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【連載】日本の「先っちょ」へ!絶景灯台&岬めぐり「第7回 北海道の先端でレジェンドに出会う(北海道積丹町)」

【連載】日本の「先っちょ」へ!絶景灯台&岬めぐり「第7回 北海道の先端でレジェンドに出会う(北海道積丹町)」

新千歳空港から車で約2時間半。日本でもトップクラスの透明度を誇る積丹の海。海産物では最高級のウニが取れる場所として有名です。かつてはニシンで栄えたソーラン節のふるさと、「積丹ブルー」の絶景が拡がる積丹町の魅力をご紹介します。

おすすめ01 積丹ブルーの絶景「黄金岬」

北海道の先っちょの景色はちょっと違う。美国港の横に突き出た展望台へは、遊歩道を通って。美国の町並や、断崖絶壁と積丹ブルーの青く澄んだ日本海の絶景を望むことができます。

ここから見える「宝島」は、上空から見るとハート形。インスタ映えする写真が撮れること間違いなしです!

積丹ブルー

宝島

名称 黄金岬
所在地 北海道積丹郡積丹町美国町
電話 0135-44-3715(積丹観光協会)
URL https://www.kanko-shakotan.jp/spot/黄金岬
動画 ハートの宝島(Youtube)

おすすめ02 トンネルの先の絶景!「島武意海岸(しまむいかいがん)」

黄金岬から車で30分、日本の渚百選にも選ばれた絶景の海岸「島武意海岸(しまむいかいがん)」は、トンネルを抜けて辿りつく、珍しい海岸です。

島武意海岸駐車場からすぐ、人がすれ違うのがギリギリの小さなトンネルが、島武意海岸への入り口です。ニシン漁が全盛期だった明治28年(1895年)、島武意海岸からニシンを運ぶために手で掘られたという歴史あるトンネルです。

島武意海岸トンネル入口

トンネルを抜けると、突然目の前に積丹ブルーの海が広がります。暗いトンネルとのギャップが、ちょっとした特別感を演出しています。眼下には小さなビーチがあり、階段で降りることができます。

積丹ブルーの海

遊歩道「積丹岬自然遊歩道(シララの小道)」もあるので、時間があったらぜひ歩いてみてください。全コースを歩くと4.7Km、所要1時間30分ほどですが、灯台付近の展望デッキまではおよそ300mです。

積丹岬自然遊歩道案内図

名称島武意海岸(しまむいかいがん)
所在地北海道積丹郡積丹町入舸町
電話0135-44-3715(積丹観光協会)
営業時間24時間見学可能

無休

駐車場有り(無料)
URLhttps://www.kanko-shakotan.jp/spot/積丹岬・島武意海岸

おすすめ03 圧倒的絶景! 積丹のさきっちょ「神威岬(かむいみさき)」

積丹町役場から車で約30分。アイヌの伝説が残る神威岬は、地球の丸さを感じられる300度の絶景パノラマが体験できます。

神威岬碑

神威岬には、源義経とアイヌの娘チャレンカとの悲恋の伝説が残っています。馬の背のような断崖絶壁に沿って続く先端までの道は、かつてはとても険しく危険な場所でした。現在は遊歩道として整備されていますが、風が強いと閉鎖されることもあります。昔は女人禁制だった神威岬ですが、現在は女性も入ることができます。

神威岬

神威岬

先端までの往復は約40分。遊歩道は整備されていますが、運動靴がオススメです。

神威岬

古くから海上交通の難所であったこの場所には、先端に灯台があります。昔はこれほど整備された道もなく、命がけで船の安全を守っていた灯台守の伝説がたくさん語り継がれています。

神威岬の灯台

神威岬灯台の案内版

灯台の先は本当に神威岬の突端です。積丹ブルーの日本海が広がる絶景と、奇石「神威岩」が見えます。神威岩は源義経と恋に落ちたアイヌの娘チャレンカが、叶わぬ恋の末に神威岬から身を投げ姿を変えたもの、という伝説が残る岩です。ここに来たら、思わず写真を撮らずにはいられない絶景を楽しんでください。

神威岬の突端

名称神威岬(かむいみさき)
所在地北海道積丹郡積丹町神岬町
電話0135-44-3715(積丹観光協会)
営業時間4月 8:00~17:30

5月 8:00~18:00

6月 8:00~18:30

7月 8:00~18:00

8月~10月 8:00~17:30

11月 8:00~16:30

12月~3月 10:00~15:00

※女人禁制の門および入口ゲートの開閉時間は、天候(雨・風)の状況により変更となる場合があります

料金入場無料
駐車場有り(300台)
アクセス【飛行機/車】新千歳空港から車で140Km、約210分

【バス】小樽駅前からバスで約140分 神威岬バス停下車 ※夏季のみ運行

URLhttps://www.kanko-shakotan.jp/spot/神威岬・神威岩

おすすめ04 積丹町最盛期にタイムスリップ「ニシン伝習館ヤマシメ番屋」

積丹町は、明治時代にニシン漁で栄えた街です。そんなニシン漁の道具や当時の様子を今に伝えるのがこの「ヤマシメ番屋」です。

ヤマシメ番屋

使われていなかった「旧ヤマシメ福井邸」が、地域の交流拠点として再活用することを目的に、「ヤマシメ番屋」として生まれ変わりました。建物内は昔の立派なお屋敷をそのままに、オシャレに改修されていて、まるで明治時代にタイムスリップしたような空間です。

ヤマシメ番屋内装

室内には、当時の歴史についてのパネルや、ニシン漁で使っていた道具が展示されています。

ヤマシメ番屋内装

ヤマシメ番屋内装

ノスタルジックな空間でコーヒーなどの軽食を楽しむこともできます。

ヤマシメ番屋CAFE

二階から建物内を見渡して、珈琲でちょっと一服もオススメです。

ヤマシメ番屋CAFE

昔のままの骨組みが見える場所もあり、よくある「古民家風」とはまったく違う空気感の中で、特別な時間を過ごせそう。

ヤマシメ番屋CAFE

入り口ではガラスの浮き玉(ガラス玉)が購入できます。今はプラスチックになっていますが、昔の漁で使われていたガラス玉は、インテリアとしてお土産にもオススメです。

ヤマシメ番屋土産屋

名称鰊(ニシン)伝習館ヤマシメ番屋(旧ヤマシメ福井邸)
所在地北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗39番地
電話0135-48-5715
営業時間9:00~16:00 火曜日休み
ヤマシメ番屋 URLfacebookページ
潤Hiroma(facebook)https://www.facebook.com/澗-Hiroma
潤 Hiroma(Instagram)https://www.instagram.com/hiroma.shakotan.2018/

おすすめ05 積丹町でおでんを堪能!?地元民の憩いの場「マミの店」

積丹町と言えば、ウニが有名。まちの中にはたくさんの「ウニ丼あります!」の看板を見ることができますが、ぜひ行ってほしいのは地元民の憩いの店「マミの店」。

マミの店の看板

マミの店のメニュー

オススメは自慢の味噌おでんです。

マミの店の味噌おでん

マミさんのお母さんがやっている「マミの店」。娘のマミさんの名前が店名になっています。お母さんもマミさんも恥ずかしがり屋なので、今話題の看板娘、マミさんの娘でお孫さんにあたる“きいちゃん”をご紹介。後ろがマミさんです。

きいちゃん

観光名所じゃないから聞ける話もたくさんあります。積丹半島の旅がちょっと特別なものになるきっかけになるかも。ぜひ訪れてみてはいかがでしょう?

名称マミの店
所在地北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗154
電話090-3110-1153
営業時間ランチタイム 12:00~14:00

夜 17:00~22:00

不定休

おすすめ06 積丹ザンギ発祥の地で味わう絶品ザンギ「純の店」

積丹町美国は積丹ザンギ発祥の地。「ザンギ」とは様々な調味料で味付けをした北海道独特の濃厚な唐揚げです。そんなザンギの聖地で有名なのが「純の店」。

純の店

地元の方が、ザンギを食べるなら純の店、と口を揃えて言うほどの人気店で、揚げたてのザンギは最高の美味しさ。お店で食べてもテイクアウトでも、積丹に来たらぜひ訪れたい名店です。ほかにも、絶品のうに丼や海鮮丼、定食やお弁当もオススメです。

純の店のザンギ

名称純の店
所在地北海道積丹郡積丹町大字美国字船澗42-20
電話0135-44-3229
営業時間10:30〜20:00

月曜日休み

URLhttp://junnomise.com/
facebookhttps://www.facebook.com/junnomise/

おすすめ07 地元の方々と仲良くなれるかもしれないお店「やまとみ」

積丹の夜を満喫するならここ「やまとみ」がオススメです。焼肉、焼き鳥、ラーメン、なんでも揃う地元民御用達のお店です。

やまとみ

昼間は定食屋さん、夜は居酒屋として、地元の人たちの胃袋を支える名店です。

やまとみのホッケ

やまとみの焼き鳥

やまとみのチャーハン

やまとみの焼きイカ

カレーライスや海鮮丼、焼き鳥、チャーハン、地元のホッケやイカなど、メニューは多種多様ですが、中でも一番オススメなのは「塩ラーメン」。透明であっさりしたスープが自慢の、地元民おすすめの一品です。

やまとみの塩ラーメン

積丹町の人気店で、積丹町民に交じって積丹の味を堪能すれば、きっとステキな想い出になるはず。ちょっと人見知り、だけどとてもやさしい店長と仲良くなれれば、メニューにない料理も味わえるかも!?

やまとみの主人

名称やまとみ
所在地北海道積丹郡積丹町美国町字船澗75
電話0135-44-2149
営業時間11:00~翌1:00

第2・4木曜休み

アクセス【飛行機/車】新千歳空港から車で120Km、約180分

【バス】小樽駅前からバスで約85分 美国船澗バス停下車、徒歩約5分(0.5Km)

URLhttps://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010602/1013880/

おすすめ08 地元民の隠れ家「積丹番屋TK」

2018年4月にオープンした元地域おこし協力隊の山下貴弘さんが店長のそば処「積丹番屋TK」。

積丹番屋TK

山下さんは、地域おこし協力隊として積丹町にやってきた積丹町活性化の協力者です。協力隊としての任期が終わり、積丹町での挑戦が始まりました。ここに行けば、積丹町の知られざる情報が手に入るかも!?

山下さん

お蕎麦は幌加内産5割そば。ダシには国産のカツオ、サケ、日高昆布を使用。このダシを使ったカレーそばは一番人気です。

積丹番屋TKの蕎麦

積丹番屋TKのざる蕎麦

海鮮丼やカレーライス、期間限定のウニ丼など、メニューも充実。

積丹番屋TKのメニュー

6月から8月は、地元漁師さんからの直仕入れの最高のウニが味わえます。

積丹番屋TKのうに丼の看板

積丹番屋TKの店内

でも、本当のオススメは自慢の裏メニュー、言わないと出てこない「特製餃子」です。なぜ蕎麦屋で餃子なのか?そこに積丹要素が入っているのか…?詳しくは店長に直接聞いてみてください。

積丹番屋TKの裏メニュー「特製餃子」

さらに、他にも自慢の裏メニューがあるそうです。これまでにない飲食店の在り方を模索し、挑戦を続ける積丹番屋TK。ぜひ行ってみてはいかがでしょう?

「裏メニューなので、“こっそり”聞いて見てください。」by店長

名称積丹番屋TK
所在地北海道積丹群積丹町大字美国町字船澗8-1
電話070-2002-0420
営業時間11:00~深夜

水曜定休/火曜は夜の営業なし

URLhttps://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010602/1058434/

おすすめ09 積丹町のレジェンド 播磨さん

積丹町の中で精力的に活動されている方の一人が播磨誠さんです。播磨さんは地元の消防署で町の人たちの安全を守りながら、お祭りやイベントを盛り上げる積丹町の重鎮です。

播磨さん

播磨さん

温泉で地域を盛り上げようと、温泉ソムリエや温泉観光実践士の資格を取得されたり、積丹町観光サポーター、ニシン場音頭保存会副会長などを担当されたりと地域のために活躍されています。

播磨さん

地道に地域の魅力を伝える活動を実践している地元にとって、なくてはならない存在。観光中に出会うことはないかもしれませんが、播磨さんの関わるイベントに遭遇することはあるかもしれません。播磨さんの個人facebookには積丹町の魅力が日々投稿されています。ぜひ覗いてみてください。

・ニセコ温泉部facebookはこちら

・播磨さん個人facebookはこちら

おすすめ10  積丹町のレジェンド 西村さん

西村さんは、夏場はキャンピングカーで北海道を旅する自由人。積丹町の住人ではありませんが、積丹町を愛し、夏場は頻繁にキャンピングカーでやってきて、積丹を漕ぐシーカヤッカーです。また、西村さんは犬ぞりの名手で、ハスキー犬を日本に取り入れたパイオニアでもあります。

ハスキー犬

キャンピングカー

相棒のプードル、ウィルと一緒に北海道を楽しんでいる西村さんの話はとても興味深く、

海の端のキャンピングカーでの話は尽きません。

西村さんの相棒のプードル

夜のキャンピングカー

積丹町にはたくさんの魅力が詰まっています。メディアで語られることは多くないかもしれませんが、直接行けば、自分の目や肌で良さを実感できる場所です。

西村さんとプードル

茜色の空とともに良質の温泉を堪能「天然温泉 岬の湯 しゃこたん」

日本海の雄大な眺めとたっぷりのお湯が自慢の温泉です。

天然温泉 岬の湯 しゃこたん

右に積丹岬、左には神威岬を一望できる絶好のロケーションは、露天風呂はもちろん、大きな窓の内風呂からも存分に楽しめます。

大きな窓の内風呂

特に空と海が茜色に照らされる夕暮れ時は、ここならではの感動ものの美しさ!体と心のコリをきっとときほぐしてくれます。

露天風呂

露天風呂

名称天然温泉 岬の湯 しゃこたん
所在地北海道積丹郡積丹町野塚町212-1
電話0135-47-2050
開館時間夏期:(4/1~10/31):10:00~21:00(受付は20時30分まで)

冬期:(11/1~3/31):11:00~20:30(受付は20時まで)

定休日夏期:水曜日(祝祭日及び7月・8月は休まず営業)

冬期:水・木曜日(祝祭日の場合は営業)

入館料夏期:大人(中学生以上)/610円 小人(小学生)/310円(幼児無料)

冬期:大人/610円 小人/260円(幼児無料)

団体料金(15名様以上)/大人510円 小人260円

駐車場170台(無料)
アクセス【車】札幌駅より車で約2時間20分、小樽駅より車で約1時間20分、神恵内より車で約25分

※北海道中央バス往復切符(温泉前がバス停)と入館券がセットになったバスパックも利用でき可能。札幌駅前発 ¥4,200 小樽駅前発 ¥3,200

URLhttps://www.kanko-shakotan.jp/enjoy/おんせん・岬の湯しゃこたん

(2018年7月19日公開)

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八田 雅也
KAZOO代表 ほっこリスト 和こころ 代表 京都伝統産業工芸会会員 京都出身。学生時代アメリカ単独横断の旅を経験。IT、SNS業界を経て2012年に独立。2014年「カッコイイ生き様を伝える」をテーマに、伝統産業職人ネットワーク「和こころ」立ち上げ。2016年より町おこしワークショップに携わり、全国28か所を回る。人を中心に魂のこもったあらゆるものの魅力を伝える巻き込み型企画を得意とする。 和こころ http://wakokoro.org /地方連携イベント「Proud of Nippon」 https://www.facebook.com/events/1646295795431973/