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鹿児島の絶景を見に行こう!「番所鼻自然公園」

鹿児島の絶景を見に行こう!「番所鼻自然公園」

鹿児島県の南に位置する南九州市には、伊能忠敬が賞賛した景勝地「番所鼻(ばんどころばな)自然公園」があります。珍しい絵馬や、タツノオトシゴを間近で見られる施設など、見どころも多い穴場のパワースポットを紹介します。

伊能忠敬も絶賛した景色を望める

「番所鼻自然公園」は鹿児島市から高速道路を利用して、南に車で1時間30分ほど行った場所にあります。JR指宿枕崎線「水成川駅」から徒歩10分ほどでも行けます。

この「番所鼻』というちょっと変わった名前は、以前、薩摩藩の番所が設置されていたということから名付けられたといわれています。

駐車場に車を停め、海に向かって進んでいくと円を描いたような岩礁が現れ、奥には東シナ海が広がります。晴れた日にはその先に日本百名山に名を連ねる“薩摩富士”こと「開聞岳」をきれいに望むことができます。

この絶景は、日本地図作成のため全国を回り歩いた伊能忠敬が「天下の絶景なり」と絶賛した景勝地としても知られており、伊能忠敬を称えた碑も建てられています。

干潮時間がおすすめ「海の池」&「竜宮の道」

画像提供:ピクスタ

「番所鼻自然公園」を訪れるなら岩礁の上を歩くことができる干潮の時間がおすすめです。(※高波時は禁止)

特徴的な環状型をした岩礁は、数十年前の火山活動とそのあとの浸食によって形成された天然の岩礁。岩礁の内側は海に浮かぶ池のように見えることから「海の池』と呼ばれています。また、この池に竜宮城の入り口があるとの言い伝えから、岩礁は「竜宮の道』と呼ばれています。

歩きながら海の中を覗いてみると、小さな小魚や貝、海藻類を眺めることができとても楽しいです。タイミングを見計らって釣りをする人もいます。何より、遮るもののない中で海風を浴びながら岩礁を歩くと海の上を歩いているような錯覚に陥ります。

ごつごつしている場所もあるため、運動靴などしっかりと歩けるもので行くのがおすすめです。

撮影スポット「竜の落とし子~吉鐘~」

こちらの海には「タツノオトシゴ」が生息しています。タツノオトシゴはその形から昇竜に例えられ幸運の守り神とされることがあります。また、卵と稚魚を育児嚢で守るという性質から、安産や子宝に縁があると考えられてきました。

開聞岳が良く見える場所に竜の落とし子をモチーフにした鐘があり、1回鳴らすと「幸運」、2回は「健康」、3回は「恋愛成就、夫婦円満」、4回は「子宝」、5回は「安産」と、鳴らす回数によって願いが変わります。

写真スポットとして訪れた記念に1枚残しておくのもよいですね。

カラフルな貝殻に願い事「貝がら絵馬」

貝殻に願い事を書く、ちょっと変わった絵馬もあります。絵馬は1枚100円。願い事を書いたら、開聞岳をまっすぐ望む柵にくくりつけましょう。絶景の中で書くときっと叶うと思えますね。

タツノオトシゴを間近で観察できる「タツノオトシゴハウス」

公園内には日本で唯一のタツノオトシゴの観光養殖場「タツノオトシゴハウス」があり、どなたでも見学することができます。

「絶滅危惧種が数種類もいるタツノオトシゴを見ながら、その不思議な生命体に興味をもってもらいたい。そして地球の環境についてもちょっと考えてもらえる機会になれば」と無料で開放されています。

もともと海辺のレストランだった場所を改装した施設なので、タツノオトシゴを見ながらカフェでひと休みしたり、オリジナルのタツノオトシゴグッズを買うことができます。

【タツノオトシゴハウス】

電話番号0993-38-1883
営業時間10:00~16:30
定休日火曜(祝日・正月・お盆は営業)
料金無料
URLhttp://www.seahorseways.com/html/t_house.html

【番所鼻自然公園】

住所鹿児島県南九州市頴娃町別府5202
電話番号0993-83-2511(南九州市役所商工観光課)
アクセス【電車】JR指宿枕崎線「水成川駅」から徒歩約10分【車】指宿スカイライン「頴娃IC」から約20分
料金無料
駐車場60台
URLhttps://www.city.minamikyushu.lg.jp/kankou/kanko/sagasu/echiiki/banshobana.html

 

YUKOTABI 編集部
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