都心から気軽にアクセスでき、自然あふれる観光地として近年人気を集めている奥秩父。四季折々異なる表情を見せてくれる奥秩父は、冬の風景も必見です。
今回は奥秩父でしか出会えない冬の絶景スポットと、秩父三社にも数えられる荘厳な神社をご紹介。
自然が生んだ圧倒的な光景、三十槌の氷柱

知る人ぞ知る、冬の奥秩父の名所「三十槌(みそつち)の氷柱」。岩清水が冬の寒さで凍ってできた、高さは約10m、幅は約50mもある巨大な天然の氷柱です。奥秩父の大滝地区は朝晩の温度がマイナスになることも珍しくなく、冬の厳しい寒さがこの幻想的な光景を作り出します。
見頃はもっとも寒さが厳しくなる1月中旬から2月中旬で、この時期には夜にライトアップが行われます。夜空に浮かび上がる氷柱が浮かび上がり、さらに清流にも反射する姿はまるで夢のような光景。氷柱はその日の天候や時間帯によって表情が異なるため、まさに一期一会の体験です。
天空のパワースポット、三峯神社でのんびりお参り

埼玉県秩父市三峰にある三峯神社は秩父三社のひとつとして数えられ、ヤマトタケル伝説などの伝説が数多く残る、関東一のパワースポットといわれています。さらに標高1,100mという立地から、ときには境内が霧に包まれることもあるとか。
ほかにもさまざまな特徴がある神社で、日本に7つしかない「三ツ鳥居」という珍しい形の鳥居があり、またオオカミを守護神としているため境内の各所にオオカミが鎮座し霊験あらたかな雰囲気です。拝殿は2004年の修復作業で見事な色彩が施され、細部の彫刻はじっくりと眺めたくなる美しさ。古くから多くの信仰を集めているのも頷けます。
また、境内にある宿坊「興雲閣」は日帰り入浴が可能。大浴場では、天然温泉「三峯神の湯」に、ゆったり浸かることができます。寒い時期には、参拝で冷えた体をのんびりと休めてはいかがでしょう。
三十槌の氷柱と三峯神社はどちらも山奥に位置するため、ツアーでのアクセスがおすすめです。
三十槌の氷柱ライトアップと三峯神社見学ができるバスツアーは、こちらから