最新！「桜島観光」で押さえるべきおすすめスポット‼

「鹿児島県」というと、ずっと火山活動を行っている「桜島」のイメージが強い方が少なくないのではないでしょうか。鹿児島のシンボルとして、一度は「桜島」を見たいという観光客が国内外から毎年多数訪れます。

今回は、「桜島」を訪れる際のポイントや見どころをご紹介します！

「桜島」の歴史

写真提供：公益社団法人 鹿児島県観光連盟

鹿児島県の中心に位置する錦江湾に浮かぶ「桜島」は、。高さ1117ⅿ(北岳・御岳)、面積約80km²、周囲約52km。北岳・南岳の2つの主峰から成っている複合火山です。

桜島は約2万6000年前に誕生し、17回の大噴火を繰り返して今の形に落ち着いたといわれています。以前はその名の通り「島」でしたが、1914年の大正噴火で流れた溶岩によって海峡が埋め立てられ、大隅半島の一部となりました。

私が小さい頃、祖父母から噴火の話を聞いたことがあります。大量の火山灰が吹き上がり、積もって大変だったと。

写真提供：ピクスタ

観光客の方が「桜島」を訪れてよく驚かれているのが、活火山の「桜島」が現在も毎日のように小規模な噴火を繰り返している中で、人が生活をしているということ。小学校や中学校もあり、約3120人の住民が住んでいます（2019年時点推計）。

灰の影響はありますが、その恩恵を受けた温暖な気候で作られる「びわ」や「みかん」、「ツバキ」の生産、錦江湾で養殖される「ブリ」や「カンパチ」など、美味しい食材の宝庫でもあるエリアなのです。

「桜島」へのアクセスは２ルート！

①鹿児島市からフェリーで渡る

写真提供：ピクスタ

鹿児島市内からは直線で4㎞。毎日フェリーが運航していて、約15分で到着します。人だけではなく、車も乗ることができるので、レンタカーを借りてドライブしたい方にもおすすめです。

②垂水方面から陸路（車やバスなど）で渡る

写真提供：ピクスタ

大正の「桜島大噴火」によって大隅半島と繋がった「桜島」は、陸路で渡ることもできます。車やバスで訪れる方以外に、バイクのツーリングや自転車、徒歩で巡る人も観光中に見かけたりします。

「桜島」周辺のおすすめ観光スポット2選！

①黒神埋没鳥居

写真提供：公益社団法人 鹿児島県観光連盟

大正3年（1914年）の「桜島大噴火」のときに噴出した山灰・軽石によって埋まってしまった、黒神地区の「腹五社神社」の鳥居（鹿児島県指定文化財）。

もともと高さ3ｍあった鳥居ですが、現在では笠木部分の約1ｍだけ地上に見えています。小学校の横にあるひっそりとした神社ですが、日常の風景の中に突如現れる、噴火の脅威を目の当たりにできる場所です。

②桜島自然恐竜公園

桜島フェリー乗り場からすぐのところにある「桜島自然恐竜公園」。園内には、恐竜の実物大模型の遊具がいくつもおいてあり、原始的な桜島の風景とマッチしています。

また、展望台が2カ所あり、一方は「桜島」の荒々しい山肌が目前に見え、もう一方は錦江湾を見下ろせる絶景が堪能できます。

「桜島」周辺のおすすめ眺望スポット2選！

①有村溶岩展望所

南岳の麓、大正の「桜島大噴火」で流出した溶岩の丘にあるのが「有村溶岩展望所」です。

全長1kmに及ぶ溶岩原の中の遊歩道を歩くと、噴火による地形や植生の変化が体感できます。50年ほど前は何もない月のような場所だったところが、現在は胞子の成長で植物が育っています。

研究者の方たちが非常に興味深い場所としてい一目置いている、溶岩原が観察できるイチ押しの観光スポットでもあります。

遊歩道はきれいに整理され、階段も低めに段が作られていますが、スニーカーなどの歩きやすい靴でいかれる方が安心です。

写真提供：ピクスタ

展望所からは、ごつごつした溶岩が固まった後を近くで眺められて自然の驚異を間近で感じられます。また、現在活動中の昭和火口がすぐ裏手にあるため、ゴーっという鳴動や噴火に伴う爆発音が聞こえることもありますよ。

こちらの場所からは石や植物などの持ち帰りはできませんので、お気を付けください。

②湯之平展望所

「桜島」北岳の4合目にある「湯之平展望所」は、海抜373mに位置し、入山可能な場所で一番高い所にある展望所です。

間近に見る「桜島」に感動しつつ、大迫力の写真を撮ることが可能できます。

写真提供：ピクスタ

また、反対側には鹿児島市街地や開聞岳が一望でき、夕暮れ時に行くと夕陽や夜景が美しく、日々の疲れも癒やす光景を楽しむことができます。

道は海沿いの通りから桜島まで登っていきますが、少しカーブが多くなり、道幅も狭かったりして、徒歩や自転車などの人たちとすれ違うこともあるため、車で行かれる方は気を付けてください。