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新米編集Mが行く!「大分に癒やされる 女子一人旅」【前半・別府編】

新米編集Mが行く!「大分に癒やされる 女子一人旅」【前半・別府編】

新卒でゆこたびへ配属され早や2年目…。あっという間に1年が過ぎたなぁと感慨にふけていたところ、先輩方と大分出張に行く話が持ち上がりました。九州出身の私にとって馴染みのある想い出深い場所なだけに、内心喜んでいたのも束の間「M!腕試しに一人で〈1泊2日大分観光レポート〉を書いてみなさい!」というまさかの指令が!!

そんなこんなで、〈新米編集Mが行く!「1泊2日 別府・湯布院に癒される女子一人旅」〉を敢行することにしました!

※別府・湯布院に決めたのは、インスタなどで調べて行きたいスポットが多かったので

※「癒やされる」としたのは、せっかくだったら癒やされたい…という想いが募って

若干24歳・新米編集のレポートですが、お付き合いください!

まずは、別府編からスタートです。4カ所の観光スポットを巡ってみました~。

源泉数、湧出量ともに日本一の「別府温泉郷」

「別府温泉郷」は、源泉数・湧出量ともに日本一の温泉!特に源泉数は2,217もあり、2位の「由布院温泉」は879、3位の「伊東温泉」は649なので、比べてみると圧倒的に多いことが分かります。

そんな別府では、自宅やマンションに温泉が引かれていることも珍しくないんだとか!

また別府は「別府八湯」といって、地域ごとに大きく8つのグループに分かれており、それぞれ歴史的背景や泉質が異なります。

そのため、「別府温泉郷」だけで10種類ある泉質のうち7種類が確認されており、湯巡りにぴったりな温泉地なんです。

写真提供:ピクスタ

また、別府といえば「地獄めぐり」を思い浮かべる人も多いのではないのでしょうか。

別府市の「鉄輪」「亀川」の地獄地帯といわれている地域は、1000年以上も昔から噴気・熱泥・熱湯が噴出していたと『豊後風土記』に記されていて、当時近寄ることもできない忌み嫌われた土地だったことから「地獄」と名づけられたそうです。

現在では、7カ所あるうちの「海地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」「白池地獄」の4カ所が「国指定名勝」となっていて、遠方からも観光客が訪れる人気スポットです。

7カ所の地獄は、100℃前後の超熱湯のため、近寄るだけで熱気がすごく、それぞれ色や香りなどが独特です。7カ所すべて巡るのはちょっと…という方は、足湯施設が併設されている「海地獄」「血の池地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」に訪れてみてはいかがでしょう。

別府地獄組合

別府では、温泉も多種多様。いわゆるお湯に浸かる温泉だけでなく、「砂湯」や「蒸し湯」も楽しめます。

さらに施設も市営のものが多く、リーズナブルに温泉めぐりが楽しめるのが別府なのです。

【スポット①】海を目の前にデトックス!「別府海浜砂湯」

まずは、前々から一度体験してみたかった「砂湯(すなゆ)」に挑戦!

砂風呂ともいわれている「砂湯」は、温泉のお湯をほどよく含んだ、しっとり温かい砂に埋もれ、発汗を促します。

別府では様々な場所で「砂湯」を体験できますが、今回はその中でも特に人気の高い「別府海浜砂湯」をご紹介します。海岸線のすぐ近くにあるため、海を眺めながら「砂湯」を体験できる施設です。

「別府海浜砂湯」は、上人ヶ浜にある市営の砂湯。市営なので価格も1030円とリーズナブル。

砂は意外と重いので最初はびっくりするかもしれませんが、次第に体が温まっていき、じんわりと汗をかきはじめた頃には、むしろその重さが心地よいと感じるようになりますよ。

「砂湯」が終わったら、併設されているシャワーで砂を落とし、温泉に浸かることができます。

温泉にはお湯と水の出るカランが3つと、リンスインシャンプー、ボディソープが備え付けられていて、ドライヤーは受付で貸し出しがあります。女性にはありがたいサービスですね。

編集Mのつぶやき「受付は早めが吉!」
「別府海浜砂湯」では、施設を訪れた人から受付をして砂湯に案内されるというシステム。電話やウェブでは予約を取ることができません。人気の施設となっているため、遅い時間に訪れると案内される時間が受付時間よりもだいぶ後になってしまうことも。
私が別府海浜砂湯に到着したのは10時45分頃で、案内された時間は13時30分…。午後になると枠が埋まってしまい、受付が締め切られることもあるため、別府海浜砂湯は早めに訪れるのがおすすめです。

住所大分県別府市上人ヶ浜
電話番号0977-66-5737 ※市営の砂湯では、電話・ネットを含む一切の予約を受け付けておりません
営業時間【3~11月】8:30~18:00(最終受付17:00)、【12~2月】9:00~17:00(最終受付16:00)

※混雑の状況等により、最終受付時刻が早まる場合があります。

※砂湯のご利用について、浴槽の準備や混雑の状況により、お待ちいただく場合がありますので、あらかじめご了承ください(最大12名同時利用可能)。

定休日第4水曜(祝日の場合は翌日)
料金1030円
泉質ナトリウム−塩化物泉(塩化物泉)
アクセス【バス・電車】JR日豊本線「別府駅」よりバスで約15分、「六勝園・別府海浜砂湯前」下車/JR日豊本線「別府大学駅」より徒歩約5分

【車】東九州自動車道「別府IC」より約15分

URLhttps://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail9.html

 【スポット②】風情ある公共浴場「竹瓦温泉」

リーズナブルな公共浴場はぜひ行っておかねば!と思い、歴史ある「竹瓦温泉」へ。

「竹瓦温泉」は、明治12年(1879)創設の歴史ある公共浴場。創設当初は竹屋根葺きの浴場で、その後改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられています。

現在の建物は、昭和13年(1938)に建設されたもの。重厚で豪華な造りの屋根は「唐破風造(からはふづくり)」と呼ばれる建築で、その外観は別府温泉のシンボル的な存在となっています。

中に入ると、昭和初期のイメージを残した天井の高いロビーがあります。初めて来た場所なのに、なぜか懐かしくホッとする空間です。

いざ入湯!入浴料はなんと100円でした。東京で銭湯によく行きますが460円なので、約1/5ということに。なんだか複雑な心境になりつつ歩を進めます…。

脱衣所にロッカーはないので、ロビーの脇にあるロッカーに鞄や貴重品を入れます。

脱衣所と浴場が同じ空間にあり、ゆったりとしたスペースで着替えられるという訳ではないので、かさばるアウターや靴下なども、貴重品と同じロッカーに入れておくのがベターです。

ノスタルジックな浴場は、高い天井から光が差し込む開放的な空間。歴史ある施設ですが、実際に足を運ぶととても清潔に保たれています。

「竹瓦温泉」は昔ながらの公共浴場であるため、シャワーや備え付けのシャンプーなどはありません。桶と椅子のみが端に用意されているので、浴槽のそばで桶にお湯をくんで持参したシャンプーやボディソープを使います。

また「砂湯」も併設されています。「別府海浜砂湯」とは違って屋内の施設なので、寒い時期はこちらがおすすめです。

「砂湯」は、浴衣を着たまま砂の上に横になります。すると、「砂かけさん」が温泉で暖められた砂をかけてくれますよ。

ちなみに、「竹瓦温泉」の前には、日本最古のアーケードといわれる「竹瓦小路(たけがわらこうじ)アーケード」があります。

夜になると別府竹細工の照明に灯りがともり、さらに味のある風景に。そしてこの細い小路を抜けると、視界がひらけた先に「竹瓦温泉」がどっしりと構えています。

編集Mのつぶやき「浴槽に入る前に要注意!」
「竹瓦温泉」に入るとき、右足を入れた瞬間「アッツ―――!!」と大声を出してしまいました…。すると、「そこは源泉が出よるとこやけ、一番熱いんよ。向こう側の方がぬるくなっとるよ」と、地元の常連さんが声をかけてくれました。お湯は43℃と熱めな設定な上に、浴場に入って手前側(女湯の場合)の、熱湯の源泉が出るところから入ってしまったようです。熱湯が出ている場所には要注意です!
ですが、お蔭で常連さんや旅行客の方と、おしゃべりに花を咲かせつつ、体だけでなく心も温まる「竹瓦温泉」でした。

住所大分県別府市元町16-23
電話番号0977-23-1585
営業時間【普通浴】6:30~22:30/【砂湯】8:00~22:30(最終受付21:30)

※砂湯の混雑の状況等により、最終受付時刻が早まる場合があります

※砂湯のご利用について、浴槽の準備や混雑の状況により、お待ちいただく場合がありますのでご了承ください(最大8名同時利用可能)

定休日【普通浴】12月の第3水曜/【砂湯】第3水曜(祝日の場合は翌日)
料金【普通浴】100円/【砂湯】1030円
泉質【普通浴(男湯)】ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉(塩化物泉)

【普通浴(女湯)】ナトリウム−炭酸水素塩泉(炭酸水素塩泉)

【砂湯】ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(塩化物泉)

アクセス【電車】JR日豊本線「別府駅」より徒歩約10分

【車】東九州自動車道「別府IC」より約15分

駐車場なし
URLhttps://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html

【スポット③】石菖の香りでリラックス「鉄輪むし湯」

写真提供:ピクスタ

別府のなかでも、立ち上がる温泉の蒸気が特に多い「鉄輪」エリア。街の至る所にある煙突からはもちろん、側溝の隙間からも白い蒸気がもくもくと上がっています。

そんな鉄輪では、温泉の蒸気を使った「むし湯」があります。

市営温泉の「鉄輪むし湯」は、「石菖(せきしょう)」と呼ばれる清流沿いにしか群生しない薬草の上に横たわる入泉方法が特徴的。

こちらも市営の施設のため、価格は510円とリーズナブル。浴衣のレンタル料210円がかかりますが、Tシャツ短パンの持参可能となっているので、持参していればレンタル料はかかりません。また少し待ち時間がある場合がありますが、砂湯ほど時間はかからないでしょう。

むし湯を行う石室の扉を開けると、フワーっと菖蒲(しょうぶ)に似た石菖の香りが押し寄せます。

石室の中は天井が低くなっており、扉も小さいので身をかがめて入ります。石室内は、もちろん熱いのですが、サウナほどではなく、石菖の香りをまとっているせいか蒸気も息苦しく感じません。石の枕の上にタオルを敷いて、石菖の上に寝転がります。

写真は照明を明るくして撮ったものですが、実際は暗く、やわらかいオレンジ色のランプが灯っており、とてもリラックスできる空間です。

石室に入る時間はだいたい8~10分だそうで、8分と10分のタイミングで、スタッフさんが外から声をかけてくれます。

むし湯の後は、併設されている温泉に入ります。

「鉄輪むし湯」には、備え付けのリンスインシャンプー、ボディソープと、シャワー台が4台あるので、比較的ゆっくり髪や体を洗うことができます。また、ドライヤーも2つあり、風量もバッチリ。髪が長い人でも安心ですよ。

あらかじめインスタグラムでチェックしていて、「鉄輪むし湯」に来たら絶対に買って帰る!と決めていた、「湯桶蒸プリン(ゆわくむしプリン)」(250円)をゲット。

「湯桶蒸プリン」は、地元のたまご、牛乳、お水を使って、温泉の蒸気で蒸して作られる、素材にこだわった幻のスイーツともいわれている逸品。

蒸しプリンならではのしっかりとした食感で、たまごの濃い味がしました。カラメルソースはほろ苦く、プリンの味を引き締めていて、濃厚なのに飽きのこない味。あっという間に完食。

編集Mのつぶやき「狙い目は第4金曜日!」
「鉄輪むし湯」の休館日は第4木曜日。この休館日に行っているのが、石菖の交換です。そのため、交換したての第4金曜日は最も石菖の香りが強いんだそうです。石菖の香りを最高のタイミングで満喫するのであれば、第4金曜日が狙い目ですよ!
とはいえ、私は第3週目の交換1 週前に訪れましたが、石菖のいい香りを十分楽しめましたよ。

住所大分県別府市鉄輪上1組
電話番号0977-67-3880
営業時間6:30~20:00(最終受付19:30)

※むし湯は、混雑の状況によりお待ちいただく場合がありますので、あらかじめご了承ください(男女別各4名同時利用可能)

定休日第4木曜(祝日の場合は翌日)
料金510円、足むしは無料 ※レンタル浴衣210円(Tシャツ短パン持参可能)
泉質【むし湯・足蒸し】単純温泉(単純温泉)

【浴槽】ナトリウム−塩化物泉(塩化物泉)

アクセス【バス】JR日豊本線「別府駅」よりバスで約20分、「鉄輪」下車

【車】東九州自動車道「別府IC」より約10分

URLhttps://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail11.html

 【スポット④】SNS映え間違いなし!「八幡朝見神社」

写真提供:ピクスタ

「八幡朝見神社」は、仁徳天皇、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后、そして農耕の水の神、火の神、国土づくりの神、医の神・薬の神を祭っている、別府温泉の総鎮守。

4月に行われる「別府八湯温泉まつり」の中心となっている神社です。

高台にある「八幡朝見神社」は、石段を上らなければならず、少し大変ではありますが、神社からの別府湾までを見渡せる眺望は最高です!

また、表参道の階段を上ると、まるで門のように2本の杉の巨木が空へとまっすぐ伸びています。まるで寄り添うように、凛とまっすぐ伸びている様子から「夫婦杉」と呼ばれています。この2本の杉の下を2人で通り抜けると、結ばれるという言い伝えもあるそうです。…が、1人で通り抜けました。

「八幡朝見神社」には、女子ウケ必至な可愛いお守りや御朱印帳がたくさんあることを事前にリサーチしていたので、もちろん旅の思い出に私もゲットしました!

左上から時計回りに、女子力向上「輝き守(800円)」、絶対ハズせない「えんむすび守(800円)」、ストラップのおまけ付き「姫みくじ(300円)」、開運も期待できる「心願成就おまもり(800円)」、薄くてお財布に入れるのにピッタリな「守袋(800円)」。

気づけば、5つもゲットしてしまっていた…。

こちらは2019年の新作で、着物モチーフの色鮮やかな「御朱印帳」。着物の柄と帯の色がそれぞれ違っていて、すべてのパターンが可愛いすぎます。買うとき迷わない人いるのでしょうか…。

他にも様々な種類の御朱印帳があり、別府ならではの温泉マークの御朱印帳も。御朱印集めをしていない方も、この可愛い御朱印帳をゲットして、「八幡朝見神社」を皮切りに御朱印集めを始めてみるのもいいかもしれませんね。

こちらは、別府らしい温泉マークのお守り。色の種類が豊富なので、色違いで買ったりして、お友だちへのお土産にもおすすめです。

編集Mのつぶやき「2カ所で御朱印をゲットできる!」
「八幡朝見神社」では、「朝見神社」と「温泉神社」、一気に2カ所の御朱印をゲットすることができますよ!「温泉神社」は、第二次世界大戦後に「八幡朝見神社」に合祀され、別府温泉の鎮守神をお祀りしている神社です。
しかも、「温泉神社」のほうの御朱印は温泉マークのハンコも押されて、なんとも可愛らしいので、ぜひゲットしていただきたいです!

住所大分県別府市朝見2-15-19
電話番号0977-23-1408
アクセス【電車】JR日豊本線「別府駅」より徒歩約20分

【車】大分自動車道「別府IC」より約15分

駐車場あり
URLhttp://www.asami.or.jp/

新米編集Mが行く!「大分に癒やされる女子一人旅」【前半・別府編】はいかがでしたでしょうか?

今回は、日本一の源泉数・湧出量を誇る「別府温泉」を巡ったので、温泉づくしの旅となりました。

24歳女子といえども、日々の仕事(特に原稿の締め切り)に追われ、残業が続く日も多々あり…(自業自得)、カラダは疲労がたまっていたので、タイトル通り最高の「癒やされる旅」となりました。

さて、次回は「後半・湯布院編」をお届けします。次回の湯布院編では、ココロが極上体験します。

お楽しみに♪

YUKOTABI 編集部
ゆこゆこネットが運営する温泉旅行メディア「YUKOTABI」の編集部です。 家族や友人との旅行がもっと楽しくなる情報や、おすすめの温泉など毎日発信しています!