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塩原温泉や板室温泉がある栃木県の那須塩原市では、2019年度の観光キャンペーンの一環として半日観光ツアー「ガイドと行く季節のおススメ巡り」を行っています。半日&バス移動なので気軽で楽ちん。特に電車旅の方におすすめです。那須塩原氏の自然を肌や舌で感じられる、7月と8月のツアー内容をご紹介します。
那須塩原・半日観光ツアーとは

月ごとにテーマが変わり、その月ならではの見どころをガイドと巡る、3時間半ほどのミニツアーです。各便2000円なので気軽に参加できます。
「ガイドと行く季節のおススメ巡り」という名の通り、ガイドさんがスポットの解説をしてくれるのも魅力のひとつ。
1泊2日の旅の場合、1日目に「半日観光ツアー」を利用して、翌日はツアーで巡らなかったその他の観光スポットを訪れてみる、というプランがおすすめ。連泊の場合は中日に利用するのもいいですね。
7月のツアーテーマは「川面の涼風とマイナスイオンいっぱいの滝めぐり」、8月は「「夏だ!おいしい野菜の収穫体験とプチ温泉博士になろう!お土産にもなるよ」です。
それぞれ午前便・午後便で行程が異なるので、各月ごとの午前便・午後便の詳細と見どころをご紹介します!
【7月・午前便】滝&飲泉&牧場のソフトクリームを堪能!
9:00発「板室市営駐車場」
板室温泉からスタートし、塩原方面へ向かいます。
➡9:20発「那須塩原市観光局」
塩原温泉郷の入り口にある観光局。こちらからも乗車できます。
➡9:40発「塩原もの語り館」

画像提供:ピクスタ
「塩原もの語り館」は、農産物の直売所、レストラン、観光協会、地域文化や塩原ゆかりの人物を紹介した展示室がある塩原を代表するスポットです。裏手にある「紅の吊橋」からは箒川(ほうきがわ)と新緑の美しい景色を見ることができます。
➡「七絃(しちげん)の滝」(散策)

「ホテルニュー塩原」の西館の建物の下から流れ落ちているので、人工の滝と思われがちですが、箒川の支流の沢が流れ落ちる自然にできた滝です。
細い流れがいくつも垂れる様子が、岸壁に立てかけた琴の絃のように見えることからこのような名前になったようです。四季折々の姿を見せ、冬は凍てつくこともあります。水辺の涼しさを体感してください!
➡「湯っ歩の里(ゆっぽのさと)」(散策・飲泉体験)

「湯っ歩の里」は、全長60mの足湯が両翼に広がる、日本最大級の足湯テーマパークです。
ツアーでは足湯へ入浴はしませんが、「塩原11湯」(※塩原温泉の別称)の歴史や源泉についての説明文があり、塩原温泉博士になれそうです。
また、「飲泉堂」ではぜひ“飲む温泉体験”を!どんな味がするのか味わってみてください。
敷地内には「湯滝」や「鏡池」といった施設も点在しているほか、季節ごとの花木が観賞できる回遊庭園として散策が楽しめます。
➡「千本松牧場」(散策)

最後は西那須野塩原ICそばにある「千本松牧場」に立ち寄ります。

動物と触れ合うもよし、乳製品をはじめとするお土産を見るもよし。牧場でとれた牛乳を使用したソフトクリームはぜひご賞味ください!
➡12:20着「JR那須塩原駅西口」
続けて午後便に乗る方は、出発まで1時間ほどあるので、駅周辺でランチすればちょうどいい時間になりそうです。
【7月・午後便】水辺を巡ってマイナスイオンでリフレッシュ
13:30発「JR那須塩原駅西口」
➡「那須疎水公園」(散策)
日本三大疎水のひとつである「那須疏水」。「疏水」とは他水源から水を引く目的でつくられた水路のことです。
実は栃木県は米の収穫量全国8位(※平成30年産)の米どころ。その一旦を担っている那須塩原は、実は140年前には無人の荒野でした。しかし、明治時代に開墾事業が開始され、飲用・かんがい用として那須疎水が完成。現在ではさまざまな農作物が収穫できる豊かな土地となりました。
2006年には国の重要文化財、2017年には「世界かんがい施設遺産」に登録されました。
➡「木の俣園地」(散策)
那須岳山麓を源流とする「那珂川」の支流である「木の俣川」。抜群の透明度を誇り、渓流沿いに遊歩道が整備されています。植物や大岩奇岩などがつくり出す景色に自然の偉大さを感じながら散策を楽しむことができます。
➡「乙女の滝」(散策)
かわいらしい名称が印象的な「乙女の滝」は、幅約5m、落差約10数mの美しい滝。諸説ありますが、滝の上に盲目の美しい乙女が現れたという伝説が名前の由来だとか。
滝からの水しぶきでマイナスイオンをたっぷり浴び、心も体もリフレッシュできます。
➡16:20着「板室市営駐車場」
➡16:40着「那須塩原市観光局」
➡17:00着「塩原もの語り館」
いずれかで降車となります。
運行日 | 2019年7月1日(月)、6日(土)、7日(日)、8日(月)、13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)、16日(火)、20日(土)、21日(日)、22日(月)、27日(土)、28日(日)、29日(月) |
【8月・午前便】景勝地に収穫体験、那須高原のさまざまな魅力を発見
9:00発「塩原もの語り館」
7月コースと同じく、「塩原もの語り館」から出発します。
➡9:20発「那須塩原市観光局」
➡9:40発「板室市営駐車場」
こちらの2カ所からも乗車できます。
➡乙女の滝(散策)
7月コースの午後便でも巡る「乙女の滝」を散策します。
➡ミナミ農園(夏野菜収穫体験)
夏野菜の収穫体験!トマトやキュウリ、ナス、トウモロコシなど、農園内で育ている夏野菜を収穫・購入することができます。「ミナミ農園」の野菜はすべて低農薬で、実がなってからは農薬ゼロなんだそう。自分で収穫した新鮮な夏野菜、食べるのが楽しみですね。
※1 収穫した野菜等は別料金で購入となります。
※2 野菜の出来によっては、道の駅の直売所での購入になることもあります。
➡道の駅「明治の森 黒磯」&「 旧青木家 那須別邸」

明治時代にドイツ公使や外務大臣中米全権大使などを歴任し、那須野ヶ原開拓にも貢献した青木周三の別邸。明治21年に建てられたヨーロッパ式の貴重な近代建築で、国の重要文化財に指定されています。また、内部には明治の開拓の歴史資料が展示されています。
「旧青木家 那須別邸」が建つ道の駅「明治の森・黒磯」の敷地内にはほかにもに野菜の直売所やレストランがあり、ジェラート焼きたてパンが味わえます。
➡12:20着「JR那須塩原駅西口」
続けて午後便に乗る方は、出発まで1時間ほどあるので、駅周辺でランチすればちょうどいい時間になりそうです。
【8月:午後便】那須塩原の豊かな自然を肌で感じる
13:30発「JR那須塩原駅西口」
➡「千本松牧場」(散策)
7月コースの午前便でも巡る「千本松牧場」を散策します。
➡「湯っ歩の里」(温泉解説・飲泉体験)
7月コースの午前便でも巡る「湯っ歩の里」を散策します。
➡「箱の森プレイパーク」(散策)
塩原温泉街よりも奥まった場所にある、標高634mに位置する「箱の森プレイパーク」。大自然の中に、遊歩道や巨大アスレチック、面白自転車、無料の足湯や日帰り温泉「遊湯センター」、バーベキュー場や宿泊できるコテージなどが揃います。那須塩原の雄大な自然を感じながらのんびり過ごすのもおすすめです。
➡16:20着「塩原もの語り館」
➡16:40着「那須塩原市観光局」
➡17:00着「板室市営駐車場」
いずれかで降車となります。
運行日 | 2019年8月3日(土)、4日(日)、5日(月)、10日(土)、11日(日)、12日(月・振休)、13日(火)、17日(土)、18日(日)、19日(月)、24日(土)、25日(日)、26日(月)、31日(土) |
【半日観光ツアー「ガイドと行く季節のおススメ巡り」】
●参加費:大人(中学生以上)2000円、子供(3歳~小学生)1000円
●集合場所:【午前便】9:00「塩原もの語り館」、9:20「那須塩原市観光局」、9:40「板室市営駐車場」/【午後便】13:30「JR那須塩原駅 観光案内所前」 ※どちらも5分前までに集合
●定員:定員20名(予定)、最小催行人員1名
●申し込み締切日:各ツアー運行前日の17:00まで
●申し込み・問い合わせ:0287-46-5326(一般社団法人那須塩原市観光局) ※受付時間9:30~17:00
●URL:http://www.nasushiobara-kanko.jp/topics/topics.php?id=317