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群馬県水上温泉で1956年に開業した老舗湯宿「みなかみホテルじゅらく」が、2018年10月にリニューアルしました。ラウンジには新しいシンボルとなる大きな暖炉が設置され、屋上庭園「水のテラス」も新たにオープン。より水上の四季を感じられるホテルとして生まれ変わりました。

奥利根の渓谷美と、昔ながらの情緒ある温泉街を満喫できることで人気の水上温泉。その水上温泉で1956年に開業し、温泉郷を代表する湯宿として親しまれてきた「みなかみホテルじゅらく」が、2018年10月にリニューアルオープン。渓谷の豊かな四季を楽しめるリゾートホテルが、どのように変わったのかさっそく訪ねてきました。
暖炉に石造りの壁…ラグジュアリーなロビーがお出迎え
【ラウンジ】

エントランスを入ると、まず目に入るのが大きな暖炉。大自然を一望できる大きな窓のある「いこいのラウンジ」に、今回のリニューアルでホテルの新たなシンボルとして登場しました。石造りのラウンジは上質な雰囲気で気分が高まります。
暖炉の前にはゆったりと座れるソファもあり、ゆれる炎と薪のはぜる音を感じながら、四季折々の自然をゆっくりと眺める。そんなラグジュアリーな空間になっています。
【2階テラス】

ラウンジの奥には、利根川渓谷を眼下に眺めることができるテラスがあります。外に出るとさわやかな空気とともに渓流の心地よいせせらぎに包まれます。

夜のライトアップの中、ソファーに座りながら読書をしたり、お酒を飲んだりするのも良さそうです。
【水のテラス】
今回のリニューアルでは、渓流の自然を満喫できる屋上庭園「水のテラス」も新たにオープンしました。植栽が配置された開放的なスペースでは、まるで渓谷を散歩しているかのような気分を味わうことができます。
家具やファブリック、アメニティーにこだわった客室
【客室「みずのね」】

リニューアルされた客室は、和室、洋室、和洋室とさまざまなタイプの部屋があり、ご夫婦、ご家族、カップル、友達同士、どんなグループでも気持ちよく過ごせそうです。
広々とした和洋室タイプの「みずのね」は、新設されたお部屋で、テラス付きルームでは渓流をひとり占めできる大開口の窓とゆったりくつろげるテラスが設置されています。

優雅な時間を過ごせそうなテラス。窓際にはソファーやクッションなどゆっくりとくつろげるファブリックが置かれているのもうれしいところです。
【ドリップコーヒーセット】

客室「みずのね」には、コーヒーミル・コーヒー豆・ドリップペーパーのドリップコーヒーセットの用意があり、挽きたてコーヒーを味わうことができます。朝のさわやかな渓流を前に、贅沢な時間を過ごせそうです。
【アメニティ】
アメニティは、あの真珠で有名なミキモト。真珠から抽出された保湿成分が含まれたコスメは、女性にはうれしいアイテムです。
夕食ビュッフェは切りたてのローストビーフが絶品!
夕食の会場となるのはダイニングブッフェ「KAWATONE」です。「焼き立て、揚げたて、切りたて」の食事を、目の前でシェフが料理します。
【ローストビーフ】

オススメはローストビーフ。切りたてのお肉はしっとりジューシー。大きな塊肉を厚めにカットしてくれるので、1枚で大満足なボリューム感です。柔らかくて上品な味付けでした。ほかにも、焼きたてピザ、作りたてパスタ、揚げたて天ぷらなど、熱々の作りたてが食べられるメニューを豊富に取り揃えています。
【マグロの解体ショー】
お肉だけじゃありません。この日は、大迫力!マグロの解体ショーが開催。巨大な本マグロを包丁一本で鮮やかに捌いていく様子は必見です。
捌きたてのフレッシュなお刺身は絶品です。
【コールドストーンアイス】

特に、目の前で作ってくれるコールドストーンアイスはテンション上がってしまいます。大人も子どもも楽しめますし、食後のデザートに食べれるなんて嬉しいですね。
「美人の湯」として名高い水上温泉で、しっとり&すべすべ肌に
食後のお楽しみは、もちろん温泉です。400年以上前、和尚と村人が力を合わせて掘り起こした「宝の湯」といわれている温泉は、「天狗の湯」「せせらぎの湯」「翠渓の湯」の3つの湯があります。
【天狗の湯】

【せせらぎの湯】

【翠渓の湯】

それぞれの温泉は、時間帯による男女入れ替え制なので、いろいろなお湯を楽しむことができます。どのお湯も浴槽が広く、ゆったりと足を伸ばすことができます。
【サウナ】

サウナは比較的温度の低いものもあり、リラックスするにはぴったり。
【シャンプーバイキング】

スキンケア用品も充実。特に楽しいのが「シャンプーバイキング」です。備え付けのシャンプーを使うのではなく、さまざまなシャンプー&リンスから、好みのものを専用容器に入れて利用することができます。
脱衣スペースにはマッサージ機もあり、入浴後にゆっくりと体をほぐすことができます。
和食・洋食、ご当地食材まで、ボリューム満点の朝食ビュッフェ
朝食は、夕食と同じくダイニングブッフェ「KAWATONE」でいただきます。

ホテル自家製の食パンをつかったピザトースト、お好みの具材で作るオムレツ、焼きたてウィンナーなど、ボリューム満点。群馬県の名産「こんにゃく」や、郷土料理の「ちぎりっこ」で、和食派も大満足すること間違いなし。

目の前で作ってくれるピザトーストやオムレツで、朝のパワーチャージ!

スムージーやフルーツの入ったフレーバーウォーターなど、ビタミンチャージできる健康的なメニューも充実しています。
老舗湯宿の伝統を活かした、最新の滞在型リゾートホテル
今回のリニューアルでは、歴史ある老舗湯宿の伝統を活かしながら、最新の滞在型リゾートホテルに生まれ変わった印象を受けました。400年続く名湯と奥利根の自然、温泉街の情緒を味わいながら、充実の設備でゆっくりと満喫することができます。非日常のひとときを過ごせる「みなかみホテルジュラク」へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。