青森市街地のメイン国道4号線から、観光通りと呼ばれる103号線へ入りそのまま果て無く進む直線コースで辿り着く八甲田山エリア。今回は初めて訪れる方にもおすすめの快適ドライブコースを2回に分けてご紹介しています。「その2」では千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉を過ぎ、まもなく出会う景色からご案内します。
エメラルドグリーンの沼
多くの他県ナンバーの車が駐車場に並ぶ人気の温泉地・酸ヶ湯温泉旅館からまた更に十和田湖方面へ向かうと左側には不思議な色の水辺が出現。
ここは絶景の観光名所といわれる「地獄沼」。

火山活動によりできた強酸性の沼で、今も地下から熱湯がボコボコと湧き出ており、寒い季節には水面から湯気が立ち込めて見える時もあります。

案内版にも表記されていますが、とても深い深い、「底なし沼」といわれている沼ですので、
立ち入り禁止ルートには近寄らないようにお願いします。
紅葉シーズンに突入すると、この景色の美しさはさらに磨きがかかりますよ。

ちなみに、この地点から車で35キロほど走ると奥入瀬渓流や十和田湖へ辿り着きます(冬期間は道路閉鎖)。
お尻が温泉まんじゅうに?
地獄沼のすぐ反対側には冷え性の方にとてもおすすめの場所があります。

この案内版からしばらく山道を歩いていくと、このようなひっそりした雰囲気の休み場があります。
(多少、下り道なのでお足もとに注意)


ここにある木製ベンチですが、案内の画像にあるように、中に温泉の蒸気を通しているため、座るとお尻がポカポカ。冷え性や腰痛に効能あるということでトレッキングや長距離ドライブの方にもぜひおすすめしたいスポット。表立って目立つところではないですが観光シーズンになると、ほぼ県外や首都圏からの人々で賑わっています(冬期間は積雪のため閉鎖)。
こちら八甲田山周辺の散策路には現在も火山ガスが湧き出るところがありますので、危険と書かれている場所には絶対に近づかないようにしましょう。その土地のルールを守ることが、旅の素敵な思い出作りにつながります。
映画になった雪中行軍の記録
編集記事〈その1〉で紹介した萱野高原から酸ヶ湯温泉の途中、県道40号線へ入り分岐する位置に、山の食堂「銅像茶屋」に連なり1902(明治35)年1月に発生した八甲田山雪中行軍遭難事件の資料を展示している記念館「鹿鳴庵」があります。

八甲田山雪中行軍遭難事件とは青森陸軍・青森歩兵第5連隊が冬期訓練中に雪で遭難し、210名のうち199名が犠牲となった悲劇の事故。世界最大の山岳遭難事故といわれています。
1977年には映画化され、日本全国の人々に知れ渡るきっかけにもなりました。
「鹿鳴庵」には犠牲となった訓練参加者の写真や訓練資料など多くの展示物を見学する事ができ、
館内から外に出て西側に歩いていくと、この事件で一番最初に発見された後藤房之助伍長をモデルとした銅像も見られます。
この惨劇を後世に伝え続けるため、明治37年に建立されたそうです。

昭和の映画愛好家の方々には、感慨深い地かもしれません。
最後に・・・
自然の風景や効能豊かな温泉、歴史につながる奥深い場所などドライブ旅行にぴったりなスポットを抜粋してみましたが、まだまだ名所が多い八甲田山エリア。

機会があればぜひいらしてみませんか?
この記事に載っていない、あなただけのお気に入りの場所やグルメなど、感動する場面に出会えることも願っております!
スポット詳細情報
■まんじゅうふかし
酸ヶ湯温泉旅館から車で約2~3分(徒歩だと約10分)
※積雪の期間は閉鎖しています。
■銅像茶屋・雪中行軍記念館「鹿鳴庵」
青森市横内八重菊61 ☎ 017-728-1411
入館料200円(鹿鳴庵)
※営業期間:4月上旬~11月中旬(要問合せ)