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江戸の風情が残る町並みとともに春を感じる「倉敷雛めぐり」

江戸の風情が残る町並みとともに春を感じる「倉敷雛めぐり」

岡山県倉敷市では毎年桃の節句に合わせて「倉敷雛めぐり」という行事が開催されます。この行事では倉敷エリア、児島エリア、水島エリア、高島エリア、真備・船穂エリアの5地区それぞれに、その土地に伝わる雛人形を展示。可愛らしい雛人形を眺めながら春の訪れを感じます。

今年の開催期間は、平成30年2月24日(土)~3月11日(日)まで。その間は倉敷市全体のホテルやお店が雛人形を飾ります。今回はそんな華やかな催しの見どころをご紹介していきます。

倉敷雛めぐりで見ておきたい雛人形たち

野崎家旧宅「おひな同窓会」と「おひな茶会」

各ご家庭で大事に保存されているお雛様を一同に会し、観光客から地元の方まで、自慢のお雛様をみていただく催し。野崎家旧宅の百畳敷きの間に段飾りの雛飾り約30組を展示します。立ち雛から一風変わった現代風の衣装に身を包んだお雛様まで個性豊かな雛飾りが展示してあり、目を見張る華やかさ。古きよき趣きがのこった野﨑家の邸宅も一度訪れる価値ありです。

また野﨑家別邸では邸宅内の一室・ゆうよ亭にて裏千家の先生がお点前を披露する「おひな茶会」が、雛めぐりの期間中の土・日の計6日間開催されます。

茶室にて雛祭りにまつわる掛け軸やお茶道具などを愛でながら、抹茶とお菓子をいただきます。一般の方でも参加できますので、作法などもあまり気負わなくても問題ありません。お茶席でゆったりと大人なお雛祭りを味わえそう。

場所 野﨑家別邸(倉敷市児島味野1-11-19)

交通アクセス

(1) 瀬戸大橋線児島駅より徒歩で約10分

(2) 瀬戸中央自動車道 児島ICより車で約10分

新渓園「お雛様展示」

倉敷紡績の初代社長・大原孝四郎氏の別荘として建てられた和風建築の建物。敷地面積3,000坪、建物延床面積は1,000坪もあり現在では広く一般に開放されて、市民の憩いの場として親しまれてきました。倉敷雛めぐりのシーズンには56畳の大広間に段飾りだけでなく羽子板や木目込み人形など、桃の節句らしい飾りが展示されます。広い和室に並べられた数々のひな壇が皆さんをお出迎え。期間中は入場無料でお楽しみいただけます。

場所 新渓園(倉敷市中央1-1-20)

交通アクセス

(1)JR倉敷駅より徒歩で約10分

(2)山陽自動車道 倉敷ICより車で約15分

船穂公民館「竹雛」

真備地区では、真備町特産の竹でつくられた珍しい「竹雛」が展示されます。竹細工がもつ自然な味わいが生かされつつ、素朴で親しみやすい印象のお雛様。それでいて、醸し出される細やかな表情や細工はまさに職人技です。

またこの地域はスイートピーの名産地としても知られるため、ひな人形の周囲をスイートピーで飾り、ふんわりとした花びらに包まれ可愛らしい雰囲気です。雛あられや甘酒がふるまわれることも。

場所 船穂公民館(倉敷市船穂町船穂1697)

交通アクセス

(1) JR西阿知駅より車・タクシーで約10分、JR新倉敷駅より車・タクシーで約15分

(2) 山陽自動車道 倉敷ICより車で約15分

豊島屋「つるし雛」

高瀬通しの舟溜まり跡近くにある、ソースなどを中心とした老舗の調味料メーカー豊島屋。ここの軒先ではコロコロと可愛らしい、つるし雛を展示しています。色とりどりのつるし雛は、福島県いわき市で作成されたもの。3月3日(土)には18:00〜20:30までライトアップも実施されます。

ひと針ひと針丹念に手作りされたちりめん細工のお雛様は、趣きある店先と素敵に調和しています。この季節の風物詩として愛でるため訪れる方も多いようです。

場所 豊島屋(岡山県倉敷市玉島中央町1-7-8)

交通アクセス

(1) JR新倉敷駅より車で約10分

(2) 山陽自動車道 倉敷ICより車で約20分

 

2月24日(土)には各スポットで和太鼓演奏や甘酒の振る舞いなどのオープニングイベントがあり、多くの観光客が訪れます。普段は見られない珍しい雛人形が一同に会した圧巻の展示は、可愛らしく日本の情緒を感じます。昔ながらの町並みが残る穏やかな倉敷を散策しながら、雛めぐりを楽しんでみませんか。