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晩秋から初冬に訪れたい、絶景に癒やされる「松之山温泉」

晩秋から初冬に訪れたい、絶景に癒やされる「松之山温泉」

寒い季節は、身体を芯から温めてくれる温泉地に行きたくなりますよね。これからの季節におすすめしたいのが、新潟県十日町にある小さな温泉地「松之山温泉」。

その名を初めて聞く方も多いかと思いますが、周辺にはブナが美しい「美人林」や、メディア等で “死ぬまでに一度は訪れたい絶景”とも称される「星峠の棚田」などの美しい景色を楽しめます。そんな「松之山温泉」の魅力と、晩秋から初冬に見られる絶景を紹介します。

日本三大薬湯のひとつ「松之山温泉」

画像提供:松代・松之山温泉観光案内所

新潟県中越地方、長野との県境に佇む「松之山温泉」。約700年の歴史があるこの温泉地は、冬の積雪が3mを超える豪雪地帯でもあります。

松之山温泉「ひなの宿ちとせ」の内湯

約1200万年前に化石となった海水が地圧によって高温で湧出する、日本では珍しい「ジオプレッシャー型」の温泉。「ナトリウムカルシウム塩化物泉」の湯はその昔塩を採取していたほど塩分が強く、塩分による保温効果により冬でも湯冷めしません。その泉質の良さは「有馬温泉」「草津温泉」と並んで「日本三大薬湯」と呼ばれるほど。晩秋から冬にかけてぴったりの温泉です。

温泉街にある、築約100年の古民家を移築した体験施設「湯守処 地炉(じろ)」では、その塩分の強い湯でつくられたゆで卵を味わうことができます(土日限定)。松之山温泉に訪れた際はぜひお立ち寄りください。

「松之山温泉」の詳細はこちら

また、松之山温泉では毎年1月15日に、松之山温泉薬師堂にて「むこ投げ・すみ塗り」とう一風変わった小正月行事が開催されます。

「むこ投げ」は結婚の祝福と家内安全を願い、前年に結婚した初婿を高さ5mほどある境内から雪のなかへ投げ落とします。

その後、参加者・見学者でどんど焼きをし、その炭と雪を混ぜたものを塗られたり、塗り替えしたりして無病息災と家業繁栄を祈るのが「すみ塗り」。

“奇祭”ともいわれる愉快な伝統行事。どなたでも参加できるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

「むこ投げ・すみ塗り」の詳細はこちら

美しいブナが立ち並ぶ「美人林」

画像提供:一般社団法人 十日町観光協会

そんな松之山温泉でこれから見られる絶景を紹介していきます。ひとつ目の絶景は「美人林(びじんばやし)」。すらっと細く長く、その美しい姿から50年程前から「美人林」といわれてきた3haほどのブナ林。

春は雪解けと新緑、夏は青々と茂る葉、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々に異なる景観を楽しめます。中でもひときわ色鮮やかになるのが11月の紅葉の季節。

写真撮影:nijiiro 1592

冬には、白銀の美人林が見られます。特に晴れた日の「青い空と白い雪」のコントラストは見事。シンプルな色合いの中にも自然の造形美を見ることができます。

雪深い地域のため靴では歩けませんが、スノーシューのレンタルや体験プログラムもあります。スキーウエアなどで防水・防寒対策をしっかりして挑戦してみてはいかがでしょうか。

住所新潟県十日町市松之山松口1712-2
電話番号025-597-3442(松代・松之山温泉観光案内所)
アクセス【電車】北越急行ほくほく線「まつだい駅」より松之山温泉行バス約15分、「堺松」下車、徒歩約20分

【車】東京方面から:関越自動車道「塩沢・石打IC」より約1時間/新潟方面から:関越自動車道「越後川口IC」より約1時間

駐車場30台(無料)。冬季は「森の学校キョロロ」の駐車場利用
URLhttps://www.tokamachishikankou.jp/bijinbayashi/
その他美人林スノーシューの体験プログラムはこちらからご確認ください。

“死ぬまでに一度は訪れたい”絶景「星峠の棚田」

画像提供:一般社団法人 十日町観光協会

“死ぬまでに一度は訪れたい”といわれる絶景がこちら、星峠を含む周辺の棚田です。大小さまざまな田んぼが、約200枚もあるそう。

十日町や南魚沼、魚沼地方は雲海が見られるとして最近人気のスポットで、早朝にもかかわらず多くのカメラマンがその美しさをとらえようとカメラを構えます。棚田に水が張る春と稲刈り前の秋が特に人気ですが、晩秋の水鏡も素晴らしいです。

画像提供:一般社団法人 十日町観光協会

除雪をしない冬は展望台などが整備されている鑑賞ポイントへ行くのが難しいため、訪れるなら晩秋の今がおすすめ。この時期の早朝はとにかく寒いので防寒や足元に十分気を付けてください。

松之山温泉に宿泊し、早朝に棚田を鑑賞後、温泉で身体を温めてから朝食、というスケジュールがいいかもしれません。

また、「星峠の棚田」は観光用ではなく農家さんがお米を生産する大切な農地です。近年、見学や撮影の際のマナーが問題になっています。「棚田鑑賞の注意事項」を必ず読んでからお出掛けくださいね。

住所新潟県十日町市峠
電話番号025-597-3442(松代・松之山温泉観光案内所)
アクセス【電車】北越急行ほくほく線「まつだい駅」よりタクシーで約20分

【車】関越自動車道「六日町IC」より約1時間、北陸自動車道「上越IC」より約1時間

URLhttps://www.tokamachishikankou.jp/natural/tanada/hoshitoge/
その他冬季積雪時は除雪をしないため車の侵入やトイレの使用ができません。案内看板なども撤去されます。

フォトジェニックな「清津峡渓谷トンネル」

画像提供:一般社団法人 十日町観光協会

日本三大峡谷のひとつである清津峡(きよつきょう)の大自然を安心・安全に鑑賞できるようにと、1996年に誕生した「清津峡渓谷トンネル」。そのトンネルが2018年に開催された「第7回 大地の芸術祭」で、マ・ヤンソン/MADアーキテクツによるアート作品「Tunnel of Light」が組み込まれ、フォトジェニックな写真が撮れるスポットとして人気を集めています。

トンネル内には5つのアート作品がありますが、約750m続くトンネルの終点にある「ライトケープ(光の洞窟)」は必見。雄大な渓谷美そのものを鑑賞できるだけでなく、トンネルに沿って貼られたステンレススチールと地面に貼られた水にも景色が写り込み、幻想的な世界を体験できます。

清津峡渓谷トンネルは積雪状況により1月中旬から3月末頃まで閉鎖されます。清津峡の特徴ともいえるマグマが冷えて凝縮する際に四~六角形の柱状になった「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」の岩壁に、初雪がふわりと積もった絶景を楽しめるのは閉鎖前のこの時期ならではです。

住所新潟県十日町市小出癸
電話番号025-763-4800(清津峡渓谷トンネル管理事務所)
営業時間8:30~17:00(受け付けは16:30まで。エントランスは9:00~16:00)
料金高校生以上600円、小・中学生300円 ※未就学児無料
アクセス【電車】JR「越後湯沢駅」より森宮野原行き急行バス約25分、「清津峡入口」下車、徒歩約30分

【車】関越自動車道「塩沢・石打IC」より約25分

駐車場約155台(無料)
URLhttps://nakasato-kiyotsu.com/