世界各国からの賓客を迎える「迎賓館赤坂離宮」。2016年に一般公開されるようになって以降、そのあまりの美しさに魅了され、何度も足を運ぶ方が後を絶たないそうです。贅を極めた華やかな魅力を持つ、迎賓館の見どころをご紹介します。

出典:内閣府ホームページ
まさに豪華絢爛!見所&豆知識をおさえて楽しもう
建築・装飾技術の粋を集めて造りあげた迎賓館は「どこを見ても美しい」と評されるほど。その中でも特に見逃せない5つのスポットを、豆知識とともにご紹介します。
(1)「主庭」

出典:内閣府ホームページ
全面砂利敷きの「主庭」には、見事な大噴水を見ることができます。大噴水の周りには季節の花が咲き、来訪の記念にこの大噴水越しにした本館の撮影が人気だそうです。フォード大統領やエリザベス女王、ゴルバチョフ大統領など、歴史に名を残した名だたる人物の記念植樹もお見逃しなく。
(2)「彩鸞(さいらん)の間」

出典:内閣府ホームページ
条約・協定の調印式などに使われます。部屋の白璧には、金箔が施された石膏のレリーフが浮き彫りになっており、「甲冑とライオン」「日本刀とサーベル」など、和と洋を合わせたユニークな意匠に注目です。
(3)「花鳥の間」

出典:内閣府ホームページ
「花鳥の間」では、国・公賓主催の公式晩餐会が催されます。部屋に飾られている花や鳥が描かれた30枚もの美しい七宝焼きは、一説によれば一枚7000万円、30枚全て合わせれば総額21億円にもなる、非常に貴重なものなのだそう。
(4)本館「羽衣の間」

出典:内閣府ホームページ
舞踏会のために作られた「羽衣の間」。吊るされた3つのシャンデリアは館内で最も豪華なもので、バカラ社製の7000個のクリスタルガラスで装飾されています。実はまだ舞踏会が開かれたことはないそうですが、部屋には音楽を題材にした楽器のほか、仮面・花かごなどのモチーフがあしらわれています。
(5)「前庭」

出典:内閣府ホームページ
正門から迎賓館赤坂離宮・本館までの約220メートルを結ぶ「前庭」は、ベルサイユ宮殿の前庭にならって趣のあるピンコロ石が敷き詰められています。その両側には庭園が広がり、日本らしさを表すための142本の黒松が植えられています。なお、前庭は無料・申込不要で見学できます。
純白で重厚な石造りの外観を眺め、煌びやかに装飾された館内を歩くと、歴史の舞台としての役割を担ってきた誇りと伝統の重みが伝わってくるようです。ぜひ、足を運んでみてくださいね。
迎賓館内部見学と楽々お食事付きプランはこちらから。
迎賓館赤坂離宮の見学は、ホームページから事前予約ができるほか、事前予約なしの当日受付でも参観できます。詳しくは内閣府のホームページをご確認ください。
所在地 | 東京都港区元赤坂2丁目1−1 |
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交通アクセス | JR中央線・総武線「四ッ谷駅」赤坂口より徒歩約7分 |