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雪国・新潟県ならでは!幻想的な光のイベント3選

雪国・新潟県ならでは!幻想的な光のイベント3選

クリスマスを前に、街を彩る大規模なイルミネーションがニュースなどで話題になってきましたが、新潟では雪国ならではの幻想的な景色を楽しむことができます。雪と光の美しいコラボレーションを見に、今年の冬は厚着をして新潟県に出かけてみませんか?

ゲレンデに花火が打ちあがる「2019-2020湯沢冬花火」(12/31~)

新潟県はその立地の特徴から「海の柏崎」(7月)、「川の長岡」(8月)、「山の片貝」(9月)と呼ばれる「越後三大花火」のある日本有数の花火王国。三大花火は夏に開催されますが、冬には美しい雪景色を背景に夜空を彩る幻想的な花火が見られます。

特におすすめなのが、一大スノーリゾート「苗場スキー場」や、新幹線の駅直結で便利な「ガーラ湯沢スキー場」など人気ゲレンデが多い湯沢町で開催される「2019-2020湯沢冬花火」。シーズン中に12のゲレンデで各スキー場が工夫を凝らしたイベントと共に花火を打ち上げられる、湯沢の冬の風物詩です。

いくつかイベントをピックアップしてご紹介します。

かぐらスキー場(2/22)

かぐらスキー場(田代ステーション)「田代雪あかり」(画像提供:湯沢町観光協会)

11月から5月と長い期間の滑走が可能で、シーズン中はパウダースノーが楽しめる「かぐらスキー場」。2月22日(土)に開催されるイベント「田代雪あかり」内で、1000本のキャンドルの現像的な光のなか花火が打ち上げられます。地域の人たちによる地酒・甘酒のサービス(数量限定)もあり、心温まること間違いなしです。

湯沢高原スキー場(3/6)

湯沢高原スキー場「湯沢温泉雪まつり」(画像提供:湯沢町観光協会)

湯沢高原スキー場の花火は「越後湯沢温泉雪まつり」のなかで打ち上げられます。松明を持ちながら等間隔で滑るスキーヤーの光の流れが美しい「タイマツ滑走」やスキー場内で神輿を担ぐ「雪中みこし」、川端康成の小説雪国の舞台である湯沢町ならではのヒロイン駒子の冠をつけた「ミス駒子の披露」など見どころ満載です。

湯沢へは、関越自動車道「湯沢IC」または上越新幹線「越後湯沢駅」「GALA湯沢駅」が最寄りとなります。雪の上で冷えた身体には、越後湯沢温泉の柔らかな温泉や鍋やけんちん汁などのグルメや越後地酒がしみますよ。

【「湯沢冬花火2019-2020」 打ち上げ予定日時とイベント内容】

・12月31日(火)21時/湯沢パークスキー場/ゲレンデに火字

・12月31日(火)24時/NASPAスキーガーデン/松明滑走、打上花火

・12月31日(火)24時/神立スノーリゾート/カウントダウン、振る舞い酒

・1月1日(水)20時15分/湯沢中里スノーリゾート/ちびっこ宝さがし、リフト券ラッキーナンバー抽選

・2月1日(土)17時30分/岩原スキー場/雪上運動会

・2月8日(土)17時30分/GALA湯沢スキー場/GALA冬花火

・2月21日(金)20時45分/苗場スキー場/ワールドカップ2020ビブドロー

・2月22日(土)20時30分/かぐらスキー場(みつまたステーション)/かぐら・みつまた雪灯り

・2月27日(木)20時45分/苗場スキー場/ゴールドウィンFISユースジャパンカップ2020

・2月29日(土)/中里スノーウッドスキー場/ゲレンデキャンドル文字

・3月6日(金)20時50分/湯沢高原スキー場/湯沢温泉雪まつり

・3月14日(土)19時30分/かぐらスキー場(田代ステーション)/田代雪あかり

・3月21日(土)20時/一本杉スキー場/大抽選会、ふるまい酒

【湯沢冬花火2019-2020】
●開催期間:2019年12月31日(火)~2020年3月21日(土)
●問い合わせ:025-785-5505(一般社団法人 湯沢町観光協会)
●URL:https://www.e-yuzawa.gr.jp/sys/2019/12/10/湯沢冬花火/

光の花畑と大迫力の三尺玉!「越後妻有 雪花火2020」(2/29)

長野と群馬の県境近くに位置する越後妻有(えちごつまり)。3年ごとに開催される「大地の芸術祭」や、美しい「星峠の棚田」などで知られ、ここ数年SNS等で話題のエリアです。毎年2月には雪の芸術作品が並ぶ「十日町雪まつり」も開催されるこの豪雪地帯で楽しめるのが、「越後妻有 雪花火2020」。

アートのチカラで越後妻有の魅力を掘り起こす「『大地の芸術祭』の里 越後妻有 2020冬 SNOWART」のメインイベントとして、2020年2月29日(土)にあてま高原リゾートベルナティオにて開催されます。

画像提供:(一社)十日町市観光協会/撮影:山田つとむ

「越後妻有 雪花火2020」では地元食材を使用したグルメ屋台などが楽しめますが、見どころは雪原に広がる「光の花畑」と、冬花火としては日本最大級となる「三尺玉」。夜空と足元、視界全体が光で彩られます。

十日町市観光協会が使用する写真も撮影する十日町在住のカメラマン・山田つとむさんに「雪花火」の魅力を伺ってみました。

「光の花畑はボランティアによりつくられますが、当日入場者もひとりひとつ小さな指の先くらいの光の粒をもらい、自分の好きな所に埋めることができます。足跡をつけないように長い棒を使って雪の中に埋めていくのですが、日が沈むにつれ、光が白い雪を透過して実際の光よりも大きな色や光が辺りを照らしていく様子が幻想的です。『美しい雪と光に囲まれて幸せ』という声も聞きますね。

雪の中で打ち上げられる花火の魅力は、花火が開いた瞬間に暗闇の中から雪景色が現れること。夏の花火だと河川敷の場合は川がうっすら見えるくらいの変化なのですが、風景を浮かび上がらせる冬の花火はとても美しいと思います」

画像提供:(一社)十日町市観光協会/撮影:山田つとむ

また、光の花畑の中で人物を撮影するときのポイントも聞いてみると「どうしても顔が暗くなってしまうので、顔を照らす小さなライトを雪の中に仕込むと良い」とのことでした。雪景色と人物を撮影する場合は参考にしてみてください。

【越後妻有 雪花火2020】
●開催日時:2020年2月29日(土)15:00~ ※花火打ち上げは18:30~
●場所:あてま高原リゾートベルナティオ(新潟県十日町市珠川)
●問い合わせ:025-757-2637(十日町市観光交流課芸術祭企画係)
●URL:http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_2020_snowart#click

冬空にスカイランタンを打ち上げる「第44回 つなん雪まつり」(3/14)

「越後妻有 雪花火2020」と同じ越後妻有エリアで開催される「第44回 つなん雪まつり」。国内最大規模のスノーボードストレートジャンプ大会「SNOWWAVE」や雪を使ったアトラクション、屋台市などが楽しめるこのイベント最大の特徴は二~三人一組で夜空へと打ち上げるスカイランタン。その数は約2000個にもなります。

スカイランタンとは、主にアジア圏で見られる熱気球の一種。三国時代に連絡手段として使用されたのが発祥とされていますが、現代では祈祷儀式で使用されています。

「つなん雪まつり」では、長野県北部地震及び東日本大震災の復興と鎮魂の思いを込めて2012年から打ち上げが始まりました。近年打ち上げチケットの入手が困難な人気のイベントとなっています。

火によって温まり、軽くなった空気により空に舞うスカイランタンですが、山火事や自然環境の観点からどこでも自由にあげることはできません。そのため日本でスカイランタンを打ち上げられる場所はそんなに多くはないそう。

会場となる津南町は、豪雪地帯のため火のついたランタンが落下しても雪により燃え広がらないということや、自然豊かで打上の障害になるようなビルなどが少ないことから消防法の許可を得て運用しているイベントです。

また、自然を舞台にこのようなイベント楽しむためにはいくつか守らなければならない決まりもあります。飛ばしたランタンは翌朝には回収されますが、自然界に還るものを使用しているため、もし山奥に入り込んだ場合でも自然を壊すようなことがありません。そのため、持ち込みのランタンを自由に飛ばすことはできないのでご注意くださいね。

【第44回 つなん雪まつり】
●開催日:2020年3月14日(土)※3月13日(金)は前夜祭
●場所:大割野特設会場(新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡戊585 津南町役場周辺)※スカイランタン打ち上げはニュー・グリ-ンピア津南会場(新潟県中魚沼郡津南町大字秋成12300)
●問い合わせ:025-765-5585(津南町観光協会)
●URL:https://snowfes.info/
●その他:スカイランタンの打ち上げにはチケットが必要ですが、本祭のみ見学が可能です。交通手段などHPよりご確認ください。

夜がメインの素敵なイベントなので、そのエリアに泊まって翌日もゆっくりと過ごしたいですよね。「2019-2020湯沢冬花火」にご参加の場合は、越後湯沢温泉周辺。「越後妻有 雪花火2020」「第44回 つなん雪まつり」にご参加の場合は、松之山温泉や津南温泉、当間高原温泉への宿泊がおすすめです。

越後湯沢温泉の宿はこちら
松之山温泉の宿はこちら
津南温泉の宿はこちら
当間高原温泉の宿はこちら

YUKOTABI 編集部
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