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【ご当地ライター】伊達な文化が息づく町、宮城の「史都・多賀城」

【ご当地ライター】伊達な文化が息づく町、宮城の「史都・多賀城」

仙台藩主・伊達政宗公が育んだ伊達な文化が息づく宮城県多賀城市。多賀城は古代東北地方の政治・文化の中心地として栄え、江戸時代には仙台藩により名所・旧跡が整備されるなど、今もなお様々な文化財や名所が点在しています。その一方、近代的でお洒落な図書館や話題の飲食店があったりと、老若男女問わずから愛される町です。しかも、仙台駅からJRで約20分、車で約30分とアクセス良好。ICも至近なので、観光の拠点にもピッタリです。2011年に発生した東日本大震災は、東北地方沿岸部を中心に大きな被害をもたらしました。ここ多賀城市にも大きな被害がありましたが、今もなお現地では住民が一丸となって、地域の再生と発展に向けて復興に取り組んでいます。かく言う筆者も現在は多賀城市民なのですが、震災後の現在の方が震災前に比べて、どんどん魅力的な町になっていると日々感じております。

多賀城市民の筆者が、歴史と新しい魅力がふれる多賀城市のこの時期おすすめの情報をご紹介して参ります!JR仙石線・多賀城駅の改札を出てすぐの「観光案内所」では、レンタサイクル(1時間100円)の貸出を実施中です。お天気が良ければ、紹介スポットへ風を感じながらのサイクリングもおすすめですよ!

まず一つめは、この春の目玉!

【 東日本大震災復興祈念特別展 東大寺と東北 ー 復興を支えた人々の祈り 】

震災からの復興の最中、多賀城市と友好都市関係にある奈良市の名刹、華厳宗大本山東大寺の特別な協力を得て、東日本大震災からの復興を祈念する展覧会を開催する運びとなったそうです。奈良時代に創建された東大寺は、その長い歴史の中で、二度にわたる災禍で大仏(盧舎那大仏)や伽藍の焼失と復興を繰り返しています。東大寺や東北地方に残されてきた数々の史料や寺宝の展示を通して、東大寺の歴史と復興の道のりが、震災からの一日も早い復興を願う東北の人々にとって、「未来への道標」となることを願って、本展が開催されます。この展示会を立案・実行した多賀城市と奈良市の皆様の溢れる想いに心打たれるこの企画。ぜひこの機会に文化の交流を肌で感じて下さい。

開催期間:平成30年4月28日(土曜日)~6月24日(日曜日)

※会期中に展示替えを行います。

前期展示:4月28日(土曜日)~5月27日(日曜日)

後期展示:5月29日(火曜日)~6月24日(日曜日)

開催場所:東北歴史博物館(宮城県多賀城市高崎1-22-1)

休館日:毎週月曜日※ただし4月30日は開館

東北歴史博物館詳細はこちらから!

point①

東北初!!東大寺の寺宝を一堂に公開

東大寺の寺宝が東北で一堂に会するのは初めてのことです。東日本大震災の復興に取り組んでいる東北のためにと、東大寺の特別協力によって実現しました。

point②

国宝17点、重要文化財25点 貴重な寺宝や史料を公開!

東大寺が大切に伝えてきた寺宝を中心に約100件150点を展示されます。このうち、国宝は東大寺の復興を語るうえで欠かせない「重源上人坐像」をはじめ8件17点、重要文化財は「公慶上人坐像」など21件25点ほかで、大規模な展覧会が宮城・多賀城の地で実現します。

point③

音声ガイドは、地元 多賀城市出身で俳優の千葉雄大さん!

東大寺展とその復興を語る上で欠かせない歴史上の人物たちのドラマを、いにしえから続く東北と東大寺の関わりを交えながら千葉さんが語ります。

【 美味しさの交流!多賀城・奈良食文化まつり 】

上記でご紹介した、東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北-復興を支えた人々の祈り」の関連企画として、多賀城と奈良の“食”の交流イベント「多賀城・奈良食文化まつり」が開催されます。多賀城と奈良の食の交流イベントで美味しさの発見をしましょう!

日時:平成30年4月28日(土)午前10時30分~午後4時まで

会場:JR仙石線多賀城駅前公園(多賀城駅南口)

●多賀城・奈良の名産が当たる抽選会

●多賀城グルメブランド「しろのむらさき」などの試食・商品販売

※各コーナーの試食は数に限りがあります。なくなり次第終了

●古代米日本酒「おもわく姫」の試飲コーナー

●「東大寺と東北」展のパネル展示

●多賀城・奈良の名産があたる大抽選会

●多賀城の郷土芸能などのステージイベント

●多賀城市のゆるキャラ「たがもん」と奈良市のゆるきゃら「しかまろくん」のコラボダンス

●東大寺展への巡回バス運行

・・・など・・・

point①

多賀城市イチオシ!多賀城グルメブランド「しろのむらさき」

「しろのむらさき」とは、紫色に輝くお米、「古代米」を使用した多賀城グルメブランドの総称で、古代米は、栄養価が高く、特にポリフェノールが豊富で美容と健康に良いと言われる食材です。多賀城市観光協会では、市内の飲食店に協力のもと、お酒、スイーツなどさまざまな商品を開発・販売しており、今回のイベントでは「しろのむらさき」商品が一堂に会するそうです。筆者もまだ食べたことがないので、ぜひこの機会に味わってみたいです!

【 第30回多賀城跡あやめまつり 】

国の特別史跡「多賀城跡」の約2万1千㎡に及ぶ広大なアヤメ園に800種300万本ものアヤメ、カキツバタ、花菖蒲が咲き誇ります。昨年は、約9万6千人が足を運んだ人気のイベントです。期間中の土・日曜日には、ステージイベントや野だて、押し花、切り絵などの体験イベントが行われます。写真好きな方はカメラをお忘れなく!

開催日時:平成30年6月16日(土曜日)~6月30日(土曜日) 午前10時~午後4時まで(6月16日、17日はライトアップを実施するため、午後8時30分まで)

開催場所:多賀城跡あやめ園(多賀城市市川)

(東北本線 国府多賀城駅から徒歩5分)

入園料:無料

駐車場:約180台(大型可、一部駐車場で協力金あり)

※各イベントは雨天中止

point①

昨年からあやめの種類が大幅UP!何度訪れても楽しめるまつりです!

昨年と比較し、あやめの種類が150種類ほど増えたそうです。青空の下で満開に咲くアヤメや雨が降るなかでしっとりと咲くハナショウブなど、天気や時期によっても雰囲気や色合いは変わるので、何度訪れても楽しめることが魅力の1つです。二度、三度あやめ園に足を運んで、開花状況の違いなどを楽しむのもおすすめです。

point②

まつり30周年を記念したライトアップを実施

あやめまつり30周年を記念して、6月16日、17日にはライトアップが行われます。あやめ園にLEDライトを設置し、会場をほのかな光で包むアート空間として演出します。時間は、両日とも午後8時30分まで。雨天の場合は中止となります。

point③

土・日曜日はイベント盛りだくさん!

期間中の土・日曜日には郷土芸能などのステージイベントが行われるほか、野だて、押し花、切り絵などの体験もできます。また、仙台うみの杜水族館のペンギンがやってきたり、消防車や自衛隊の車両展示、勾玉づくりなどお子さんが楽しめる体験コーナーもたくさんあります。あやめ園周辺には多賀城政庁跡、多賀城碑などの史跡があり、お祭り期間中には観光ボランティアガイドによる無料の史跡案内もあります。

【 情報提供 】
各情報の詳細は、多賀城市観光協会までお気軽にどうぞ
多賀城市商工観光課様 取材ご協力ありがとうございました!

YUKOTABI 編集部
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