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まるで江戸時代?本格茶室で抹茶を楽しめる「普門院」

まるで江戸時代?本格茶室で抹茶を楽しめる「普門院」

まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂う、約400年前に作られた「普門院」。当時から使われている本格的な茶室があり、美しい庭を眺めながらお抹茶とお菓子を堪能できるのが人気のヒミツです。心安らげる普門院の魅力をご紹介します。

怖い伝説もあり!江戸時代に作られた「普門院」

玉造温泉から車で20分ほどの場所にある「普門院」は、松江城の堀川沿いに掛かっている普門院橋を渡ると見えてきます。きれいな川を取り囲むように青々とした木々が生い茂っている、美しい大自然が出迎えてくれますよ。

そんな「普門院」が造られたのは、今から約400年前の江戸時代。松江藩の初代藩主・堀尾吉晴(ほりおよしはる)公が松江城を建て、城下町を作った際に開創されました。

庭園には緑が鮮やかな木々や苔があり、見る人を癒やしてくれます。四季によって違う姿を見せてくれるのも特徴。春は桜が満開に、夏は木々が涼しげな木陰を作り出します。秋は赤や黄色の紅葉に、冬は真っ白な雪化粧。季節の移り変わりを肌で感じられるスポットです。

松江市指定文化財の「小豆とぎ橋」もチェック

「普門院」の正面には、見どころのひとつ、松江市の指定文化財にもなっている「小豆とぎ橋」があります。

謡曲『杜若(かきつばた)』を謡いながら渡ると女性の幽霊が現れる、なんて伝説があるんだとか。小豆とぎ橋には女性の幽霊が住んでいて、橋の下の川で小豆を洗っているといわれています。

本格的なお抹茶とお菓子を楽しめる!三斎流の茶室「観月庵」

「普門院」に行ったら外せないのが、1801年に建てられた三斎流の茶室「観月庵(かんげつあん)」。松江市指定文化財にもなっていて、この茶室を見るために「普門院」を訪れる人もいるほど。

江戸時代の代表的茶人の一人、第7代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)公もよく訪問して体を休めたほど、お気に入りの場所だったといわれています。また、松江で暮らしていた作家の小泉八雲もここでお茶のてほどきを受けたことがあるそう。

そんな「観月庵」では、美しい庭を眺めながら本格的な抹茶やお菓子をいただけます。歴史ある茶室で抹茶を点てる風景は、まるで江戸時代の世界に入り込んだよう。ほんのり漂ってくる抹茶の優しい香りを吸い込めば、きっと幸せな気持ちになれるでしょう。

住所島根県松江市北田町27
電話番号0852-21-1095
アクセスJR「松江駅」より車で約10分
拝観時間9:00~16:00
定休日火曜
料金300円(拝観のみ)、800円(お抹茶付き拝観)
駐車場あり
URLhttps://www.at-ml.jp/70339/

本格的なお抹茶とお菓子を味わいながら見る庭園は、思わず写真に残したくなるほどきれいな景色です。四季折々の風景や、伝説が残される「小豆とぎ橋」など、見どころがたくさんある「普門院」。江戸の文化を肌で感じたいなら、訪れてみてはいかがでしょうか?

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