【全国】一人旅におすすめの温泉地ランキング
ゆこゆこネット利用者の声から「一人旅」にオススメの全国の温泉地をご紹介。温泉巡りもよし、自然いっぱいのパワースポット巡りもよし。一人で気ままに楽しめる温泉地がランクイン。
更新日:2024/12/2
日本一の規模を誇る別府温泉。別府、鉄輪、明礬、観海寺、亀川、柴石、堀田、浜脇温泉を「別府八湯」と呼ぶ。日本一の湧出量は1日約9万5728L。源泉数は約2850本。町のあちこちから湯煙が立ち上る。 共同浴場約170軒、宿は約1000軒。さらに、存在する11の泉質のうち放射能泉を除く10種類が湧く。阿蘇から島原へ続く火山活動によって生じた断層が、別府に豊富な温泉をもたらしたとか。その象徴が「別府地 獄めぐり」。 赤い「血の池地獄」や青い「海地獄」、白い「白池地獄」や間欠泉が豪快に噴き出す「龍巻地獄」、別名ワニ地獄とも呼ばれている「鬼山地獄」など、1000年以上も前から噴出しているという9つの“地獄”。別府の町を歩けば、自然の威力にひたすら圧倒される。
湯の湖北岸に位置し、奥日光の奥座敷といわれる温泉地。旅館街の奥には源泉小屋があり、ふつふつと湧き出る生きた温泉の姿を目にすることができる。「国民保養温泉地」にも指定され、環境の良さはお墨付き。 白根山、三岳など三方を山々に囲まれた静かな日光国立公園の中にあり、原生林が残る高原の自然を満喫できる。標高約1500mの高地は避暑にも最適で、大湿原「戦場ヶ原」をはじめ自然の魅力が満載。 ヒメマスやイワナが泳ぐ湯の湖は釣り場として人気が高く、スキー場やハイキングコース、アウトドアの施設も備わっている。大自然の中で心地良い汗を流した後は、乳白色の効能豊かな湯に浸かってさっぱりとリフレッシュしたい。
花巻市西部、豊沢川沿いに位置する花巻南温泉峡の一つに数えられる温泉。一軒宿「藤三旅館」で入ることができ、開湯は約600年前と伝えられている。宿主藤井家の遠祖が高倉山麓で木こりをしている時、岩窟から出てきた一匹の白猿が桂の木の根元から湧き出す泉で手足の傷を癒しているのを発見。 その後、「白猿の湯(俗名 桂の湯)」として一族が天然風呂として用いるようになったのが始まりとか。現在は、観光目的としてはもちろん、自炊部を持つ湯治場としても利用されている。作家・田宮虎彦が滞在し小説『銀心中』の舞台となったり、宮沢賢治の童話『なめとこ山の熊』では「腹の痛いものにも利けば傷もなおる鉛の湯…」とうたわれた名湯。 温泉郷の「郷」の字が「峡」と表記されているが、それは豊沢川沿いの峡谷にあるからだとか。温泉峡の中でも奥地に位置する、文学の薫り漂う峡谷の秘湯として人気を呼んでいる。
大阪から車で約60分、神戸の中心街から約30分の場所に日本最古の名湯が湧く。六甲の自然に囲まれた温泉街は、狭い坂道が入り組み風情たっぷりの「関西の奥座敷」。7つもの成分が含まれた効能豊かな温泉は日本三古泉の一つにも数えられる。 「日本書紀」にも記載が残る古湯で、温泉寺を建立した僧行基が温泉の基礎を築き、12宿坊を開いた僧仁西が中興。そして、有馬を愛し、ねねと共に何度も訪れた豊臣秀吉が大規模な改修工事に着手し、江戸時代末期には「有馬千軒」と謳われるほどの繁栄を誇った。 洪水、大火、震災と何度も危機を乗り越えてきた有馬の姿を見守った茶褐色の“金泉”と無色透明の“銀泉”。太古から変わらないお湯に、興亡の歴史をめぐらせてみるのもよい。
「足柄の土肥の河内に出づる湯の 世にもたよらに子ろが言はなくに」と、万葉集にも詠まれた古湯。 その発見伝説は1.湯河原の温泉で傷を治したたぬきが美女に化けて広めたという説、2.僧行基が流浪者のらい病を湯河原の温泉で癒してやると薬師如来が姿を現したという説、3.弘法大師が滝で足を洗ったらその水がお湯に変わったという説などが残っている。 江戸時代には湯治場としてにぎわい、江戸後期の温泉番付では「東の小結」に選ばれたとか。頼朝の秘話、二・二六事件などの舞台としても知られ、夏目漱石や島崎藤村を初め多くの文人、画家にも愛された湯河原。今も多くの人を魅了し続けている。湯河原梅林から見下ろす相模湾の眺望がすばらしい。
関東屈指の人気温泉地「鬼怒川温泉」。開湯は古く、江戸時代に日光詣の僧侶・大名のみが利用を許された由緒ある温泉地。明治時代の一般開放を経て、交通アクセスの便利さから関東有数の大型温泉地としての地位を確立。 周辺一帯が日光国立公園に指定されている鬼怒川の上流に広がり、その渓谷美を求めて、毎年多くの観光客が訪れる。鬼怒川温泉駅~鬼怒川公園駅までの約2㎞の間に鬼怒川を挟んで両岸に大型ホテル・温泉旅館が立ち並ぶ。 鬼怒川観光に欠かせないのは「鬼怒川ライン下り」。渓流沿いの奇岩や断崖絶壁、生い茂る新緑や紅葉を見上げる迫力は圧巻。急流や水しぶきなどスリル満点で、約40分間の船旅を船頭さんが愉しませてくれる。
温泉、渓谷、文学の町・塩原。尾崎紅葉が「山あれば岩あり、岩あれば必ず瀑あり、全峰にして名瀑」と称えた塩原渓谷の美しさは圧巻。四季を彩る花や木々に奇岩、70余りもの大小の滝と清流。 豪快さと繊細さが織りなす芸術を、遊歩道や日本一の吊り橋「もみじ谷大吊橋」などの個性豊かな吊り橋から鑑賞できる。そして、渓谷沿いに広がる「塩原十一湯」。昔ながらの素朴な温泉街あり、緑や乳白色、墨色などの温泉ありと秘湯、名湯が揃う。 紅葉の他にも夏目漱石、斉藤茂吉など多くの文人墨客が魅せられた塩原温泉。800年の歴史を持つ妙雲寺は、多くの文学碑が建ち「文学の森」と呼ばれる名所。目で見て肌で感じた塩原の魅力を、再確認できる。
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