重要なお知らせ
【ご当地ライター】けん玉ブームの秘密を探る!長井けん玉旅

【ご当地ライター】けん玉ブームの秘密を探る!長井けん玉旅

老若男女問わず、おそらく誰もが一度は経験したことがあるであろう「けん玉」。昭和の子どものオモチャっていうイメージをもっている方も少なくないと思いますが、実はいま日本だけではなく、世界中で注目されているそうなんです。

海外ではスケーターなどストリートから発信されていったようですが、日本では現在健康増進の器具としてもメディアに取り上げられています。

ということで今回は、けん玉の普及が盛んである山形県長井市を訪れ、けん玉ブームの秘密を探っていきたいと思います!

けん玉による4つの優れた効果とは?

では一体、けん玉をするとどんな効果があって、何に優れているのか。けん玉ブームを探る前にご紹介します。

■けん玉による4つの効果

【1】集中力を高める

【2】足腰を鍛える

【3】バランス感覚を磨く

【4】体幹を鍛える

つい先日、有名経済コメンテーターの方がご自宅でけん玉を使ったトレーニングをしている様子がテレビで紹介されていました。その方によると、「スクワット100回やるのは辛いけれど、もしかめ(もしもしかめよ、かめさんよ~♪のタイミングで大皿と中皿に玉を交互に移す技)をやりながらだと、けっこう体力は使うのに楽しく運動ができる」という話をされていました。

足腰や体幹を鍛えながら、集中力やバランス感覚を磨けるなんて、子どもはもちろん、ご高齢の方の健康増進にも間違いなくよさそうですね。

山形県長井市発「けん玉ふるさとプロジェクト」!

山形県の南部に位置する長井市は、公益社団法人 日本けん玉協会認定の競技用けん玉の生産量日本一を誇る、名実ともにけん玉の町で、けん玉のふるさととしてPRを行っています。

長井市では長年、小学校の授業や町のけん玉塾を通して、子どもたちも大人もけん玉に取り組むという文化が根付いています。けん玉に独自のペイントを施すコンテスト「けん玉ペインティング」や「けん玉大会」も毎年開催され、けん玉文化は着実に育まれているようです。

そして長井市では、「けん玉ふるさとプロジェクト」を立ち上げ、空き店舗を利用して建設した「けん玉ひろばSPIKe(スパイク)」を拠点として、けん玉人口の増加や木工文化の継承など、地域活性に積極的に取り組んでいるそう。

ということであれば、早速「けん玉ひろばSPIKe」へ向かってみましょう!

有段者も常駐する交流の場「けん玉ひろばSPIKe」

フラワー長井線に乗って、「長井駅」に到着。駅から徒歩1分。駅を出てまっすぐ歩くと、すぐ右手に見える青い建物が「けん玉ひろばSPIKe」です。

■SPIKeってどんな場所?

【1】いろいろなけん玉があり、誰でも無料で気軽に遊べちゃう♪

【2】けん玉グッズの購入、ペインティング体験もできます‼

【3】けん玉日本一2回・ワールドカップ3位の秋元さんから技を教われます‼

【4】級位・段位認定も可能!

とにかくけん玉に関するさまざまな情報もゲットできるし、もちろんけん玉もできるし、けん玉プレイヤーたちの交流の場でもあるようです。

けん玉4段の松本さん(左)と、ワールドカップ2014で世界3位の秋元さん(右)。

おふたりのうちどちらかが不在の場合もあるそうですが、プロ直々にけん玉を教えていただいたり、技を見せてもらったりできるそうです。けん玉日本一に直々に教わることができるなんて、それだけでも行く価値ありですよね。

長いものや重いものまで、多種多様のけん玉が勢ぞろい!

けん玉が世界で作られているってご存知でしたか?こちらでは、世界各国でつくられたけん玉をはじめ、スケルトン、キャラクターものなど、多種多様のけん玉がズラリと並んでいます。

個人的に気になったのは、中央のこけし型けん玉。首が宙を舞う姿は、ろくろ首のようでシュール。それから一番左の鯉のぼりもデザインが秀逸です。玉が大きすぎて手首を痛めそうな重さのものや、釣り竿のように長い180㎝超えのけん玉もありました。

ちなみに顔ハメパネルを見かけたら絶対に顔を入れてしまう習性があるので、今回もお願いして撮っていただきました。

すると、「けん玉世界記録認定のまち」と書かれていることに気づきました。知らべたところ、「長井式大皿ドミノ」と呼ばれる、連続してけん玉の大皿に乗せていくチャレンジにおいて、114人という記録で世界一に認定されたんだそうです。

長井市民のけん玉にかける情熱は相当熱いということを実感しました。

「けん玉ひろばSPIKe」

住所山形県長井市栄町3‐5
電話070-2016-2509(スパイク直通電話)
営業時間10:00~17:00、金土10:00~18:00
アクセスフラワー長井線「長井駅」より徒歩約1分
URLけん玉ひろばSPIKe

「道の駅 川のみなと長井」で長井市の情報収集!

道の駅の利用目的は、トイレと農家直売野菜だけではありません。最近の道の駅は、ご当地ならではのお得情報やイベント情報が集まる拠点となっていますので、必ず立ち寄っていただきたいスポットです。

長井市では「けん玉チャレンジ」というプロジェクトがあり、けん玉の技を成功させれば市内の宿泊施設やレストランなど様々なお店で割引きや特典を受けられるという、画期的なサービスが行われいます。このプロジェクトの実施店舗がリストアップされた「けん玉チャレンジマップ」というものがあり、こちらでゲットできます。

その他、絶景三淵渓谷まで行くバスを始め、市内を周遊する観光バスも土日限定で無料走っていて、こちらの道の駅から乗車できますし、レンタルサイクルも電動含め無料で借りられます!

こちらの道の駅では、けん玉の里らしく、至る所にけん玉が飾られています。けん玉の販売はもちろん、技についての紹介や体験用けん玉もあり、ここでもけん玉を満喫できます。

「道の駅 川のみなと長井」

住所山形県長井市東町2‐50
電話0238-87-1121(受付9:00~18:00)
アクセスフラワー長井線「長井駅」より徒歩約10分
主な施設観光案内所/フードコーナー/地域特産物販売/トイレ(トイレのみ24時間可能)/無料レンタルサイクル/無料周遊バス(土日)/電気自動車充電スタンド
URL道の駅 川のみなと長井

けん玉のふるさと長井市でけん玉ブームを探ってみましたが、いかがでしたでしょうか? ブームの裏には、長井市民の方々が積極的に地域活性に参加するという、郷土愛が隠されていました。

そして私はといえば、「スパイク」で世界3位の秋元さんや、けん玉が大好きすぎて髪型をけん玉風にしてしまった松本さんに、けん玉のコツを教えてもらったことで火が付き、けん玉を買って家でこっそり練習をしています。

道の駅で「けん玉チャレンジmap」をもらって、長井市内を無料レンタルサイクルで周遊し、技を決めて色んな店舗から特典をもらう。こんなプランはいかがですか?お得で楽しい長井けん玉旅で足腰を鍛え、いつまでも健康で楽しい旅ができますように。

YUKOTABI 編集部
ゆこゆこネットが運営する温泉旅行メディア「YUKOTABI」の編集部です。 家族や友人との旅行がもっと楽しくなる情報や、おすすめの温泉など毎日発信しています!