ついに8月から格安航空会社Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)が、関西国際空港-たんちょう釧路空港の就航をスタート!関西から北海道・道東エリアの旅行がさらにお得に楽しめるようになりました。
道東エリアには「オホーツク」・「十勝」・「釧路」・「根室」の4つの地域があります。
北海道の約4割の面積を占め、「阿寒摩周国立公園」・「釧路湿原国立公園」・「知床国立公園」という3つの国立公園があり、手つかずの大自然を体感できるのも道東エリアの魅力です。
ちなみに北海道には6つの国立公園がありますが、その半分がこの道東エリアにあるんですよ。
このエリアには多くの湖があり、なかでも道東3湖と呼ばれる「阿寒湖」・「屈斜路湖」・「摩周湖」は有名な観光スポットとして多くの方が訪れています。
今回はその中で、阿寒湖に行く際にぜひ立ち寄って欲しいおすすめの穴場湖をご紹介します。
神秘の湖『オンネトー』

阿寒湖から足寄方面に車で30分。たんちょう釧路空港から車で約1時間強。
阿寒摩周国立公園内にある原生林に囲まれた神秘の湖が『オンネトー』です。
阿寒摩周国立公園とは北海道で最も歴史のある国立公園のひとつで、公園区域の大部分が亜寒帯性の針葉樹林(エゾマツやトドマツ)を中心とした天然林に覆われ、国立公園の中でも原始的な姿を見られるといわれている。
千島火山帯の活動によってできた阿寒・屈斜路・摩周の3つのカルデラ地形。火山と湖とのペアが狭い範囲でいくつも近隣している地形は全国的にも貴重なものだそう。
オンネトーとはアイヌ語で「年老いた沼」「大きな沼」という意味。
実は“北海道3大秘湖”のひとつでもあるオンネトー。
雌阿寒岳の西山麓にある周囲2.5km、最大水深9.8mの小さな湖ですが、季節や時間、見る角度によってエメラルドグリーンやブルーなどに色を変えることから、五色沼ともいわれています。

北海道三大秘湖とは足寄町の「オンネトー」・上士幌町の「東雲湖(しののめこ)」・千歳市の「オコタンペ湖」。どれも穴場のスポットとなっています。

秋は赤や黄色の紅葉と針葉樹に湖のブルーのコントラストが美しく、冬は残雪と氷とともに広がるエメラルドグリーンの湖面が、まさに神秘的。いつなんどき訪れても、息をのむ美しさがそこにあります。
ちなみに、紅葉の見ごろは例年10月上旬~中旬。
標高の高い場所のため昼夜の寒暖差が大きく、北海道でも特に美しい紅葉を望めるスポットとして、紅葉狩りも大人気です。

温泉が湧き出る!『オンネトー湯の滝』
オンネトーから南東方向に徒歩で約25分、樹齢300年超のアカゾエマツ原生林内に、国の天然記念物でもある『オンネトー湯の滝』があります。
高さは20mほど。その名の通り「温泉の滝」で、滝上流の源泉では40℃ほどの温泉が湧き出ています。
乾電池の材料などでも知られる「マンガン酸化物」生成現象が地上で見られるという、世界でも貴重な場所となっています。
『阿寒摩周国立公園』のお楽しみ
道中では、運がよければ野生のエゾ鹿やキタキツネを見ることができます。
(※野生動物を触ったり、エサを与えないでください)

「鹿に注意」の看板も!鹿の飛び出しには十分ご注意ください。特に、活動が活発になる夕方は要注意。

9月には、自然を満喫するイベント『オンネトー物語』もあります。ぜひ、秋のオンネトーへ出かけてみてはいかがでしょうか?
【イベント/オンネトー物語】
場所:阿寒摩周国立公園オンネトー国設野営場(足寄町茂足寄国有林内)
日時:2018年9月30日(日) 10:00~14:00
駐車場:あり (約100台・無料)
内容:自然ふれあい教室、フォトコンテストの作品展示や野外コンサートなど
【オンネトー】
場所:足寄町茂足寄国有林内
※12月中旬~4月中旬までは道路が閉鎖されています