混雑なしの富士山絶景スポット、駿河湾フェリーで伊豆旅行へ

年末年始、お正月、冬休みに伊豆の温泉と富士山を満喫したいなら、西伊豆と清水港を約70分で結ぶ「裏ルート」にもなる「駿河湾フェリー」がおすすめです。ロングドライブでの疲れを避けたり、高速道路渋滞の迂回路にもなり、富士山を堪能できる混まない絶景スポットとしても穴場。夫婦で、家族で、友達と、特別なオプショナルツアーを計画してみてはいかがでしょうか。

年末年始は、伊豆で富士山を眺めながら温泉につかって、ゆっくり過ごしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、人気のプランだけに眺望スポットは混んでしまい、伊豆半島は渋滞するかもしれません。ところが富士山の絶景をゆっくり見られて、渋滞も回避するテクニックがあるんです。

西伊豆から清水港への約70分の航路で、海からは雄大な富士山を眺められる「駿河湾フェリー」。車ごと乗船し、伊豆半島の渋滞を避けて高速道路にアクセスすることができます。首都圏の利用者は20%と、まだまだあまり知られていないレアなルート、さっそく詳しく見てみましょう。

西伊豆から清水港へ。渋滞回避の裏ルート！

「駿河湾フェリー」は、静岡・清水港と西伊豆・土肥港を約70分で結ぶフェリーです。カーフェリーなので自動車と一緒に乗船ができて、乗船料は大人2名＋車1台で8,460円(車両長4ｍ以上～5ｍ未満)というもの。

「そもそも東京に戻るのに西伊豆から清水まで行ったら遠回りなのでは？」と思うかもしれませんが、このコースは伊豆縦貫道や国道135号線、東名高速道路など沼津周辺の渋滞を回避できるので、特に混雑する花見シーズン、夏休み、冬休みは「裏ルート」として時間短縮が可能となります。

豪華客船みたいな70分の休憩旅

「でも、8460円も払ってわざわざ船に乗らなくてもいいかな」と思うなら、もったいない！フェリーからの景色は、海に浮かぶ雄大な富士山を眺められて絶景そのもの。このフェリーからしか眺められない富士山の鑑賞料と、渋滞を回避して、しかも車に乗らずにゆっくり移動できる休憩料と考えたら、オプショナルツアー料金みたいな感覚に近いかもしれません。

また、乗り心地も自慢です。横揺れ防止装置が付いていて、船はほとんど揺れないため、船酔いの心配がありません。乗船料＋500円で特別室にすれば、さらに快適な乗り心地も体感できます。

船なのに県道？その名も「県道ふじさん」

さきほど「裏道」とご紹介しましたが、実はこのルート、航路としては珍しく県道に指定された「県道223号」となります。223という番号は、”フジサン”の語呂合わせになっているのも面白いポイント。また、フェリー内では「県道223号大判焼き」（あずき180円、くるみ入り200円）が売られていて、おみやげにもピッタリです。

予約でお得な乗船料、いまなら記念品プレゼントも

この「駿河湾フェリー」、前日までにネットまたは電話で予約をすると、車の利用運賃が週末なら15%割引、平日なら30%割引になります。例えば、平日予約して2人＋1台で乗船した場合、通常料金8460円が6440円と約2000円もオトク(繁忙期を除く)。

現在、船内の売店で「ゆこゆこを見た」とお伝えいただくと、記念の缶バッヂがもらえるキャンペーンも実施しています（2019年1月14日（月）まで実施）。

西伊豆周辺には黄金崎、雲見海岸、恋人岬など、富士山を眺める絶景スポットが点在。また、清水港側の眺望スポット日本平は、11月3日に山頂施設「日本平夢テラス」がオープン予定でいま注目されており、全部をたっぷり満喫できてしまう欲張りコースでもあります。

頑張った1年のご褒美に、新しい1年の素敵な始まりに、「駿河湾フェリー」で富士山と伊豆をゆっくり堪能する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

※執筆時点の情報となりますので、必ずご自身でのご確認をお願いいたします。

各乗り場へのアクセス

土肥港乗り場

清水港乗り場