至福のひととき。
さらに淡路島は、古来から朝廷に多くの食材を献上していたことから「御食国」と呼ばれていたほどにグルメが豊富。鳴門海峡名物のうず潮に揉まれて身が引き締まった鳴門ダイや明石ダイ、伊勢エビが通年を通して楽しめるほか、夏にはハモ料理、冬にはフグ料理が食膳を飾ります。
淡路島の東岸、紀淡海峡に面して広がる洲本市に湧く温泉。少し茶色がかった37℃の湯は、なめらかな肌触りで湯冷めしにくいとか。源泉は、洲本市街の南にある三熊山の麓。海を見渡す絶景と、豊富な湯量を生かした展望露天風呂などが楽しむことが出来ます。
所在地 兵庫県洲本市小路谷交通アクセス
(1)洲本バスセンターから徒歩約40分
(2)洲本ICから車で約15分
泉質 ラジウム泉
効能 神経痛、リウマチ、筋肉痛、関節痛、冷え性など
3位 夕日ヶ浦温泉
日本海の絶景と美味なる魚介の宝庫

旅情溢れる夕景と蟹料理で人を呼ぶ
丹後半島の付け根に位置する海辺の湯処。その名の通り、空も海も茜色に染め上げる夕焼けの美しさで旅人を魅了。また、ずわい蟹の水揚げ港が近く、冬は蟹目当ての食通でも賑わいます。
昭和56年6月に開湯した比較的新しい温泉。地下950mほどの場所から豊富に湯が湧き出ており、かけ流しで使用している宿も多いんです。無色透明でトロっとした肌触りが特徴の湯は、ツルツルの美肌になることから「美人湯」として人気。また体が芯から温まると評判で、入浴後もしばらくポカポカ感が持続するのだとか。1200年もの歴史を持つ木津温泉や浦島太郎伝説の残る浅茂川浦島温泉をはじめ、丹後琴引温泉、鳴き砂温泉などと一緒に「綱野温泉郷」を形成して親しまれています。
夕日百選にも選ばれた夕日の美しさは、息を飲むほどの美しさ。周囲を茜色に染めながら日本海に沈む光景は雄大そのもの。黄昏を迎える頃には、約8㎞にも及ぶ白砂青松のロングビーチを散歩するもよし、宿のオーシャンビュー露天風呂に浸かってゆったりと眺めるのも格別です。
大阪・京都から車で約2時間半~3時間。夏の海水浴、冬の松葉ガニと季節を彩る名物も多く、特に新鮮なカニ料理は全国的にも有名です。 日帰りで訪れる湯客も増えているといいますが、日本海の美味と鮮やかな夕焼け色に彩られるロマンチックな温泉旅を満喫したい。
所在地 京都府京丹後市網野町浜詰交通アクセス
(1)京都丹後鉄道夕日ヶ浦木津温泉駅から徒歩約15分
(2)京丹後大宮ICから車で約30分
泉質 単純泉
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、冷え性、痔疾など
2位 有馬温泉
大阪から車で約1時間の名湯

日本三名泉に選ばれた湯の力で票を獲得!
効能豊かな金泉、銀泉が愛され、2位にランクイン!なんと療養泉に指定される10の主成分のうち7つが含まれるという珍しい湯で、特に金泉は塩分濃度が高く湯冷めしにくいのだとか。レトロな石畳の温泉街をそぞろ歩けるのも人気の一つです。
大阪から車で約60分、神戸の中心街から約30分の場所に位置している日本三古湯の1つに数えられる名湯「有馬温泉」。六甲の自然に囲まれた温泉街は、狭い坂道が入り組み風情たっぷりの「関西の奥座敷」と呼ばれています。
「日本書紀」にも記載が残る古湯で、温泉寺を建立した僧行基が温泉の基礎を築き、12宿坊を開いた僧仁西が中興。そして、有馬を愛し、ねねと共に何度も訪れた豊臣秀吉が大規模な改修工事に着手し、有馬千軒の時代へ。阪神・淡路大震災の際、秀吉が作らせた湯殿の一部が出土しました。 洪水、大火、震災と何度も危機を乗り越えてきた有馬の姿を見守った鉄分を含み空気に触れると茶褐色に変わる“金泉”と無色透明の“銀泉”。太古から変わらないお湯に、興亡の歴史をめぐらせてみてはいかがでしょうか。
所在地 兵庫県神戸市北区有馬町交通アクセス
(1)神戸電鉄有馬線有馬温泉駅からすぐ
(2)西宮北ICから車で約15分または西宮山口南ICから車で約5分
泉質 単純泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、ラジウム泉
効能 リウマチ、筋肉痛、腰痛、関節痛、冷え性、高血圧など
1位 南紀白浜温泉
1300年以上の歴史を持つ古湯

雄大な太平洋に感動心癒やされる温泉地
堂々の1位を獲得した白浜は、太平洋の絶景と黒潮の幸が魅力の温泉地。真っ青な海景色を一望できる三段壁や千畳敷などの名勝地を巡って、開放的な気分に浸れます。もう一つのお楽しみは海鮮グルメ。マグロや伊勢海老、クエなどの名物魚介が膳を彩り、また、大型レジャー施設があるので親子三世代で訪れる人も多いです。
湯崎半島の海岸に湧く7つの温泉を総称して「南紀白浜温泉」と呼ぶ。『日本書紀』や『万葉集』にも登場し1300年以上の歴史を持つ日本でも有数の古湯です。日本三古湯の一つでもありで古くは牟婁の湯と呼ばれていました。
大阪から約2時間と交通の便もよく、大規模レジャー施設が次々とオープン。 エメラルドグリーンの海と別名「シュガービーチ」の砂浜が続く「白良浜海水浴場」周辺には、大小さまざまの宿が立ち並びます。
一方で、古き良き時代の面影を今も残す。 “湯崎七湯”のうち唯一現存する共同浴場「崎の湯」(天然露天風呂)は日本最古の風呂なのだとか。塩分濃度の高いお湯が湧く「松の湯」など、昔ながらの庶民的な雰囲気を残す共同浴場が健在。「ふる国の磯のいで湯にたづさはり 夏の日の海に落ちゆくを見つ」。斎藤茂吉が見た夕日を、古湯に浸かりながら眺めてみて下さい。
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町交通アクセス
(1)紀勢本線白浜駅からバスで約15分
(2)道南紀白浜ICから約10分
泉質 炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫黄泉
効能 神経痛、婦人病、冷え性、皮膚病、糖尿病など
いかがでしたでしょうか、関西には全国的にも有名な観光地に近いエリアにある温泉や、穴場と呼ばれるようなエリアまで様々な温泉地が点在しています。ぜひ、自分にぴったりな温泉を見つけてみてください!