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【ご当地ライター】山頂がまるで砂浜?!山ハイク初心者にもお薦めな名山「日向山」

【ご当地ライター】山頂がまるで砂浜?!山ハイク初心者にもお薦めな名山「日向山」

四方を山に囲まれた山梨県には「山梨百名山」がありますが、富士山や北岳のように登山ハイレベルな山ばかりではありません。周りの景色や、木、草花など自然の香り、そよぐ風や水の音など五感で登山を楽しむ山も多くあります。そこで、今回は新緑が美しい今が登り時!の名山・日向山をご紹介します。

登山口から約100分でパノラマビュー!初心者にも人気

山梨県北杜市にある標高1660mの日向山は、シニアやファミリーも比較的気軽に楽しめる山です。矢立石登山口から山頂まで約1時間40分、雑木林の間を歩くハイキングコースは登山初心者でも分かりやすく整備されているので安心です。

登山中は樹木の中を歩いているので周辺の景色は望めませんが、山頂まで続く落葉樹が春は新緑・秋は紅葉と楽しませてくれます。左手側に雪の残る南アルプスが顔を覗く1500m付近まで来ますと、空気が急にひんやり感じられるので初夏でも薄手のウィンドブレーカーがあると安心です。

頂上付近まで来ますと、グラウンドの砂のような足元に変わってきます。山頂を示す三角点は樹木に遮られ眺望はありませんが、西側に進むとパッと視界が開けて「雁ヶ原(がんがはら)」と呼ばれるザレ場に到達します。

樹林帯から突然現れるその不思議で美しい光景に、思わず「何これ~!」と歓喜の声を上げてしまうほどのこの雁ヶ原は、花崗岩が風化したことで生まれた白い砂浜で、見る角度によってはまるで海の砂浜。是非ご自身の目で確かめてみて下さい!

晴れた日には麓まで大きく裾野を広げた八ヶ岳や鞍掛山、そして甲斐駒ケ岳の眺望も素晴らしく、登山の疲れも忘れてしまそう。山頂でのお弁当はまた格別な味わいになることでしょう。

◇ハイキングルートと時間

矢立石登山口→山頂(約1時間30分)

山頂→雁ヶ原(約10分)

◇矢立登山口までのアクセス

電車:JR中央本線・長坂駅、日野春駅、小淵沢駅よりタクシー30分

車:中央自動車道長坂ICから約30分

※日向山登山に際してのご注意※

・2017年夏の台風の影響により矢立石駐車スペースへの林道が閉鎖されています。マイカーで訪れる場合は「尾白川渓谷」入り口にある駐車場が便利です(駐車場→矢立石登山口まで徒歩約50分)。

・駐車場にはトイレと案内板・売店があります。この先登山道にはトイレ・売店がありませんのでここで済ませておくことをおすすめします。

下山後の楽しみはユニークな温泉「尾白の湯」へ

下山したら直行したいのが、登山の疲れを癒してくれる温泉ですよね。日向山登山の後に立ち寄りたいのが「尾白の湯」。尾白川渓谷入り口駐車場から車で5分ほどと好立地な「尾白の湯」は、多様なミネラルを豊富に含む大変ユニークな源泉・赤湯が温泉マニアの間でも人気の日帰り温泉です。

尾白川河岸の地下深くより湧き出る超高濃度の温泉は、茶褐色ですが無臭に近いにごり湯で溶存成分1㎏中30,000㎎を超えるといいます。これは温泉法による有効成分基準値の溶存成分総計のなんと約30倍!バリウムイオン30倍、リチウムイオン20倍、ストロンチウム10倍、臭素イオン10倍、メタホー酸5倍、ヨー素イオン2倍と、極めて多様な濃度の高いミネラルを含有しているので、登山後の疲労回復効果が期待できます。

日本三大名湯の有馬温泉型と称される源泉の赤湯は露天風呂で楽しめる一方、内湯の白湯も外せません。この白湯は、上記の源泉と白州尾白川天然水の名水を1対9の比率で混合した温泉になっています。 混合しているとは言え、温泉の中に含まれる溶存成分は1㎏中3000㎏。普通の単純温泉の3倍以上の濃度を有しています。2つの温泉を入り比べてみるのも良いですね。

尚、手ぶらでも立ち寄れるようにレンタルでバスタオル850円・フェイスタオル200円があります。又ボディーソープ・リンスインシャンプーは備えてありますが好みがあればご持参されることをおすすめします。

住所:山梨県北杜市白州町白須8056

アクセス 電車:JR中央本線・小淵沢駅下車、タクシー20分

アクセス 車:中央自動車道・須玉ICより20分

料金:大人820円 小人420円

尾白の湯HPはこちら

冨士さくら
地元・山梨県内の旅行に関わる仕事をしているママライター。富士山の北麓エリアを中心に、旅のおすすめスポットや最新情報を発信していきます。