鹿児島市(薩摩半島)とは、反対の地区に位置する「大隅半島」。
自然が豊かなこのエリアでここ最近、ジワジワと人気上昇中の話題のフォトスポットになっている海岸があります。
場所は、鹿児島空港から車で2時間ほど、東側に「肝属山地(きもつきさんち)」を望み、西側は鹿児島湾に面している「錦江町」です。
海岸沿いの国道269号線をドライブしながら進んでいくと、いま話題のホットスポット「神川海岸」が見えてきます。
町を愛する人たちの想いが、SNSでつながった!

「神川海岸」は、右手に「桜島」、左手に薩摩富士といわれる「開聞岳(かいもんだけ)」を一望できる、絶景ポイント(晴れた日の夕日もおすすめ)。
しかし、もっとこの景色を楽しんだり、もっと多くの観光客の方に訪れてもらえないかと、知恵を絞った人たちがいました。それが、町役場の観光推進課の方たちです。
2017年、考えた末に出した答えが、海岸に「影絵」を設置してみることでした。
最初は全員乗り気だったわけでもなく、予算も5万円からという低予算でスタート。
自ら影絵に使うコンパネなどの材料を買ってきて、制作から設置まで、すべて行いました。
その想いは、SNSを通して今まで田舎に興味がなかったような若者から広がっていき、鹿児島のテレビの取材を受けるまでになったそうです。
言うまでもなく、テレビの効果もあってさらに観光客は増えていきました。
【影絵とオブジェ】

子どもが大好きな「ひょっこりはん」!

大きなカブを抜くあの名作の絵本のワンシーンと一緒に写真撮影が楽しめます。

令和元年の今年は、やはりこれは押さえておきたいですよね。

ほっこりする温かみのある「家と人」。

ぜひ夕陽の時間に撮っていただきたい「恋人」。

開けたらどこかにつながっていそうな「どこでもドア」。
現在では、この「影絵の祭典」をやめないでほしいという声が多数寄せられ、夏休みなどの観光シーズン前には、新作も増やす予定だそうです。
訪れるたびに新しいものがあると、何度でも足を運びたくなりますね。

この「神川海岸」は、キャンプ場も併設していて、7~8月のシーズン以外は無料で開放しています。
ご家族でキャンプを楽しみたい方にもおすすめな場所ですよ。
【神川海岸】
住所 | 鹿児島県肝属郡錦江町神川3306-11 |
電話番号 | 0994-22-3032(錦江町役場企画課) |
料金 | 【キャンプ場】施設利用料大人100円、小人50円、オートキャンプサイト使用料1台2500円(ACコンセント付き)(7・8月のみ) ※詳細な料金は管理事務所にお問い合せください |
アクセス | 【電車】JR日南線「志布志駅」より約1時間 【車】東九州自動車道「野方IC」より約40分、垂水港から約40分、根占港から約10分 |
駐車場 | あり |
URL | https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10399/ |
地元グルメを満喫できる!道の駅「錦江 にしきの里」

「神川海岸」を訪れた際ぜひ立ち寄ってほしいのが、道路を挟んだ向かい側にある、道の駅「錦江 にしきの里」です。

地元の人が育てた、旬の野菜や花、果物、豚肉など、新鮮な食材をお手頃価格で購入することができます。

季節によって多少価格に変動はありますが、安いときは「きゅうり」が3本で80円~、形が不ぞろいの袋詰めされた「人参」が1袋100円など、見ているだけでも楽しいです。
また、配送することもできますので、重くなってしまった場合も安心です。

特におすすめしたいのが、地元企業「花の木農場」でつくられている「ハンバーグ」と「餃子」です。
そこで飼育された豚を使った商品は、肉の甘みが生かされつつ、しっかりと味もついていて、子どもが大好きな味です。

疲れて帰宅したときも、焼くだけで完成する「餃子」は大助かりですよね。
地元の方がつくったお弁当も購入できるので、海を見ながら食べるのも至福のひとときですよ。
近くに飲食店が少ないので、安くて美味しいお惣菜やお弁当は要チェックです!
【道の駅「錦江 にしきの里」】
住所 | 鹿児島県肝属郡錦江町神川3306-18 |
電話番号 | 0994-22-0831 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
定休日 | 12/31~1/3 |
アクセス | 【電車】JR日南線「志布志駅」より約1時間 【車】東九州自動車道「野方IC」より約40分、垂水港から約40分、根占港から約15分 |
駐車場 | 30台(無料) |
URL | http://www.kinko-nishikinosato.com/ |