フルーツ狩りや夏と冬に開催される花火大会など、見どころがたくさんある人気観光スポット、山梨県「石和温泉」。「新日本観光100選」にも選ばれた温泉郷は、武田信玄ゆかりの地としても有名な街です。
そんな石和温泉にひっそりと佇む、「旅館 笛吹川」。歴史を感じさせる広々とした日本庭園と、2種類の源泉が自慢の老舗温泉宿です。
今回は、「旅館 笛吹川(ふえふきがわ)」の魅力をたっぷりとご紹介します。
石和温泉の老舗宿「旅館 笛吹川」が客室リニューアル!

昭和36年、ぶどう畑の中から温泉が湧出したことで知られる「石和温泉」。
ユニークな地形が生み出したアルカリ性単純泉温泉は、湯量も豊富なのが特徴的で、かけ流しで湯あみを楽しめる宿も多いといいます。
「旅館 笛吹川」もそんな温泉宿のひとつですが、自家源泉を持つ宿は珍しく、しかも2種類の異なる源泉を持つ宿は、石和温泉の中では唯一と言えるでしょう。
そんな「旅館 笛吹川」は、創業約60年。

温泉街という立地の中で、「少しでも眺望を楽しんでもらいたい」という想いで設けた、中庭の日本庭園は宿の歴史を感じさせる趣があります。
四季を味わえる木々が、訪れる客を優しく出迎えてくれているかのようです。

「一歩中に入れば、非日常がここにある」をコンセプトに、2015年全館リニューアル。
その後2017年には、貸切露天風呂や宿泊者専用ラウンジ、次いで2018年春には二間客室を全面リニューアル。

落ち着いた雰囲気はそのままに、松葉 啓氏デザインによる和室なのに洋のエッセンスが加えられ、居心地の良い空間を演出してくれています。
また、客室はすべて趣が異なるので「今回はこの部屋に泊まったので、次回は別のお部屋に泊まりたい!」と、次回の予約をして帰る常連客も多いのだとか。
地元食材を使った、五感で味わえる「月替わり会席」

料理に定評があり、リピーターを多く持つ「旅館 笛吹川」ですが、もっとお客様にご満足してお帰りいただきたい!という想いのもと、2018年8月より新しい料理長を迎え、今までの会席料理を一新しました。
元々、せっかく石和温泉を訪れたのだから、山梨らしさを感じられる料理を食べていただきたいと、地元のものや旬のものを食材に取り入れ、山梨ならではの料理を「季節の会席料理」として提供していました。
インターネットの予約サイトなどでも料理の評価が高く、料理をお目当てに何度も訪れる常連客もいるほど、料理に定評があるお宿。
中には短い期間の間に、何度と通ってくれるリピーターもいて、そんなお客様のために何かできないか…と考えはじめたのが、会席料理を一新するきっかけでした。
料理長が提供するのは、五感で味わえる「月替わり会席」。
こだわりの山梨ブランド肉「ワインビーフ」や「甲州牛」などメインの食材を変えずに、調理方法や提供方法を変えることで、何度訪れても飽きさせない工夫をしたそうです。
また、連泊や月に何度も訪れる方のために2泊目の献立を変えてくれるという嬉しいサービスも。

美味しい料理のお供といえばお酒ですが、ブドウ王国・山梨県は甲州ワインの産地です。
「旅館 笛吹川」では、県産ワインをラインナップ。料理に合わせて女将がチョイスする「セレクトワイン(グラス)」もご用意。
さらに、県内でもなかなか手に入らないといわれている希少ワイン「KISVIN(キスヴィン)」も取り扱っているので、ぜひお試し下さい!
2種の源泉&豊富なお風呂で「館内湯巡り」

「旅館 笛吹川」には、内湯と露天風呂からなる「大浴場」と、3つの「貸切露天風呂」があります。
すべての湯舟が、2本の源泉「石和の湯」と「吹笛の湯」をぜいたくにかけ流しているので、滞在中いつでも好きなときに温泉を楽しむことができます。
巨石を設えた露天風呂はまさに壮観!

「貸切露天風呂」は、湯舟と趣が異なりそれぞれによさがあるので、ぜひ湯巡りをしていただきたいです。
湯舟から見える景色にもこだわり、箱庭風につくられた景色は、季節ごとの表情を見せてくれます。ちなみに、こちらは「色彩の湯」で、ひのきの浴槽です。

こちらが「花みたての湯」で、御影石の浴槽。

こちらは「燈籠の湯」で、陶器の浴槽となります。
良質な温泉にゆるりと浸かり、日々の疲れを癒やしてみていかがでしょうか。
一部の浴槽のみですが、日帰り入浴も可能ですので、事前にお問い合わせの上、ぜひお立ち寄りください。
住所 | 山梨県笛吹市石和町川中島1109 |
電話番号 | 055-262-3545(10:00~19:00) ※宿泊の予約状況により日帰り入浴不可の場合あり。事前に要確認 |
営業日/時間 | 【日帰り入浴】金~日曜/12:00~14:00 |
料金 | 【日帰り入浴】大人800円 |
アクセス | 【電車】JR中央本線「石和温泉駅」より車で約5分 【車】中央自動車「一宮御坂IC」より約5分 |
駐車場 | あり |
URL | http://www.fuefukigawa.co.jp/ |
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