あじさいが美しい時期になりました。
せっかく6月に旅をするのなら、風情あるあじさいの姿も思い出に加えたいもの。
そこで今回は、列車の旅に彩りを添える車窓から、あじさいを鑑賞できるスポットを紹介します。
車窓がまるで額縁のよう。絵画のような眺めが魅力のあじさい列車
箱根あじさい電車(神奈川県)

あじさいの鑑賞地として有名な箱根。箱根登山鉄道はこの時期だけ“あじさい電車”と呼ばれるほどです。車窓に触れるほど線路のすぐそばに、あじさいが咲き誇る光景を見ることができます。
標高によって異なる見頃は、例年以下の通り。
6月中旬から6月下旬 箱根湯本駅付近
6月下旬から7月上旬 宮ノ下駅付近・大平台駅付近
6月下旬から7月中旬 強羅駅付近・彫刻の森駅付近
7月上旬から7月下旬 ケーブルカー沿線
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所在地 神奈川県小田原市城山 ※始発駅の所在地です
交通アクセス 小田急線 小田原駅より乗り換え
いすみ鉄道(千葉県)

千葉県房総半島のいすみ市を走るいすみ鉄道。春には桜、菜の花が車窓から見られることでも有名で、6月には沿線の各駅であじさいを鑑賞することができます。特に、大多喜城駅にはあじさいの他に、本多忠勝を初代城主とする大多喜城の本丸跡に建設された博物館などの見所もあり、観光スポットとしておすすめ。見頃は例年6月いっぱいです。
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※いすみ市に近い勝浦・鴨川の宿を掲載しております
所在地 千葉県いすみ市大原 ※始発駅の所在地です
交通アクセス JR外房線 大原駅より乗り換え
紀勢本線 多気駅(三重県)
紀伊半島の海岸線をぐるっとなぞるように走り、三重県と和歌山県をつなぐ紀勢本線。伊勢市駅や鳥羽駅をつなぐJR参宮線への乗り換えができる多気駅は、あじさいの撮影地として有名。地元では約1万株ものあじさいが見物できる「あじさいまつり」も毎年開かれており、紀勢本線の車窓からも景色を眺めることができます。三重へ電車の旅をするなら、ぜひ窓の外に目を向けてみてください。今年の「あじさいまつり」は6月11日(日)です。
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※多気郡に近い津・久居・美杉・松阪 の宿を掲載しております
所在地 三重県多気郡多気町多気76-1
交通アクセス JR紀勢本線 多気駅下車
徳島線 江口駅(徳島県)
徳島線の江口駅付近では、国道192号沿いに咲くあじさいと並走するように列車が走り、土手が埋もれるほどのあじさいが咲く様子を車窓から眺めることができます。さらに、貞光駅から車で約25分の「久薮阿弥陀堂」では毎年「あじさい祭り」も開催されます。見頃は例年6月中旬まで。
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※三好郡に近い大歩危・祖谷・剣山の宿を掲載しております
所在地 徳島県三好郡東みよし町中庄
交通アクセス JR徳島線 江口駅下車
久大本線 豊後中川駅(大分県)

「桜のトンネル」で有名な豊後中川駅は、大分駅と、同県屈指の温泉地・由布院をつなぐ久大本線の沿線に位置します。豊後中川駅は近年ではクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の撮影スポットとしても話題になりました。初夏には沿線に植えられたあじさいが咲き、新緑の緑とのコントラストを楽しめます。由布院を訪れたときには、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょう?
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所在地 大分県日田市天瀬町合田交通アクセス JR久大本線 豊後中川駅下車
番外編:あじさいの中をモノレールで通り抜ける
あじさいの里 あじさい園(愛媛県)

愛媛県のあじさいの名所として名高い「あじさいの里 あじさい園」。約4ヘクタールにも及ぶ山の斜面に約2万株のアジサイが咲き誇ります。園内にはモノレールが走っていて、乗車すれば山の頂上からあじさいの里を一望できます。6月中旬から下旬の土日に運行(片道500円)。例年6月下旬から7月上旬が見頃。
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※四国中央市に近い新居浜・東予の宿を掲載しております
所在地 愛媛県四国中央市新宮町上山3322交通アクセス
(1)高知自動車道 新宮ICより約20分
(2)JR伊予三島駅からバスで50分新宮行きのバスに乗り、新宮で下車。 タクシーで約15分で到着 ※新宮タクシー(TEL:0896-72-3151)は事前予約が必要。
この時期にしか見ることができない、特別な車窓からの景色。晴れでも雨でも、あじさいが6月の旅の思い出を鮮やかに彩ってくれそうですね。