花や動物などがデザインされた美しいマンホールを見たことはありませんか?
実はこのデザインマンホール、「日本の隠れた名所」と言われるほどの人気なんです。
ここでは、旅行の際に注目して見るとおもしろい、マンホールの魅力をお教えします。
1980年代からはじまったデザインマンホール
デザインマンホールの起源は沖縄県那覇市の小魚をあしらったかわいらしいマンホールだと言われています。
1980年代に全国に広まったとされ、現在では名所や名産など、地域によってさまざまなデザインが展開されています。
なぜハマる? マンホールの魅力とは
地面に埋まったマンホールの蓋。本来なら目立たない存在であるマンホールがなぜこんなにも人気なのでしょうか。
実は、ここまでマンホールに多種多様なデザインがあるのは日本独特の文化。そのため、外国人観光客にも大人気です。
さらに、各地域で特色があるため、思わず探したくなってしまうのだとか。
国内でも「マンホーラー」や「蓋女(ふたじょ)」といったマニアがいるほどの人気ぶりです。
多種多様なデザイン。どんなものがあるの?
それではどのようなマンホールが全国にはあるのでしょうか。いくつかの傾向に分けてご紹介します。
1.自然をモチーフにしたもの
デザインマンホールの起源とされる沖縄県・那覇市の小魚をモチーフとした蓋をはじめ、東京23区の桜をモチーフにしたもの、富士河口湖町の富士山をモチーフにしたものなど、自然の風景や植物、動物などはデザインマンホールの定番です。
2.歴史的建造物などをモチーフにしたもの

山口県岩国市の「錦帯橋」をモチーフにしたものや、兵庫県姫路市の「姫路城」、群馬県富岡市にある世界遺産「富岡製糸場」など、歴史的な建物も人気のモチーフです。
3.キャラクターをモチーフにしたもの

福岡県福岡市や広島県広島市では、地元の野球球団のキャラクターをデザインに採用しています。さらに、草津温泉の「ゆもみちゃん」のように、ご当地キャラクターや、地元ゆかりのアニメのキャラクターを採用している地域も増えています。
今回ご紹介したのはほんの一部。他にもさまざまなデザインがあるので、ぜひ旅に行った際は、いろいろなマンホールを探してみてくださいね。