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【連載】日本の “先っちょ”へ!絶景灯台&岬めぐり「第1回 四国の先端でレジェンドに出会う(愛媛県佐田岬)」

【連載】日本の “先っちょ”へ!絶景灯台&岬めぐり「第1回 四国の先端でレジェンドに出会う(愛媛県佐田岬)」

松山空港から車で約2時間、愛媛県の最西端、“佐田岬”は日本で一番長い半島です。美味しいみかんや新鮮な海の幸、自然に囲まれた絶景、そして疲れを癒してくれる亀ヶ池温泉など、たくさんの魅力が詰まっています。

佐田岬半島の位置

おすすめ01 ドライブを楽しむ!“佐田岬メロディーライン”

佐田岬半島はハッキリ言って陸の孤島、山間にたくさんの集落が点々と存在する大自然に囲まれた場所です。旧道の国道197号線は、その複雑な山道から「いくな(197)国道」と揶揄された狭くて走りにくい道路でしたが、新しく半島の付け根から先端まで伸びた佐田岬メロディーラインは絶好のドライブコース。細長い半島を走るので、左右に瀬戸内海と宇和海が見渡せる絶景ポイントが多いのも魅力のひとつです。

山の間を抜けるカーブが多い道ですが、そこはドライバーの腕の見せ所です。くねくねした山道を、乗り心地のいい運転で走れば、同乗者から見直されること間違いなし!大切な同乗者の命を預かる責任感を行動で伝える絶好の機会です。酔わない運転を目指してドライブを楽しんでください。

メロディーラインの一部には、走行時のタイヤのノイズでメロディーが奏でられる場所もあります。きれいなメロディーを奏でられるかは、ドライバーの腕次第!どんな曲かは行ってからのお楽しみです。

おすすめ02 完全予約制!口の中に“美味しい”が残り続ける絶品シラス“群青”

愛媛県と大分県の間にある豊後水道の愛媛県側である宇和海は、自然豊かな海です。

宇和海

そんな宇和海が目の前に広がる絶景の立地に、現地でしか味わうことができない海の幸を体験できる場所があります。佐田岬の中間地点あたり、塩成(しおなし)という集落にある

シラス工場「木嶋水産」に併設されているお食事処宇和海の「群青シラス」。佐田岬に来たら絶対に行くべき場所です。

お食事処宇和海

「足が早い」と言われるシラスですが、獲れたての木嶋さんのシラスは、食べた後もしばらく口の中に「美味しい!!」が残る、本物のシラスの味を体験できます。その日の漁次第なので毎回ではないのですが、運が良ければ幻の“生シラス”が食べられるかもしれません。

築地の市場でまだ全国のシラスが“シラス相場”でひとくくりにされていた時代、築地で初めて『群青』というブランド名をつけ、“シラス相場”とは別に“群青シラス相場”を作ってしまった、日本初のブランドシラス。現地でぜひ堪能してください。

また、条件が揃えばシラス漁体験もできます。※食事、漁共に予約制ですので、必ず事前のご連絡をお願いします。

木嶋水産(お食事処宇和海)※完全予約制

所在地 愛媛県西宇和郡伊方町塩成2677番地3

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群青シラス

おすすめ03 これを食べずに佐田岬は語れない!地元のソウルフード“田村菓子舗のあげパン”

佐田岬で三代続く老舗“うにまんじゅうの田村菓子舗”。

地元では、敬老会の紅白まんじゅうから、お子さんの誕生日ケーキまで何でも作る職人のお店です。白あんが入った昔ながらの優しい味は、代々佐田岬の人々の胃袋をつかみ続けるソウルフードです。和菓子職人が作る自家製あんとふわふわの菓子パン生地のハーモニーが絶妙で、常連さんは揚げたてを求めて開店前に行列を作るほど。ここでしか味わえない特別な味を体験してください。

うにまんじゅうの田村菓子舗

おすすめ04 佐田岬の魂が詰まった新名物“みっちゃん大福”

なんと、地元の高校生の発案で商品化した佐田岬のかわいい新名物もあります!この地元愛に溢れる一品は田村菓子舗で購入できます。

みっちゃん大福

「みっちゃん大福」商品開発グループ

うにまんじゅうの田村菓子舗

所在地 愛媛県西宇和郡伊方町二名津95

ホームページ

みっちゃん大福

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おすすめ05 佐田岬の味を満喫できるレストラン“まりーな亭”

佐田岬の中心部にある「まりーな亭」には、イタリアンで修業をしたスキルを駆使し、スペシャル料理をつくるシェフがいます。流木を使ったおしゃれな店内、浜に流れ着いたブイ(浮き)を使ったステキなオブジェは、シェフの手作り。そのクオリティの高さに驚くこと間違いなしです。アーティスティックな空間で佐田岬の海の幸を堪能してください。

「まりーな亭」のシェフ

まりーな亭

所在地  愛媛県西宇和郡伊方町三崎589

営業時間 11:00~21:00(ラストオーダー)

まりーな亭のホームページ

おすすめ06 竜宮城は実在した!?伝説のパワースポット“伝宗寺”

佐田岬半島の先、三崎の高台にある「伝宗寺」には、竜宮城から打ち上げられた流木を使って建てられたという伝説が残っています。お参りした後は、お寺のどこかにある「竜宮餘財(りゅうぐうよざい)」と書かれた場所を探してみてはいかがでしょう?また、本堂手前には樹齢1,000年と言われる大クスが立っています。佐田岬のパワースポット、一見の価値ありです。

伝宗寺

おすすめ07 風のまち、風の道、風の見える丘“瀬戸風の丘パーク”

佐田岬は風の通り道です。“瀬戸風の丘パーク”は、山の間に並ぶたくさんの風力発電の風車を、丘の上から一望できる絶景ポイントです。圧倒的な特徴はその高さ。風車と同じ目線で風を感じられるんです。目の前の風車の大きさに驚くこと間違いなし。おしゃれなウッドデッキで是非佐田岬の風を感じてください。

瀬戸風の丘パーク

瀬戸風の丘パーク

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おすすめ08 佐田岬灯台

2017年、点灯100周年を迎えた佐田岬の最先端にある灯台。駐車場に車を停めて、小さな山をくるっと回り込む舗装された遊歩道を約1.8km、多少のアップダウンはありますが、木々の間から見える海を楽しみ、自然のトンネルを抜ける散歩コースは、デートコースにはもってこい。二人の仲を深めるステキなスポットです。100周年を迎えリニューアルした灯台を見に、四国最西端の地に足を運んでみてください。夕暮れ時がオススメですが、光がないので遅くなるなら懐中電灯は必須。良い季節に行けば、大自然と星空に包まれた特別な体験ができます。

佐田岬灯台までの遊歩道

自然のトンネル

四国最西端の地

夕暮れの景色

佐田岬灯台

おすすめ09 佐田岬の人たち「木嶋さん」

1人目は、佐田岬のレジェンド木嶋水産の木嶋さん。(http://www.kijima-s.jp/)。前半で紹介した“お食事処 宇和海”のオーナーです。

“お食事処 宇和海”のオーナー木嶋さん

木嶋さんの行動力は圧倒的です。大学時代、アーチェリーの全日本クラスで活躍した元アスリート。青年団に憧れて、大学卒業後に地元に戻りシラス漁師を開始、全国の百貨店を行脚し、飛び込み営業で販路の開拓をする傍ら、過疎化によって解散してしまっていた青年団を再結成し、30年以上続く「瀬戸の花嫁祭」を立ち上げ、佐田岬半島初の花火大会を実現。

“風おこし”をテーマに、佐田岬半島を通る国道佐田岬メロディーラインを作り、バンドを組んでテーマ曲まで作ってしまう。最近では佐田岬マラソンを開催する等、佐田岬で数々の伝説を作り続けています。

木嶋さんの夢は、佐田岬を、地元で育った子供たちが帰ってきたい場所にすること。佐田岬で育ち、大学、社会人と外で経験を積んだ人たちが、いろんな世界を知った上でここ佐田岬に戻ってきて、改めて地元の魅力を発掘してくれる人たちと地元を盛り上げていく。そのために日々精力的に活動をされています。

花嫁まつり

そんな木嶋さんは地元ではみんなから信頼されるお茶目なおじさんです。ぜひとも絶品シラスと木嶋さんに会いに行ってみてください。

おすすめ10 佐田岬の人たち「田村さん」

“うにまんじゅうの田村菓子舗”の田村義孝さん

2人目は佐田岬で三代続く老舗の和菓子屋さん“うにまんじゅうの田村菓子舗”の田村義孝さん。「何故に和菓子屋?」と思うなかれ。田村さんは田村菓子舗の三代目店主として、松山市でパティシエの修業を経て洋菓子、和菓子、何でも作る菓子職人という顔の他に、佐田岬の町おこしの中心人物としての顔を持つ、地元の有名人なんです。

菓子職人としての技術を活かし、地元の高校生発案の名物“みっちゃん大福”を開発、佐田岬灯台で一夜限りの特別ディナー“プレミアムダイニング”を開催、地域の未来のために“NPO法人さだみさき夢希会”の立ち上げなどなど、今佐田岬で一番アツい男のひとり。佐田岬のレジェンド木嶋さんの後継者を目指して精力的に活動されています。

名物“みっちゃん大福”

特別ディナー“プレミアムダイニング”

佐田岬灯台で一夜限りの特別ディナー

「佐田岬にお越しの際は気軽にご連絡ください!by田村さん」

「ゆこたびを見た」と事前に連絡すれば、スケジュール次第で佐田岬の魅力を知り尽くす田村さんが、特別な場所に案内してくれるかもしれませんよ。

旅の醍醐味はヒトとの出会いと考える方は、田村さん木嶋さんに会えば、きっと特別な体験ができること間違いなしです。そんな木嶋さん田村さんに首都圏で直接会って 「今度佐田岬に遊びにおいでよ!」と言ってもらえる 機会があります。

詳しくは「Proud of Nippon」のFacebookをご覧ください。

南予プレミアムダイニング

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NPO法人さだみさき夢希会

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亀ヶ池温泉

佐田岬の魅力を満喫した後は、四国最西端の温泉「亀ヶ池温泉」へ。地元の方々の憩いの場にもなっていて、一日の疲れを癒すことができます。

亀ヶ池温泉

日帰り温泉だけでなく、宿泊施設やお食事処、家族風呂、岩盤浴もある充実ぶり。宿泊料金もリーズナブルで、家族旅行にオススメのスポットです。

亀ヶ池温泉の料理

露天風呂

源泉名は「伊方亀ヶ池温泉」、泉質は塩化物泉で、その効能は、神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復、きりきずや慢性婦人病などに多岐にわたります。

伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉

所在地  愛媛県西宇和郡伊方町二見甲1289番地

営業時間 10:00~21:00

休館日  毎月第4木曜日(同日が祝祭日の場合は翌日)

駐車場  140台収容

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(2018年3月16日公開)

八田 雅也
KAZOO代表 ほっこリスト 和こころ 代表 京都伝統産業工芸会会員 京都出身。学生時代アメリカ単独横断の旅を経験。IT、SNS業界を経て2012年に独立。2014年「カッコイイ生き様を伝える」をテーマに、伝統産業職人ネットワーク「和こころ」立ち上げ。2016年より町おこしワークショップに携わり、全国28か所を回る。人を中心に魂のこもったあらゆるものの魅力を伝える巻き込み型企画を得意とする。 和こころ http://wakokoro.org /地方連携イベント「Proud of Nippon」 https://www.facebook.com/events/1646295795431973/