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一度は訪れるべき!海なし県・山梨の「森の中の水族館。」

一度は訪れるべき!海なし県・山梨の「森の中の水族館。」

海のない山梨県で「水族館」とはちょっと不思議な感じがしますが、淡水魚マニアの方々にはよく知られた、山梨県立富士湧水の里水族館「森の中水族館。」があります。さまざまな工夫がされた水族館で、小さなお子さまからシニアまで幅広い世代の方々に人気があります。

今回は、そんな「森の中水族館。」の見どころをご紹介します!お出かけのご参考になさって下さい。

富士の湧水の里にある「森の中水族館。」

画像提供:ピクスタ

天然記念物「忍野八海」や桂川など、富士の湧水の里として知られる「忍野村(おしのむら)」。

世界遺産・富士山と田舎の田園風景のコラボレーションを写真におさめようと、国内外から多くの観光客が訪れています。

そんな自然美溢れる忍野村にあるのが、山梨県立富士湧水の里水族館「森の中水族館。」。

「水を知り、水とたわむれ、水を育む」を合言葉にした水と森のテーマパークは、その名の通り、ニジマスやイトウなどが回遊し、自然界に近い淡水魚の姿が見られる、日本有数の淡水魚専門水族館として人気を呼んでいます。

海の魚を展示した水族館とはまたひと味違う、富士山の麓ならではの水族館では、渓流の魚たちが凛と泳ぐ姿が印象的です。

また、富士山の湧水を使用した水槽は、まるで空中を泳いでいると錯覚してしまうほど透明度抜群!

面白い仕掛けがたくさん!多種多様な水槽が勢ぞろい

【二重回遊水槽】

 

館内に入ると、まず中央に位置するドーナツ型の「二重回遊水槽」が目に飛び込んできます!

希少魚の「イトウ」や「ニジマス」といった大型の魚と、「ヤマメ」のような小さな魚が同じ水槽で泳いでいるように見えてハラハラしますが、実は水槽が二重になっているので、小さな魚が食べられてしまう心配はありません!

このような演出が可能なのも、透明度の高い富士山の湧水を使用しているからこそです。

【流水水槽】

こちらは、川の源流から中流までの魚の生息環境を再現した「流水水槽」。

源流には「イワナ」、上流には「ヤマメ」や「アマゴ」、中流には「オイカワ」や「ウグイ」が展示されています。

なわばり行動や産卵などを観察することもできます。

【横見水槽】

一面に広がる大きなガラス窓から、水族館の外にある池の中をのぞくことができる「横見水槽」。

池の向こうには森が広がっていて、手前のベンチに座って眺めると、まるで森の中にいながら水中にもいるような、不思議な感覚に陥ります。

また、初夏に見られる約8000匹の「アユ」が群れで泳ぐ姿も圧巻ですよ。

【深みの魚水槽】

富士五湖の中でも水深がある「西湖」や「本栖湖」をイメージしてつくられた「深みの魚水槽」は、独特の静けさが漂います。

昔から日本に生息する肉食魚「ナマズ」や、特定外来生物「オオクチバス」、「ブルーギル」が物陰にひそみ、獲物を待つ様子を観察することができます。

そのほか、湖畔のアシ原の風景を再現したジオラマ水槽「岸辺の水槽」や、ドジョウやメダカが水草の合間を泳ぐ可愛らしい姿を見られる「水草水槽」など、見どころ満載です。

また、月ごとにテーマを変えて展示を行っている「マンスリー水槽」もあります。

何度訪れても、毎回違った楽しみ方ができるのもおすすめのポイントです。

ここでしかできない「体験教室」も盛りだくさん!

小さなお子さんに大人気の「森の中水族館。」では、魚について学んだり触れたりできる「体験教室」が多数用意されています。

毎週日曜日には、二重回遊水槽の魚たちにエサをあげる「エサやり体験」、毎週土曜日には普段見ることのできない水族館の裏側を案内する「バックヤードツアー」が行われます。いずれも入館料のみで、参加料は無料です。

【山梨県立富士湧水の里水族館「森の中水族館。」】

住所山梨県南都留郡忍野村忍草3098-1 さかな公園内
電話番号0555-20-5135
営業時間7~9月 9:00~18:00/10~6月 9:00~17:00
定休日火曜(祝日の場合は翌日)、12/28~1/1
料金大人420円、小・中学生200円、幼児無料
アクセス【電車】富士急行線「富士山駅」よりバスで約15分、「さかな公園」下車、徒歩約3分

【車】東富士五湖道路「山中湖IC」より約5分/中央自動車「河口湖IC」より約20分

駐車場100台(無料)
URLhttp://www.morinonakano-suizokukan.com/

夏は水遊びもできる!水と森のテーマパーク「さかな公園」

「森の中水族館。」を有する「さかな公園」は、広場のほかに村立の体験学習施設「森の学習館」や、小川や池、遊具が配置された「水と森のテーマパーク」です。

桂川を模したような小川や、じゃぶじゃぶ池、アスレチック風遊具は、地元の小さなお子さまのいるファミリーに大人気です。

入園料もなく気軽に遊べるので、お弁当を持参してピクニック気分を味わってみるのもおすすめです。

お子さま連れの方は、子どもが水遊びに夢中になっても安心なように、着替えとタオルの持参をお忘れなく。

【さかな公園】

住所山梨県南都留郡忍野村忍草3098-1
電話番号0555-84-7261(森の学習館)
開園時間9:00~17:00(森の学習館)
定休日火曜(祝日の場合は翌日)、12/28~1/1
料金入園無料
アクセス【電車】富士急行線「富士山駅」よりバスで約15分、「さかな公園」下車、徒歩約3分

【車】東富士五湖道路「山中湖IC」より約5分/中央自動車「河口湖IC」より約20分

駐車場100台(無料)
URLhttp://www.vill.oshino.yamanashi.jp/docs/2013032200032/

冨士さくら
地元・山梨県内の旅行に関わる仕事をしているママライター。富士山の北麓エリアを中心に、旅のおすすめスポットや最新情報を発信していきます。