昼はいちご狩り、夜は温泉に地酒…「越後湯沢のオトナな冬旅」

「冬の越後湯沢」というと、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツをお目当てに訪れる方が多いイメージですよね。しかし、最近では海外からの観光客が多く、「新潟の美食を味わいに」と、越後湯沢グルメを堪能される方も多いようです。そこで、今回はいまが旬の「いちご狩り」をご紹介！また夜の越後湯沢の楽しみ方もご案内します。

雪山を眺めながら、最高に贅沢な「いちご狩り」を満喫

完熟したいちごを自分で選んで収穫できる「いちご狩り」は、早春の体験プログラムとして、この時期大人気のレジャーですが、温かい地域で楽しめるイメージがありますよね。ですが、なんと雪国「越後湯沢」でも体験できるんです!!

関越自動車道「湯沢IC」を下りてからわずか６分ほど。雪景色の中に突如現われる、「いちご狩り」と書かれた、赤×緑のイチゴカラーののぼり。ここを左折し、魚野川にかかる橋を渡ると、突き当たりにビニールハウスが出現。

ここが雪国アグリパーク「湯沢いちご村」です。ビニールハウスの奥に駐車場があるので、車を停め「いちご狩り受付」の看板があるハウスの中へ入りましょう。

いちごの品種といえば、「とちおとめ」「スカイベリー」「章姫」「あまおう」など、生産地を代表する銘柄がありますが、新潟には「越後姫」という瑞々しく香り高い、とても甘いブランドいちごがあります。「湯沢いちご村」で栽培されているのも「越後姫」です。

高設栽培で、立ったまま楽々摘み取れる！

「湯沢いちご村」のいちご狩りは、「摘み取りコース」と「30分食べ放題コース」があります。

「摘み取りコース」は入園料300円を支払い、いちご用の透明パックを選んでハサミを借りて好きないちごを摘み取ります。そして計量後に休憩所で食べるか持ち帰ります。

時期や成育状況によっては、「30分食べ放題コース」も実施されています。この日は、お昼ご飯をたっぷり食べた後だったので、たくさん食べる自信がなく「摘み取りコース」を選びました。

路地栽培ではなく「高設栽培」なので、しゃがまなくても摘み取ることができるため、楽に摘み取れます。

ハウスの後ろは雪山になっていて、雪景色を楽しみながらいちご狩りができる場所は、全国でも珍しいのではないでしょうか。外が雨でも雪でも、快適にいちご狩り体験をすることができます。

美味しい「完熟いちごの見分け方」

では、どんないちごを摘み取ればいいのかご伝授します。

・いちご全体が真っ赤になっていること

・身がパンパンになり種まで赤くなっている

・ヘタが反り返っている

これらの条件をクリアしているものは、すべて完熟して甘いいちごの証拠です。とても柔らかいので、ハサミで優しく丁寧にカットしましょう。

計量のあと支払いを済ませ、数粒一気に食べました。完熟で甘く、口の中いっぱいに春の香りが広がりました。

【雪国アグリパーク「湯沢いちご村」】

温泉・地酒・グルメ…越後湯沢の夜も満喫！

越後湯沢温泉は、川端康成が小説雪国を執筆したことで知られる温泉地。

上越新幹線で東京から約80分、車の場合は関越自動車道で練馬から湯沢ICまで約2時間。日帰り圏内ではありますが、温泉・地酒・グルメを存分に楽しみたい方は、宿泊がおすすめです。

越後湯沢の温泉街には、小さな宿から大きなリゾートホテルまで立ち並び、きっとお好みの宿泊施設が見つかるはずです。

越後湯沢の雪の夜はとっても情緒があり、ぜひ街歩きもしてくださいね。

ただし、雪国では、道路の中央に水を溶かすための装置（消雪パイプ）があります。勢いよく水が出ることがありますので、足元にはくれぐれもご注意ください。また、冬季の晴れた日は、放射冷却によって道路が凍結することもありますので、通行時や運転時は特にご注意ください。

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ちなみに少し離れてしまいますが、ハツカ石温泉にある、塩サウナや薬草風呂、雪見の露天風呂が楽しめる「石打ユングパルナス」はリーズナブルな価格で満喫できておすすめです。