【中国・四国】静かに過ごせる温泉地ランキング
ゆこゆこネット利用者の声から「静かさ・落ち着き」を基準に中国・四国のオススメの温泉地をご紹介。都会の喧騒から離れて、ゆったり静かに過ごせる温泉地がランクイン。
更新日:2024/12/2
中国自動車道「加計スマートIC」より車で約10分、アーチ式ダムでは日本で二番目の高さを誇る「温井ダム」を眼下に望む龍姫(りゅうき)湖畔に湯けむりを上げる温泉地。 程近くには、約1.5㎞の散策道や展望台が整う「自然生態公園」や、サイクリングセンターやバラ園、レストランなどの入った複合施設「龍姫湖のさと」などがあり、湖と高原の自然を満喫できるエリアとして人気。湯浴みの合間に足を延ばしてみるのも良いだろう。 また、国指定特別名勝「三段峡」や県内最高峰の「恐羅漢山」など、西中国山地を代表する自然景勝地も同町内にあり、観光名所には事欠かない。そして、アクティブに動いた後は温泉へ。湯船からこぼれる温泉とともに心地よい疲れが解きほぐれていくようだ。
中国横断道・尾道松江線「三刀屋・木次IC」より国道314号経由にて約70㎞、ヤマタノオロチが棲んでいたと伝えられる斐伊川の中流に1200年以上も湧き続ける古湯。 春の見事な吉野桜、夏の蛍や河鹿蛙、秋の紅葉、冬の雪明りと四季折々の景観美に溶け込むように温泉宿と共同浴場が建ち、大自然と湯に癒される湯治場として人気が高い。また、静かな山の風情は多くの文化人にも好まれた。 明治期の画家・田能村直入や岡本黄石などが長期にわたって滞在し、多くの作品を残していったという。周囲には、「温泉神社」をはじめ「八俣の大蛇公園」や「八本杉」など奥出雲の神話が今に息づく神秘的なスポットも点在。
東京から約5時間、大阪からは約2時間半で行ける秘境、祖谷。徳島県の西部に位置し、四国第二の高峰・剣山山系西側の平地が少なく急峻な崖地が多いという過酷な自然環境。 ここには国の天然記念物に指定された大歩危峡や県指定天然記念物の黒沢湿原、紅葉の名所・竜ヶ岳といった豊かな自然がある。また、四国霊場第66番札所である雲辺寺、平家落人伝説の残る祖谷のかずら橋など、歴史的文化遺産も多数。豊かな自然とともに観光も楽 しめるのが魅力。 祖谷渓谷の原生林の広がる絶景とともに山郷ならではの湯浴みを楽しもう。野趣あふれる露天風呂やジェットバス、よもぎ薬湯、塩サウナなど本格的な温泉施設が充実しており、静寂な空間のなか心温まる癒しの湯を堪能したい。
中国山地の真ん中、広島県と鳥取県と接する奥出雲町。比婆道後帝釈国定公園に指定されている自然豊かな町であり、公園内の船通山のふもとにあるのが斐乃上温泉である。 斐乃上温泉には2軒の温泉宿があり、日帰り温泉でも楽しむことができ、どちらも湯船から四季折々に移り変わる自然を体感できる施設がある。斐乃上温泉は日本三大美肌の湯の一つに数えられている温泉で、泉質はアルカリ性単純泉である。肌触りはヌルヌルとして化粧 水に包まれるような泉質は、特に女性に人気である。 奥出雲町内にある3つの温泉はいずれも美肌効果が高く「奥出雲美肌温泉郷」と呼ばれている。奥出雲町には仁多米、奥出雲そば、奥出雲和牛に舞茸・椎茸などの特産品が多くあり、体の中からキレイになれる栄養満点な旅を期待できる。
鳥取市には「鳥取10温泉」といわれるうちの4つが市内にあり、そのひとつが鹿野温泉だ。鹿野町は鹿野城の城下町として栄えた町で、約400年前の面影を残す古い町並みに、名所旧跡や土産物屋が広がっている。 温泉は古来より水田から温かい水が湧いていたが、幾度の掘削作業を経て「鹿野温泉」として正式に開湯したのは1953年のこと。開発された源泉は10あり、現在は9つを鳥取市が管理している。 数件の宿泊施設に日帰り入浴施設、さらに町内には2カ所も足湯が設置してあるので、歩き疲れたらちょっと足湯に浸って休憩を。江戸時代にタイムスリップしたような町並みで思う存分散策を楽しみたい。
伝統的建造物群保存地区にも指定されている。独特な赤瓦と黒瓦でデザインされた「石州瓦」を屋根に敷き詰めた家屋が立ち並ぶ町並みはどこか昔懐かしい雰囲気たっぷり。 また、温泉の湧き出す温泉津は「やきものの里」としても知られ、江戸時代から「温泉津焼」として伝わる。日本最大級といわれる登り窯があり、年に2回春と秋の「やきもの祭り」には火入れを行い、窯出し後、即売される。 周りには3軒の窯元がありそれぞれ個性のある作品を制作している。
鳥取県と兵庫県の県境に連なる扇ノ山、氷ノ山山系の北北西の山麓にある温泉地。中国山地に源を発する清流・蒲生川沿いに3軒の旅館が建ち、温泉街を形成。穏やかで素朴な情緒が漂い、昭和48年には「国民保養温泉地」にも指定された。 約1200年の歴史を誇り、「湯かむり」という頭に手ぬぐいを乗せ柄杓で湯をかむるという珍しい風習が江戸時代から伝わる。この風習に欠かせないのが、「湯かむり唄」。 「岩井八景づくし」「芸題づくし」「忠臣蔵づくし」などの形式があり、いずれも数え歌で長いものでは100番までもあるとか。名調子にひかれていつまでも楽しく湯につかっていられることだろう。
歴史は古く江戸末期に発見されて以来、「美人の湯」として名が知られているばかりか、泉質は日本 一といわれるほどの美又川沿いに湧くトロトロ温泉。 温泉のある金城町は近代新劇の父といわれ、『カチューシャの唄』の作詞をした島村抱月の誕生の地。春はつつじ鑑賞、夏は海水浴、秋は紅葉、冬はスキーに訪れる人々で賑わいを見せる 。 四季折々の楽しみ方ができるのも嬉しい。車で約40分のところにある「石見海浜公園」は「日本快水浴場百選」にも選ばれた美しい海水浴場だ。レジャーを満喫したあと、日本一と呼ばれる泉質の温泉で、ゆったりと疲れを癒したい。
高知市より国道55号線を東に約30㎞ほど。「よさこい温泉」は琴ヶ浜と美しい太平洋の景色を見下ろす高台に建つ、総合リゾートホテル「土佐ロイヤルホテル」に湧く温泉。地下1000mから湧出される湯は、高 知の「よさこい祭」にちなみ名付けられた。 付近には言わずと知れた幕末維新の英雄坂本龍馬の生涯を紹介した「創造広場アクトランド内龍馬歴史館」や、龍馬の妻おりょうとその妹である君江の像などの、観光名所も点在 する。 龍馬ゆかりの地をゆっくりと散策した後は、美しい景色を眺めながら温泉に浸かり、龍馬が生きた激動の時代に思いを馳せるのも一興。南国土佐の熱い心意気を思わせる湯に浸かれば、ぽかぽかと身も心も芯まで温まるだろう。
中国自動車道「小月IC」より車で約30分、粟野川支流の一の俣川沿いに湯けむりを上げる素朴な山里の温泉地。別名「関門の奥座敷」と呼ばれ親しまれている。近年では年間20万人もの湯治客が訪れる温泉地に成長した。 人気の秘訣は、春の新緑、初夏のホタル、秋の紅葉、冬の雪化粧など、豊かな自然が見せてくれる四季折々の表情と良質の湯。特に初夏のホタルの乱舞は全国的にも有名で、ホタル鑑賞のバスツアーやホタル舟の運航なども予定されている。 また、山の幸と海の幸を同時に味わえるのも魅力のひとつ。特に冬場は名物の「いのしし鍋」や下関の「ふぐ料理」の美味しい季節となるため、それを目当てに訪れる旅行客も多い。温泉と食、充実した観光を楽しむために、一度は訪れる価値がありそうだ。
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