秋田県男鹿市といえば、国の重要無形民俗文化財である「ナマハゲ」が全国的に有名です。゛泣く子はいねがー“と荒々しく子どもを泣かせているイメージが強いですが、そもそも「ナマハゲ」とは山に棲む神様だといわれています。
そこで、今回は男鹿半島で「ナマハゲ体験」ができるスポットをご紹介します。
「ナマハゲ行事」を体験できる!「男鹿真山伝承館」

1年の厄を祓い、無病息災をもたらすといわれる大晦日の伝統行事「男鹿のナマハゲ」。12月31日に行われる行事は、現在も伝統としきたりを受け継いでいます。
そんな年に1度の伝統行事を体験できる「男鹿真山伝承館(おがしんざんでんしょうかん)」では、真山地区で行われる「ナマハゲ」を再現。観光客は、通された席に座って待っていると、静かだったその場に、「ナマハゲ」が二匹一組となって登場。「ナマハゲ」は、むやみやたらに家々に入るのではなく、家に入れるか否かは、そこの主人が決めます。

「男鹿真山伝承館」で受け継がれる「ナマハゲ行事」は、秋田弁で繰り広げられるため、どれだけ理解できるかは、いざチャレンジといったところ。
家に上がってすぐ四股(シコ)を7回、お膳に着く前に5回、立ち上がる際に3回踏むという、男鹿真山の「ナマハゲ」独自のしきたりが残っています。そして、「ナマハゲ」が家を立ち去る前に「来年もまた来るぞ!」と言い残し、次の家へ向かうのです。
四股を踏むのは、「ナマハゲ」がその家の子ども達が病気や怪我などせず、幸福になれるようとの思いからといわれています。
「男鹿真山伝承館」で、「ナマハゲ」をリアルに体験してみてはいかがでしょうか?
【男鹿真山伝承館】
住所 | 秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢97 |
電話番号 | 0185 -33-3033 |
営業時間 | 9:00~16:30 ※時期によって変更あり |
開講期間 | 4~11月、12~3月の土日祝日と12/31 |
開講時間 | 【4~11月】9:00~11:30、13:30~16:30/【12~3月】9:30~11:30、13:30~15:30 ※1/1・2は9:00~11:30、13:30~15:30 |
入館料 | 【4~11月】一般880円、小中校生550円/【12~3月】一般1100円、小中校生770円 ※「なまはげ館」との共通入館料 |
アクセス | 【電車】JR男鹿線「羽立駅」よりタクシーで約15分 【車】秋田自動車道「昭和男鹿半島IC」より約40分 |
駐車場 | あり(無料) |
URL | https://www.namahage.co.jp/namahagekan/denshokan.php |
ナマハゲのすべてに触れられる「なまはげ館」

「男鹿真山伝承館」から歩いてすぐの場所にある「なまはげ館」。館内には、「ナマハゲ」の歴史や伝統などの映像が流れ、触れ合うことができます。
そして、男鹿市内で実際に使われていた110体&40枚(計150枚)の「ナマハゲ面」が勢ぞろい。地域によって、使われている「ナマハゲ」のお面が違っており、普段テレビなどで目にしているお面以外に、個性豊かなものまでズラリと揃っています。
とてもかわいらしい愛嬌のあるお面もありますよ。

「なまはげ伝承ホール」では、男鹿に伝わる「なまはげ行事」やしきたり、伝承する人の精神を学ぶことができます。スクリーンでは、男鹿の大晦日のナマハゲ習俗を紹介する映画「なまはげの一夜」を8:30~16:30まで30分おきに上映されています。
「一度は体験してみたい!なまはげ変身コーナー」で、本物の「ナマハゲ」の衣装を身につけて、ご自身のカメラで記念撮影もできます!ぜひ、「ナマハゲ」になりきってみましょう!
その他、丸木舟など民具の展示、映像、グラフィックパネルなどで、男鹿の風土を体感できるコーナーもあります。まさに「なまはげ」を体感できる空間です。
【なまはげ館】
住所 | 秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢 |
電話番号 | 0185-22-5050 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | なし |
入館料 | 一般550円 小中学生275円 |
アクセス | 【電車】JR男鹿線「羽立駅」よりタクシーで約15分 【車】秋田自動車道「昭和男鹿半島IC」より約40分 |
駐車場 | あり(無料) |
URL | https://www.namahage.co.jp/namahagekan/exhibit.php |